「consent」の意味や使い方わかりやすく解説 Weblio辞書

別表記：コンセント

「consent」とは、同意することや承諾することなどを意味する英語表現である。

「consent」とは、動詞で「同意する」「承諾する」「従う」などを表わす。また「同意」「承諾」「賛成」を意味する名詞として使われ、意見や感情の「一致」という意味合いも持つ。例えば、飲食店などでスマホの充電をしたい時「consent使っていいですか？」という客の要望に対して店員が承諾するイメージだ。覚え方として「consent使っていいよ」と頭に入れておくと、「同意」「承諾」などの意味を把握しやすい。

「consent」の発音記号は「kənsént」と表わし、カタカナ読みすると「カァンセェントゥ」となる。日本語では「コンセント」と言うが、実際にはアクセントが「sé」の箇所にあり、続く「n」と合わせて「セェン」と発音するので注意したい。

「consent」の語源は、もともとラテン語で「共に」を意味する「con-」と、「感じる」「意見を持つ」を表わす「sentio」から来ている。これらを組み合わせて「共に感じる」という原義が誕生した。ここから解釈が広がり、現在使われている「同意する」「承諾する」などの意味合いを持つようになったと考えられる。

「agree」と「consent」は、どちらも「同意する」という意味があるが、そのニュアンスに違いがある。「consent」は相手の意見や要望を受けて、それに対し理知的な判断で「同意する」という意味だ。一方「agree」は、相手が持っている意見と自分が持っている意見が一致しているという意味での「同意する」を表わす。つまり、元から同じ意見を持っているのが「agree」、相手の意見を受けて同じ意見を持つ・承諾するのが「consent」というように分けることができる。この場合「consent」には「同意しない」という選択肢も考えられる。

「age of consent」とは、「承諾年齢」「性的同意年齢」を表わす法律用語である。結婚や性行為に対して自分で判断することができると見なされる最低年齢を意味しており、国や地域によってその下限は異なる。

「by consent」とは、「同意により」「合意による」などを意味する英語表現である。例えば「by consent of～」で「～の承諾を得た上で」のように使う。また「by general consent」「by mutual consent」など、形容詞と組み合わせた慣用句として使うことも多い。

「consent order」とは、「同意審決」を意味する法律用語である。違反した当事者が罪や過失を認めて是正する代わりに、原告側は訴訟に発展させないことに合意する取引を表わす。

「parental consent form」とは、「親権者同意書」のことを表わしている。契約者が未成年の場合、親権者が契約の締結に同意することを示した証明書を「parental consent form」という。

「consent form」とは、「同意書」という意味の英語表現である。例えば「parental consent form」のように、日常の様々なシーンで利用され、相手や事柄に対して同意している旨を示した証明書のことを表わしている。

「informed consent」とは、「説明を受けて納得した上での合意」を意味する言葉である。主に医療分野で医師が患者に対して病気や容体の説明を行い、投薬や手術の方向性を示して患者の同意を得るプロセスを表わすことが多い。

「age of consent Japan」とは、「日本の性的同意年齢」を表わす英語表現である。日本では青少年保護育成条例によって18歳未満との性的行為は処罰の対象となるが、「性的同意年齢」については刑法の規定で男女とも13歳以上と設定されている。

・In Japan, sexual acts with people under the age of 18 are subject to punishment, but the age of sexual consent is 13.日本では 18歳未満との性的行為は処罰の対象だが、性的同意年齢は13歳だ。
・Her father initially did not consent to her return to her parents' house.彼女の父親は当初、彼女が実家に戻ることに同意しませんでした。
・By mutual consent, a formal meeting was decided on the 10th of next month.相互の同意により、正式な会議が翌月 10日に決定されました。

（2023年 2月14日更新）