「RACING」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

競走(きょうそう、: race レース、あるいは: racing レーシング)とは、一定距離を走り、その速さを競うことである[1][2]

概説

「競走」を字義通りに解せば「走りを競うこと」となる。走るものであれば何でも、たとえば馬や自動車でも一定距離走ってその速さを競えば競走やレースという。

なお「その速さを競う」と言っても、通常あらかじめ一定距離を定めておき、ゴールに到着した順番(着順)や、かかった時間で、順位を決める。(通常「競走」というのは、途中の瞬間的な最高速を測定して比べるものではない)

なお速さを比べるには、いくつもの方法がある。

具体例

次に示すように、さまざまな競走(レース)がある。

補足

公営競技の競走は、1回の競い合いも、それを複数回まとめたものも競走やレースと呼ぶ。このため、競走がどちらの意味で用いられているか注意する必要がある。前者の意味としては「1つの公営競技場では1日に最大で12の競走が行われる」といった用法になり、後者の意味としては「1つの公営競技場では数日間連続で1競走が開催される」といった用法になる。

開催

公営競技においては、数日間に亘る競走をまとめて開催(かいさい)という単位で呼ぶ。各公営競技の法令により、1つの公営競技場では年間開催数、および1開催の日数が決められている。

また、開催を数える単位には(かい)が用いられる。例えば「第2回第3日」といえばその年に開催された第2回目の開催の3日目であることを表す。

公営競技における1開催は、日数をさらに何日間かに分割して行われるが、その分割された日数間の競走をまとめて(せつ)と呼ぶ習慣がある。ただしこれは法令において正式に定義された用語ではない。

競輪競艇オートレースにおいては1節を1つの大会と捉えて、節内のチャンピオンを決定する方式(勝ち上がり方式、トーナメント方式ともいう)で行われている[3] が、競馬においては同一開催内で複数回出走することは稀であるため[4]、1つの開催を1つの大会と捉える概念が存在しない。

脚注

  1. ^ デジタル大辞泉
  2. ^ 新村出編『広辞苑』第5版「競走」
  3. ^ オートレースにおいて、勝ち上がり方式が全開催で実施されるようになったのは1975年の4月より。それまでは競馬のような単発式の開催も行われていた(オートレースマガジン 2004年5月号より)。
  4. ^ ただし競馬もかつては1開催に複数回出走を前提とした競走も行われていた。