RLV-TDとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

RLV-TDReusable Launch Vehicle-Technology Demonstrator 再使用型ロケット技術実証機)は、インド宇宙研究機関が開発中の再使用型宇宙往還機 (RLV) の先行試験機。

概要

完全再使用型二段式宇宙輸送機 (TSTO) を実現する為の第一段階として開発された。この目的の為に有翼再使用型ロケット技術実証機 (RLV-TD) が設定された。RLV-TDは極超音速飛行や自動着陸、エア・ブリードサイクルエンジンを用いた巡航飛行や極超音速飛行の試験機として数々の試験が予定され、2016年5月23日午前7時にサティシュ・ダワン宇宙センターから全長6m程度の無人の試験機が打ち上げられ、弾道飛行に成功した。高度65000mに到達後、ベンガル湾に着水した[1]

Hypersonic Flight Experiment (HEX)、Landing Experiment (LEX)、Return Flight Experiment (REX) とScramjet Propulsion Experiment (SPEX) の4回の飛行が予定される[2]

RLV-TDは全長6.5m、重量1.75 トンで大気圏再突入時に高温に曝される前頭部は炭素繊維強化炭素複合材料を使用して機体の下部は600枚のタイルで被覆され、垂直尾翼と方向舵、主翼前縁は15CDV6、エレボンはTi6Al4Vを使用しており、機体上部は柔軟性のある耐熱繊維で被覆され、RLV-TDは直径1m、重量9トンの固体ロケットブースター (HS9) の上部に搭載されて発射され、発射後90秒間で高度およそ70kmに到達する[2]。その後、ブースターが分離され、RLV-TDは極超音速で大気圏に突入する。テレメトリで取得された極超音速での飛行時の飛行特性のデータは将来の実物大のRLVに反映される[2]。RLV-TDには着陸装置や着陸誘導装置は備えられておらず、ベンガル湾に着水する[2]

この試験では機体の回収は想定されていない。

脚注

  1. ^ インド版スペースシャトル 試験打ち上げに成功
  2. ^ a b c d India successfully launches Reusable Launch Vehicle demonstrator mission

関連項目

外部リンク

スペースプレーン
カナダ ダ・ヴィンチ・プロジェクト
中国 再使用可能実験宇宙機 中国のスペースプレーン計画(英語版) シェンロン (宇宙船)(英語版
ヨーロッパ キャンセル 大気圏再突入実験用スペースプレーン(英語版) ブリストル・エアロスペース(英語版) ファルケ (宇宙船)(英語版エルメス ホッパー HOTOL BACマスタード(英語版Orizont スイス・スペース・システム(英語版ジルバーフォーゲル ゼンガーII 歴史的 IXV 開発中 エアバス・ディフェンス・アンド・スペースプレーン(英語版スカイロン スペース・ライダー(英語版) スペース・ライナー(英語版
インド キャンセル AVATAR 開発中 RLV-TD 極超音速飛行実験(英語版
日本 HYFLEX/OREX/ALFLEX HOPE 有翼式再使用型観測ロケット(英語版ヤマト (宇宙船)
ソ連 / ロシア BOR-4 BOR-5 ブラン コスモポリスXXI(英語版) ケルディッシュ・ボンバー(英語版クリーペル ツィビンRSR(英語版) LKS (宇宙船)(英語版MAKS・スペースプレーン RAKS (Tu-444/2000) MiG-105 Zvezda (Tu-136/139)
アメリカ 活動中 ボーイング X-37 歴史的 ノースアメリカン X-15 アセット (宇宙船)(英語版マーティンX-23プライム スペースシップワン スペースシャトル (計画, シャトル・ミール計画) キャンセル クライスラー SERV(英語版DARPA FALCON計画 マーティン・マリエッタ・スペースマスター(英語版X-20 ダイナソア オービタル・サイエンシズ X-34 ロックウェル X-30 (NASP) ロッキード・マーティン X-33 NASA X-43 シルバーダート (宇宙船)(英語版HL-20 HL-42 (宇宙船)(英語版ロケットプレーンXP ベンチャースター ブラックホース (ロケット)(英語版NASA X-38 リンクス ゼラス プロメテウス DARPA XS-1 開発中 ドリームチェイサー スペースシップツー スペースシップ III ラディアン・エアロスペース(英語版) ブラックプロジェクト ブラックスター (宇宙船)(英語版) ブラック・トライアングル (UFO)(英語版X-41 コモンエアロビークル オーロラ 軍事用空飛ぶ円盤
関連 再使用型宇宙往還機
再使用型打ち上げシステム
部分的再使用 現役 ファルコン9ブロック5 ファルコンヘビー 開発中 アムール アリアン6 (エンジン) ヴァルカン (エンジン) エレクトロン ニューグレン ニュートロン 長征 6号X 8号R 退役 スペースシャトル ブラン 中止 MAKS XS-1 アレスI アレスV サターン-シャトル(英語版バイカル・ブースター ファルコン1e ホッパー シャトル-C エルメス
完全再使用 現役 スペースシップツー ニューシェパード 開発中 スカイロン スターシップ 退役 X-15 スペースシップワン 中止 AVATAR HOTOL K-1 X-30 X-33 エネルギア II ベンチャースター リンクス 再使用観測ロケット
宇宙空間に到達するものの弾道飛行のみ可能なシステムは小文字で表記。