読み方:てんぽ 楽曲の演奏で、譜面に指定された速度のこと。Weblio国語辞典では「tempo」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。">

tempoとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

TEMPO
優先IUPAC名(2,2,6,6-Tetramethylpiperidin-1-yl)oxyl
別称(2,2,6,6-Tetramethylpiperidin-1-yl)oxidanyl
識別情報
CAS登録番号 2564-83-2
PubChem 2724126
ChemSpider 2006285
UNII VQN7359ICQ
EC番号 219-888-8
ChEBI CHEBI:32849
ChEMBL CHEMBL606971
RTECS番号 TN8991900
SMILES CC1(CCCC(N1[O])(C)C)C
InChI InChI=1S/C9H18NO/c1-8(2)6-5-7-9(3,4)10(8)11/h5-7H2,1-4H3 Key: QYTDEUPAUMOIOP-UHFFFAOYSA-N InChI=1/C9H18NO/c1-8(2)6-5-7-9(3,4)10(8)11/h5-7H2,1-4H3Key: QYTDEUPAUMOIOP-UHFFFAOYAP
特性
化学式 C9H18NO
モル質量 156.25 g/mol
融点 36 - 38 °C, 271 K, -0 °F
沸点 真空下で昇華
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H314
Pフレーズ P260, P264, P273, P280, P301+330+331, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P321, P363, P405, P501
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

有機化合物TEMPO とは、ニトロキシルラジカル (R2N-O•) の一種、2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル (2,2,6,6-tetramethylpiperidine 1-oxyl) の略称である。安定な有機フリーラジカルの代表例であり、試薬として市販されている[1][2]有機合成において、再酸化剤とともに酸化反応の触媒として用いられる。また、ラジカル捕捉剤として、反応系中のラジカル発生を探知するプローブとなる。一般に「テンポ」と読まれる。

TEMPO は1960年、Lebelev と Kazarnowskii により開発された。彼らは 2,2,6,6-テトラメチルピペリジンを酸化し、TEMPO を得た[3]

TEMPO は有機合成において、1級アルコールアルデヒドに変える酸化剤として次亜塩素酸ナトリウムとともに用いられる[4]

R ′ C H 2 O H + N a C l O + T E M P O ( c a t a l y s t ) ⟶ R ′ C H O {\displaystyle {\rm {R'CH_{2}OH+NaClO+TEMPO(catalyst)\longrightarrow R'CHO}}}

この項目では、音楽用語について説明しています。語義については「wikt:tempo」をご覧ください。 日本語の借用語における一般的な意味については「速度」をご覧ください。 店鋪については「」をご覧ください。 日本語の方言については「てんぽな」をご覧ください。 その他については「Tempo」をご覧ください。

テンポ: tempo)とは、西洋音楽において、の時間的な長さ(拍節の速さ)のことである。

楽譜上では速度記号、速度を示す言葉(速度標語)、メトロノーム記号などで表される。1分間の四分音符の数を示す数値(BPM, beat per minute)で示す場合もある。

メトロノーム記号

メトロノームは1分間における拍の数によってテンポを刻む機械であるから、メトロノーム記号は1分間における拍の数でテンポを表す。すなわち、1分間に60拍ならばM.M. = 60のように表す(M.M.はドイツ語: Mälzels Metronomの略)。BPM英語: beats per minute)が用いられる場合もある。60 BPMはM.M. = 60と同じ意味である。

= 60のようにその音価を示す音符を明記することも多い。この場合は拍の音価にかかわらず、示された音価の刻む速さを示す。

アゴーギク

テンポの変化による音楽表現をアゴーギクという。アゴーギクは感情表現に有効であるが、その実施に際しては効果を十分に検討する必要がある。アゴーギクは楽譜上の指示によるもののほか、楽曲分析に基づいても可能である。アゴーギクの指示は、演奏中における指揮者の重要な作業のひとつである。また、その表現手段としてテンポが一定でなく、曲調によって早くしたり遅くしたりすることをテンポ・ルバートという。

ピアノ曲においてはショパンの作品において比較的自由なアゴーギクが許容される。ポピュラー音楽では、叙情的な独唱曲を除けばあまり用いられない。

関連項目

ウィキブックスに**テンポ**関連の解説書・教科書があります。

外部リンク

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