JH-7Aとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 07:39 UTC 版)
「JH-7 (航空機)」の記事における「JH-7A」の解説
2004年、新型のJH-7Aが配備された。レーダーの改良、ハードポイントの追加、航法装置の改善、レーザー誘導爆弾及びYJ-91対レーダーミサイルと対艦ミサイルYJ-8及び対地型YJ-85巡航ミサイルの運用能力を得た。国産の対艦ミサイル、対地巡航ミサイル、対レーダーミサイルを運用できる能力は、Su-30MKKもJ-8H/Fも持っておらず両機ともYJ-91対レーダーミサイル/対艦ミサイルを運用できるだけなので、現代においてなお中国空軍にとり重要な意義を持つ機体である。JH-7が少数生産に終わったため初の大量生産型となる。 なお、この機体の戦闘行動半径を1650kmとする資料があり、それに基づいて「九州空爆ができる航続性能を持つ」とする記述がしばしば見られる。しかしこれは、同じエンジンを装備し機体規模の近いブリティッシュ・ファントムの数値に比して極端にかけ離れており、ブリティッシュ・ファントムを含むF-4シリーズより1世代後の機体であるF-15をさらに改良・発展させたF-15Eすら上回る数値であるため、信憑性には疑問がある。
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