Matrox Ultima, Impressionとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

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Ultima (ウルティマ) およびImpression (インプレッション) は、カナダのMatrox社が同社のグラフィックカードのシリーズであるMGAシリーズの処女作として発表したPC用ビデオカードのシリーズ名である。 本項では同シリーズ、ならびに関連製品について取り扱う。

_ultima_は「究極」を[_要出典_]、_impression_は「感銘」を、それぞれ意味する英単語である。

Ultima(MGA-I)

UltimaはビデオチップとしてMGA-I(IS-ATLAS)を搭載するグラフィックスアクセラレータである。175MHzまたは200MHzのRAMDACを1基統合している。64bitのメモリバスを持ち、ビデオメモリとして64bitで接続されたSGRAMを4MBまでサポートする。インターフェースはISAまたはPCIもしくはVESA

Windows 3.1時代のチップで、後のMatrox Millenniumシリーズに続く記念すべきチップ。ハイエンド向けで当時最速だったS3 86C928を凌ぐほどの高性能で、当時の世界最速の称号を手にした。なお3D性能も一応持っているものの独自仕様で、Direct3Dなどには非対応である。

Ultimaシリーズ

Ultima (MGA-ULT/2/A, MGA-PCI/2, MGA-VLB/2)

Ultimaシリーズの基本モデル。135MHzのRAMDACを搭載している。インターフェイスはISAまたはPCIもしくはVESA。メモリ容量はSGRAMを2MB。

Ultima Plus (MGA-PCI/2+, MGA-VLB/2+, MGA-PCI/4, MGA-VLB/4)

Ultimaシリーズのハイエンドモデル。175MHzのRAMDACを搭載している。インターフェイスはPCIまたはVESA。メモリ容量はSGRAMを2MB(オプションで4MBに増強可)または4MB。

Ultima Plus 200 (MGA-PCI/4/200, MGA-VLB/4/200)

Ultimaシリーズの最上位モデル。200MHzのRAMDACを搭載している。インターフェイスはPCIまたはVESA。メモリ容量はSGRAMを4MB。

Impression(MGA-II)

ImpressionはビデオチップとしてMGA-II(IS-ATHENAまたはIS-HELENA)を搭載するグラフィックスアクセラレータである。175MHzまたは220MHzのRAMDACを1基統合している。64bitのメモリバスを持ち、ビデオメモリとして64bitで接続されたSGRAMを4MBまでサポートする。インターフェースはISAまたはPCI

MGA-Iから3D機能を省いたハイエンドモデルであり、業務向けカードに搭載された。

この製品から増設メモリモジュールの拡張スロットが設けられているのが特徴である。

Impressionシリーズ

Impression Lite (MGA-IMP/LTE)

Impressionシリーズの基本モデル。チップはIS-HELENA。175MHzのRAMDACを搭載している。インターフェイスはISAまたはPCI。メモリ容量はSGRAMを2MB(オプションでの増強不可)。

Impression Plus (MGA-IMP+/P)

Impressionシリーズのハイエンドモデル。チップはIS-ATHENA。175MHzのRAMDACを搭載している。インターフェイスはISAまたはPCI。メモリ容量はSGRAMを2MB(オプションで4MBに増強可)。

Impression Plus 220 (MGA-IMP+/P/220)

Impressionシリーズの最上位モデル。チップはIS-ATHENA。220MHzのRAMDACを搭載している。1600×1200ドット(24bitカラー)表示時であっても85Hzのリフレッシュレートを確保可能。インターフェイスはISAまたはPCI。メモリ容量はSGRAMを2MB(オプションで4MBに増強可)。

関連製品

Ultima,Impression VRAM Add-on Module (MGA-MOD/2MB/1)

Ultima,Impressionシリーズ用の2MBの増設メモリモジュール。本体側の専用ソケットに差し込んでビデオメモリを増設できる。

となっている。

形態の変遷

Ultima PlusおよびImpression Plusのカードの形態は、製造時期により一見別製品に見えるほど3度にわたり形態の大きな変遷をたどっている。これはユーザーの増設モジュールの扱いやすさとPC本体の小型化に対応したものである。

最初期

横長の大型基板にメモリチップが8個*2列の平面に並び、2MB版は増設メモリチップを空ソケットに1個ずつ手で埋め込む形態

中期

メモリ部の横幅が4個*2列に半減されて大幅に小型化され、2MB版は4個*2列の増設メモリモジュールを本体に重ねて差し込む形態

最後期

メモリの1個当たりの容量が倍増し4個*1列に半減してさらに小型化され、2MB版は4個*1列の増設メモリモジュールを本体に重ねて差し込む形態

最後期のデザインは次のMillenniumシリーズやMystiqueシリーズへと踏襲された。

仕様表

| チップ名 | インターフェース | メモリ | 出力 | 代表製品 | 備考 | | | | ------ | ------------------ | ---------- | -- | ---- | ------ | ------ | | | 搭載 | バス幅 (bit) | 最大 容量 (MB) | | | | | | | MGA-I | PCI or ISA or VESA | SGRAM | 64 | 4 | アナログ×1 | Ultima | | | MGA-II | PCI | Impression | | | | | |

関連項目

外部リンク