「make a difference」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:メイクアディファレンス
「make a difference」とは、「違いを生む」「区別する」「差をつける」「変化をもたらす」などのように違いを作り出したり変化をつけたりすること全般を指す英語表現である。
「make a difference」とは・「make a difference」の意味
「make a difference」は、「違いを生む」と直訳できる英語の熟語である。この熟語の最も特筆すべき点は、文脈に応じて様々な意味を持つことと言える。列挙するだけでも、「重要である」「改善する」「貢献する」「区別する」「差をつける」「影響する」など多岐にわたる。これらの意味は、「(違いが生まれるほど)重要である」や「(違いを生むことで)区別する」、「(はっきりと相違点が生まれるほどに)影響する」など、「違いが生まれる」ことに関連したものと言える。
「make a difference」の語源
「make a difference」は、「作る」や「組み立てる」を意味する動詞の「make」と、「違い」や「差異」を意味する名詞の「difference」を組み合わせて成り立っている。「difference」を「make」する、即ち「違いを作る」ことがこの熟語のコアとなる意味と言えるだろう。
「make a difference」の発音・読み方
「make a difference」の発音は「メイクァディフレンス」となる。全体を通して見た場合、「ディ」が最も強く読まれることとなる。不定冠詞の「a」は「make」の直後に軽く読むのがコツである。「クア」と区切って読むよりも「クァ」と一音で読む方がネイティブに近い発音となるだろう。
「make a difference」の覚え方
「make a difference」の意味を覚える際には、全てコアの意味となる「違いを生む」に関連付けて覚えるようにすると良い。例えば、「『違いを生む』から『区別する』ことができるようになる」、「従来との『違いを生む』ことが『改善する』ことに繋がる」、などのように「違いを生む」ことの効果や「違いを生む」ことの理由として覚えるとスムーズに意味が把握できる。よって、「違いを生む」という意味をまず押さえておいた上で、それ以外の意味を理屈をつけて覚えていけば自由自在な応用が可能となる。
「make a difference」の類語
「make a difference」の類語は意味ごとに存在する。例えば「影響する」は「affect」や「influence」、「重要である」ならば「matter」や「be of importance」が該当する。「違いを作る」「差をつける」という意味であれば、「give a rating」という表現も類語と言えるが、こちらはどちらかというと「格付けをする」というニュアンスであり、相対的に他との違いを作る「make a difference」とは違い、絶対的かつ定量的な「格付け」を行う点で異なることに注意したい。
「make a difference」と「make a change」の違い
「make a difference」と良く似た表現に「make a change」がある。両者の違いはニュアンスである。「make a difference」は「違いが生まれる」「違いを生む」という形で、他との「相違点」を生み出すことにある。一方で、「make a change」は「変化をもたらす」という意味合いで、同じものが「変化する」、状態や性質などが別物に移行するというニュアンスとなる。他との「違い」か、同じものが「変わる」かという点で異なるため、混同しないように注意が必要となるだろう。
「make a difference」の使い方・例文
「make a difference」は動詞句として用いる。例えば、「Today's weather makes a difference our condition.」(今日の天気は私達のコンディションに影響を及ぼしている)のように、主語が「影響を与えている」という表現となる。また、否定文としての表現は「That doesn't make a difference to me.」(そんなの私にとっては同じことだ)のように「does not」で打ち消すパターンと、「The result of election made no difference to me.」(選挙結果は私に何も影響を及ぼさなかった)のように「no」を挟んで否定の意味を持たせるパターンが存在する。なお、どのような意味で用いられているのかは、文全体、もしくは前後の文脈などから判断する必要がある。
ちなみに、make a differenceは動詞句ではあるものの、「That makes a difference」(それは違いを産んでいる)のように、主語+make a differenceだけでも文章は成立する。これは「a difference」が目的語となっているためであり、主語+make a differenceでSVO構文が完成しているためである。