稲田朋美氏、還流82万円を不記載…「パーティー券の管理口座を把握してなかった」 (original) (raw)
自民党派閥の政治資金規正法違反事件に関連し、稲田朋美・党幹事長代理(安倍派)の資金管理団体が、2021~22年に派閥からキックバック(還流)を受けた82万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかった。派閥のパーティー券収入114万円も派閥に納めないまま口座で保管していた。
稲田朋美氏
稲田氏側によると、事務所の担当者が21年に2万円、22年に80万円の還流分を受け取り、パーティー券の管理口座に入金するなどした。
稲田氏側はパーティー券の販売ノルマ450万円を常態的に達成できず、不足分を持ち出していた。しかし、21~22年は新型コロナウイルス禍でノルマが230万円に引き下げられ、ノルマ超過分など114万円を同じ口座で保管していたという。計196万円は口座などに残ったままだとしている。
稲田氏は読売新聞の取材に文書で回答し、「口座の存在を把握していなかった。80万円は(安倍派の)会長不在の状況で権限なく渡されたもので、114万円は派閥へ支払われるべき売り上げだ。196万円を派閥に返還する。政治資金を扱う緊張感が欠けていたことを深く反省しています」とした。
4950741 0 社会 2024/01/20 20:45:00 2024/01/20 21:29:31 2024/01/20 21:29:31 /media/2024/01/20240120-OYT1I50149-T.jpg?type=thumbnail