PackBitsとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 20:51 UTC 版)
ところが、この方法では逆に連続するデータの圧縮率が低下する場合がある。次の例では、全体としては圧縮率が上がっているが、前半の連続するデータの部分の圧縮率は下がっている。 元のデータ AAAABBCCCCCCDEFG = AAAA BB CCCCCC DEFG 通常の符号化方法 A4B2C6D1E1F1G1 A4 B2 C6 D1E1F1G1 上記の符号化方法 AA2BB1CC3DEFG AA2 BB1 CC3 DEFG そこで、このような圧縮率の低下を回避するため、連続しないデータが見つかった場合は、連続するデータが現れるまでの長さを記録していくことにする。先の例に適用すると、次のようになる。 元のデータ AAAABBCCCCCCDEFG = AAAA BB CCCCCC DEFG 符号化したデータ 4A2B6C-4DEFG 4A 2B 6C -4DEFG - が付いた(負の)長さデータは連続しないデータの長さを表し、この例では「"A" が4、"B" が2、"C" が6ずつ続き、圧縮できない "DEFG" の4文字がある」と符号化されたことになる。この方法をPackBitsと言い、TIFFやPICTなどで使われている。
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