哭悲/THE SADNESSとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

哭悲/THE SADNESS
タイトル表記
繁体字 哭悲
簡体字 哭悲
拼音 Kū Bēi
英題 The Sadness
各種情報
監督 ロブ・ジャバズ
脚本 ロブ・ジャバズ
原案 ロブ・ジャバズ
製作 デヴィッド・バーカー
製作総指揮 廬維君
出演者 レジーナ・レイベラント・チュウジョニー・ワン
音楽 TZECHAR
撮影 バイ・ジエリー
編集 ロブ・ジャバズ
アクション指導 ジミー・ハン(洪天祥)
衣装 余冠儀
美術 劉晉輔
製作会社 麻吉砥加スタジオ(麻吉砥加電影有限公司、Machi Xcelsior Studios)
公開 2021年1月22日[1] 2022年7月1日
上映時間 100分
製作国 台湾
言語 国語標準中国語
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哭悲/THE SADNESS』(こくひ ザ・サッドネス、繁体字: 哭悲英語: _The Sadness_)は、2021年に製作された台湾ホラースプラッター映画

カナダの映画製作者でアニメーターのロブ・ジャバズによる、長編映画監督デビュー作である。

概要

未知のウイルスによるパンデミックが引き起こす人間の凶暴化(ゾンビ化)というアイデアは、2019年から始まった新型コロナウイルス世界的流行から生まれ、政治性暴力などの社会問題風刺し、ブラックジョークとして盛り込んでいる[2]

2021年8月12日、スイスで開催された第74回ロカルノ国際映画祭でワールドプレミア上映された[3]。 また、カナダのモントリオールで開催された第25回ファンタジア国際映画祭で上映され[4]、最優秀新人映画賞を受賞した[5]。 2022年の第3回台湾映画批評家協会賞で特殊メイクアップ賞を受賞した[6]

極めて過激な暴力描写(走行中の密室になった地下鉄や、患者の命にかかわる病院といった公共施設での凄惨な虐殺シーンは、危険な無差別殺傷事件テロを誘発する恐れがある)を含んでいるため、日本では「R18+」の指定を受けた[2]

あらすじ

台湾では、1年前から新種のウイルス「アルヴィン」の感染が流行していたが、症状が風邪で死者もなかったことから、大して危険視されず、防止措置も講じられなかった。ただ、台湾大学病院のウイルス専門家ウォン博士だけは、アルヴィンウイルスが狂犬病に似たRNAを持っており突然変異によって重篤な病をもたらす恐れがあると訴え続けていた。

カイティンジュンジョー台北に住むカップル。ある朝、ジュンジョーは仕事に出かけるカイティンを駅まで送り届けるが、その帰り道で凶暴な暴徒たちに襲われる。命からがら自宅へ逃げ帰るも、テレビでは緊急速報が流れ、既に街中は異様な喧噪に包まれていた。ジュンジョーは凶暴化した隣人に襲われて部屋を飛び出し、暴徒たちに追われながらも郊外へと避難する。

暴徒の正体は変異したアルヴィンウイルスの感染者であった。彼らはウイルスの作用で脳の攻撃性・食欲・性欲などを抑制する機能に異常を起こした結果、脳の正常な部分が罪悪感を覚え涙を流す一方で暴力的な衝動を抑えられない狂人と化していた。

一方、台北地下鉄に乗っていたカイティンも、乗り込んできた発症者がナイフで乗客を無差別に殺傷し始めるのに遭遇し、地下鉄を逃げ出して台湾大学病院に逃げ込んだ。ジュンジョーと連絡がついて無事を確かめ合い、一息ついたのもつかの間、病院のガラス扉を破壊して感染者たちが乱入してきたため、病院内でも殺戮と感染が広まって行く。

カイティンは逃走の末に産婦人科病室に立て籠っていたウォン博士に誘い込まれ、アルヴィンウイルスの混ざった血液を強引に注射される。注射で発症しなかった事により、カイティンはウイルスの抗体保持者であることが証明され、ウォン博士はワクチンを精製するため軍に救助を要請した。そして、自分が同行しなければ正当防衛で兵士に射殺されるだろうとカイティンへ警告する。病院の屋上に来る救援のヘリコプターと合流するためウォン博士は武装してカイティンと共に病室を出るが、外にいた感染者に不意打ちされる。何とか感染者を射殺したものの博士は深手を負い、発症も時間の問題となってしまう。そこにジュンジョーが到着するが、ジュンジョーも既に発症しており,凶暴化していた。ウォン博士はジュンジョーを撃ち致命傷を与えるも、反撃を食らい絶命する。

その間にカイティンはヘリポートがある屋上へと通じる階段に逃げ込み、設置された鉄格子の扉に鍵をかけて閉鎖する。致命傷を負いながらも追ってきたジュンジョーは、鉄格子を隔てて感染の素晴らしさを告げ、カイティンを愛するが故になぶり殺したいと伝える。絶望のあまり泣き笑いながらカイティンは階段を上り、屋上へと出たが、直後に数発の銃声が屋上から鳴り響いた。ジュンジョーが邪悪な笑みを浮かべながら事切れ、物語は幕を下ろす。

キャスト

脚注

  1. ^Taiwan-made zombie movie creeps into theaters Friday”. Taiwan News (2021年1月18日). 2022年8月22日閲覧。
  2. ^ a b凶悪なR18+ホラー「哭悲」を生み出した理由とは? ロブ・ジャバズ監督が語る初の実写映画挑戦”. 映画.com (2022年6月30日). 2022年8月23日閲覧。
  3. ^RAVEN BANNER ENTERTAINMENT UNLEASHES REDBAND TRAILER FOR “THE SADNESS””. Rue Morgue (2021年8月14日). 2022年8月22日閲覧。
  4. ^Fantasia 2021 Announces Final Wave Of Titles And Events”. Fangoria (2021年7月21日). 2022年8月23日閲覧。
  5. ^‘Voice of Silence',‘All the Moons' Top 2021 Fantasia Film Festival Awards”. Variety (2021年8月26日). 2022年8月22日閲覧。
  6. ^台灣影評人協會 Taiwan Film Critics Society”. Facebook (2022年3月31日). 2022年8月26日閲覧。

外部リンク