桂文枝さん 生成AIと対話しながら作り上げた創作落語披露 東京 (original) (raw)

落語家の桂文枝さんが、生成AIと対話しながら作り上げた創作落語を披露する催しが行われました。

この取り組みはアメリカのIT大手グーグルと吉本興業が笑いとAIの融合の可能性を探ろうと、試験的に行ったものです。

落語家の桂文枝さんが生成AI「Gemini」を“弟子にする”という設定で、AIのアイデアに対し、文枝さんが意見を言うなどおよそ1か月半にわたって対話を繰り返し、創作落語の台本を新たに作り上げました。

そして、2日、都内に特設の舞台が用意され、文枝さんがAIとともに作った落語を披露しました。

この落語はスーパーの社長が店の売り上げを伸ばすため、自分の代わりとなるAIの社長をつくるというはなしで、文枝さんは「AI」のことばの意味をめぐり、登場人物がとぼけたやり取りをする様子などをユーモアたっぷりに演じ、笑いを誘っていました。

そして、落語が終わると会場からは大きな拍手が送られていました。

文枝さんは「1回目としてはよかったんちゃうかなと思いますよ。今後もAIに落語を教えていけば、もっとやれるんじゃないかなと思います」などとコメントしています。