PyBOPとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

PyBOP
IUPAC名((1_H_-_b_enzo[d][1,2,3]triazol-1-yl)oxy)tri(pyrrolidin-1-yl)phosphonium hexafluorophosphate(V)
識別情報
CAS登録番号 128625-52-5
SMILES c1cccc5c1nnn5O[P+](N2CCCC2)(N3CCCC3)N4CCCC4
特性
化学式 C18H28N6OP•PF6
モル質量 520.39 g/mol
外観 白色結晶
融点 150 °C
危険性
主な危険性 刺激臭
Rフレーズ R36 R37 R38
Sフレーズ S26-36
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

PyBOP は、ペプチド合成に用いられる脱水縮合剤のひとつ。ヘキサフルオロリン酸(ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムのことで、"PyBOP" はドイツのメルク社の登録商標[1]。PyBOP は BOP の誘導体のひとつで、BOP が反応後に毒性の HMPA を出してしまう欠点が、PyBOP では避けられる。

脚注

  1. ^ カルボジイミドを超えたメルクの縮合剤 - メルク バイオインサイト No. 46