Socially necessary labour timeとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

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社会的必要労働時間

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/10/18 04:33 UTC 版)

社会的必要労働時間(しゃかいてきひつようろうどうじかん、英語:social necessary labor-time)とはある商品を生産するために社会的・平均的に必要な労働時間であり、これによってその商品の持つ価値が規定される。これは「価値法則」と呼ばれる。

具体例

ある社会に鉄鋼産業のABC三つの会社があるとする。A企業は鉄1トンを5時間で生産する能力を持ち合計で100トンを生産し、B企業は鉄1トンを10時間で生産する能力を持ち合計で300トンを生産し、C企業は鉄1トンを15時間で生産する能力を持ち合計で100トンを生産する場合を仮定する。 この社会の社会的必要労働時間は以下のように求められる。

(5(A企業の鉄1トンを生産する時間)×100(A企業が生産する合計)+10×300+15×100)/(100+300+100)=5000/500=10

すなわち、鉄1トン当たりの社会的必要労働時間は10時間であると分かる。

関連項目

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「Socially necessary labour time」の例文・使い方・用例・文例