Mrubyとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

mruby

作者 まつもとゆきひろ
開発元 まつもとゆきひろ
初版 2012年4月20日 (12年前) (2012-04-20)
最新版 3.3.0 / 2020年2月14日 (4年前) (2020-02-14)[1]
リポジトリ github.com/mruby/mruby
プログラミング言語 C言語Ruby
対応OS クロスプラットフォーム
種別 Rubyインタプリタ
ライセンス MITライセンス
公式サイト mruby.org
テンプレートを表示

mruby (エムルビー) は、組み込みシステム向けの軽量なRuby言語処理系である[2]。このプロジェクトはRubyの開発者であるまつもとゆきひろがリーダーを務めており、100人以上がこのプロジェクトに貢献している。

機能

mruby 1.0ではRuby 2.1のコアAPIをサポートしているが、標準ライブラリはサポートしていない。 mrubyは基本的なRubyコードの実行に加えて、LuaのようにC言語C++に簡単に組み込むことができるようになっている。

mrubyは「ISO/IEC 30170:2012」に準拠することを目標としている[2]

C言語からmrubyを呼び出す場合

#include <stdio.h> #include <mruby.h> #include <mruby/compile.h>

int main(void) { mrb_state *mrb = mrb_open(); char code[] = "5.times { puts 'mruby is awesome!' }";

printf("Executing Ruby code with mruby:\n");
mrb_load_string(mrb, code);

mrb_close(mrb);
return 0;

}

以下のコマンドでコンパイルと実行ができる[3]

$ cc example.c -lmruby -lm -o example $ ./example

プリコンパイルされたバイトコード

mrubyにはmrubyバイトコードを実行するための最小限の仮想機械が組み込まれている。

$ mrbc test.rb $ mruby -b test.mrb

最初のコマンドはRubyコードをmrubyバイトコードにコンパイルを実行し、「test.mrb」というファイルが生成される。このファイルはmrubyインタプリタにコマンドライン引数として「-b」を渡すことで実行することができる[4]

脚注

  1. ^Tags · mruby/mruby · GitHub”. GitHub. 2024年8月25日閲覧。
  2. ^ a bmruby”. mruby.org. 2019年9月25日閲覧。
  3. ^Getting Started With Mruby”. 2018年7月19日閲覧。
  4. ^An Introduction to Mini Ruby”. 2018年7月19日閲覧。

関連項目

外部リンク

Ruby
実装 MRI / YARV IronRuby JRuby MacRuby(英語版) MagLev(英語版) mruby mruby/c Rubinius(英語版) RubyMotion(英語版
IDE Komodo(英語版NetBeans RadRails RubyMine(英語版
アプリケーション Capistrano Chef Hiki Homebrew irb Joruri mobileimap Puppet Rake Redmine RSpec(英語版RubyGems Sass tDiary 影舞 島根県CMS
ライブラリフレームワーク AspectR eRuby (RHTML) Merb Padrino Cocoa (API)RubyCocoa Ruby on Rails Shoes Sinatra Star Ruby QtRuby
サーバソフトウェア mod_ruby(英語版) Mongrel(英語版Phusion Passenger (mod_rails/mod_rack) Rack(英語版WEBrick
その他 Document format RubyKaigi Rubyアソシエーション Rubyライセンス まつもとゆきひろ
カテゴリ コモンズ ウィキブックス