米軍機の騒音 県内5市町が国に要請書提出へ|NHK 広島のニュース (original) (raw)

米軍機の騒音 県内5市町が国に要請書提出へ

10月11日 12時32分

アメリカ軍の航空機による騒音について県内5つの自治体が対策を検討する会議が廿日市市で開かれ、岩国基地に配備される計画のオスプレイが住宅地で低空飛行を行わないようアメリカ側に求めることなどを盛り込んだ要請書を国に提出する方針を確認しました。

会議には、廿日市市と三次市、江田島市と北広島町、それに安芸太田町の副市長や副町長らが参加しました。
会議は冒頭を除いて非公開で行われ、廿日市市によりますと、山口県岩国市のアメリカ軍岩国基地にオスプレイが配備される計画を踏まえ、住宅地などでの低空飛行を絶対に行わないようアメリカ側に求めることや、騒音測定器の設置を進め実態を把握することなどを盛り込んだ要請書を、11月をめどに国に提出する方針を確認したということです。
県によりますと、昨年度、県内6つの地点で測定された航空機による騒音の回数は9956回と、岩国基地への戦闘機などの移転が完了する前の2017年度に比べて2.6倍に増えています。
廿日市市の村上雅信副市長は「これまでも要請をしてきたが結果につながらず残念な思いだ。ことしこそ国やアメリカ軍にしっかり対応してもらいたい」と話していました。