Rose_Garden_(宝塚歌劇)とは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

ロマンチック・レビュー[1]Rose Garden』(ローズ・ガーデン)は、宝塚歌劇団雪組[1]で上演されたレビュー作品。23場[1]

併演作品は『愛 燃える[1]

概要

この作品はロマンチック・レビュー第14弾で、バラをテーマに取り扱っている。地球上で最も美しく愛されているバラにまつわる物語や歴史が散りばめられ、男役トップスター(主演男役)の轟悠の雪組生として、またトップ娘役(主演娘役)月影瞳の宝塚歌劇団における最後の作品となった。作・演出は岡田敬二[1]

公演期間と公演場所

場面

第一章[4] オープニング

イギリス風のローズ・ガーデンをモチーフにしたセットの場面。薔薇の精たちが踊る。

第二章[4] 薔薇戦争

ヨーク家のアンドリュース王子とランカスター家のマリアンヌ姫が両家の争いの犠牲で命を落とす。ヘンリー・チューダー7世が2人をロミオとジュリエットのように結ばせる。

第三章[4] バラの露(シークレット・ガーデン)

パックが媚薬「バラの露」の効用について歌う。美の女神・アフロディテ(ヴィーナス)が誕生。そこにアラビアの王子が登場。パックが2人にいたずらをする。

間奏曲(一)[4]

「ローズ・ガーデン」を青年が歌う。

第四章[4] パッション・ローズ

黒バラのゴンドラの上で歌手が歌う。「ラ・ロジータ」に変わり、男と女が激しく甘い恋のダンスを踊る。「ジェラシー」で華やかな歌と踊りが繰り広げられる。

間奏曲(二)[5]

一人の青年が、大都会での孤独な人生について歌う。

第五章[5] ダンシング・ローズ

大都会の孤独な秋。一人の青年が乾いた愛を取り戻そうと祈りを込めて踊る。

第六章[5] 冬から春へ

冬、雪と氷に閉ざされた空間。一人のアイスバーグの歌手が青春の日を思い出して歌う。アイスバーグは吹雪の中に消える。しかし、吹雪の中からゴールデンハートが現れ、春の光の中で愛が復活し、その象徴であるバラが咲くことを信じていると歌う。

第七章[5] ローズ・バド

「バラのタンゴ」を青年達が歌う。「ラ・ヴィオレテラ」に変わり、バラの蕾のロケットダンサー達が踊る。

第八章[5] フィナーレ

白バラの紳士・淑女がデュエットを踊る。やがて、パレードになる。

出演者

他、宝塚歌劇団雪組生徒

スタッフ

氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。

脚注

  1. ^ a b c d e f 90年史 2004, p. 130、147.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 90年史 2004, p. 130.
  3. ^ a b c d e 90年史 2004, p. 147.
  4. ^ a b c d e 岡田レビュー 2009, p. 175.
  5. ^ a b c d e 岡田レビュー 2009, p. 174.

参考文献

関連項目

外部リンク