「lifeline」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

英語:lifeline

「ライフライン」の基本的な意味

「ライフライン」とは、「生活を送るうえで最低限必要な設備」を表す言葉である。

日本においては主に生活の基盤となるインフラ設備を指す総称として用いられている。具体例として、電気・ガス・水道下水道などの健康を維持する上で必要不可欠公共公益設備や、非常時において不可欠なインターネットなどの通信設備災害時飲食物物流使用される鉄道道路などの公共交通機関がある。このようなインフラ設備英語では一般的に、「Utilityユーティリティ)」「public utilities(パブリックユーティリティーズ)」などが使用されるが、災害発生時インフラ設備を指す場合専門用語として、「lifeline」が用いられる

「ライフライン」の語源・由来

「ライフライン」は、英語の「lifeline」に由来し救命胴衣浮き輪などに繋がれた紐や縄などの「救命ロープ」、潜水夫船乗りに繋ぐ紐や縄などの「命綱」を指している。

日本では、「ライフライン」が用いられる前は、生命線などがその役割担っていた。阪神淡路大震災直後から、「電気・ガス・水道電話」などを総括して表現する言葉としてマスメディア扱われるようになり、急速に日本広まっていった。この事から生命線単独事柄例えば「生命線となる電力線」や「企業生命線となる人材」などに使われるよう分担された。

「ライフライン(ゲームのキャラクター)」とは

ゲームキャラクターとしての「ライフライン」とは、バトルロイヤルゲームエーペックスレジェンズ」に登場している操作可能ゲームキャラクターである。2021年にはプレイヤー数が1憶7500万人超えeスポーツ行われている。多く操作可能なキャラクターがおり、「エーペックスレジェンズ」ではこれらを「レジェンド」と独自に呼んでいる。

「ライフライン」は、味方蘇生し敵味方関係なく自動的に回復ができるキャラクターである。また味方装備強化できる「ケアパッケージ」といわれるものを使用できる。「エーペックスレジェンズ」では様々なスキンといわれるキャラクター装備見た目変更できる機能がある。ライフラインの頭の上団子状2つ結んだヘアスタイルスキンなどが、青山テルマ本人酷似していると話題になった青山テルマ本人もこれを認めており、SNS上で話題となっていた。

「ライフ・ライン(テレビ番組)」とは

「ライフ・ライン」は、1980年より、タイトルなどを変えながら日本各地民放テレビ局を放映しているキリスト教キリスト福音伝えプロテスタント伝道番組である。タイトルは「世の光」、「生きる」、「見えますか、愛」、「PTLクラブ・主をほめよ」と変遷し、現タイトルの「ライフ・ライン」は1986年からである。

「ライフライン」の使い方・例文

エネルギー設備水道設備のライフラインにはいつかは壊れることを想定してフェイルセーフ機構採用された。
・最も主要な産業である漁業島民のライフラインである。
現代におけるライフラインの中心インターネットである。
水道などのライフラインが寸断され場合、池などのなどが利用できる
電力逼迫によりライフラインの維持危ぶまれる

「ライフライン」と「インフラ」の違い

インフラ」とは「インフラストラクチャー」を略した言葉で、英語の「infrastructure」に由来している。意味としては「基礎」を指している。和製英語として、日本では社会基盤経済基盤などを指す言葉として用いられており、電気・ガス・水道下水道なども含めている。このように「ライフライン」と同様の意味が多くあるが、「ライフライン」は「生活を送るうえで最低限必要な設備」を指す限定的な言葉なのに対して、「インフラ」は、「社会生活持続させ、発展させるための設備」を指す広範的な言葉である。また「ライフライン」は「生活インフラ」、「社会インフラと言い換えることもある。

「ライフライン(エッセンシャルワーカー)」とは

エッセンシャルワーカー」とは、人間社会生活維持する上で不可欠なライフラインに従事している労働者の事を指している。新型コロナウイルス感染症の影響により世界中で外出自粛ロックダウン求められその中で病院などの医療電気水道などの公共事業物流飲食店など勤務する労働者注目集まり、「エッセンシャルワーカー」という言葉広まった

2022年12月5日更新