『火山少年団ドッカンドッカン 24』公開に寄せての所感 (original) (raw)
八木です。
9/28(土)に『火山少年団ドッカンドッカン 24』が公開され、10/1現在で135回再生されています。
当初の八木予想の3倍近くの再生数ということもあり、大変な反響をいただけてるようで嬉しい限りです。
そこで、ドッカン24の編集として各動画についてまとめてみました。
⭐︎始めに
今年3月、「久々にドッカンを撮ろう」と大塚がグループで発言したのがキッカケで、半年間八木はクソ動画と格闘しました。
まあ、終わってみればあっという間でしたが、高校のときとは違って、コンプラに気を使うことや、6年ぶりに当時の感覚を取り戻しながらの編集には、刺激的なものがありました。
そのあたりを踏まえて、ここからは『火山少年団ドッカンドッカン 24』の各動画について、編集や企画を行った目線で、試行錯誤や裏話について、編集後記的なものを少し書こうと思います。
①オープニング
極力「ドッカンらしさ」を捨て、この6年で八木が地味に得た「複数ソフトの掛け合わせ」という低威力高次元な技術の放出を行いました。
パワポ、iMovie、Windowsムービーメーカーのシナジー、とくと目に焼き付けてください。
曲は個人的に好きなイマジンドラゴンズ使いました、エゴ。
https://youtu.be/TO-_3tck2tg?si=lYkAAUDqcFqtTQ2w
あと、撮影用に買ったグリーンバックは二度と使わないと思います、持ち運びめんどいから。
工夫でもないが、過去作と違って団員たちがもう制服を着ていないことが違和感にならないように、接写では小道具を使ったが、効果があったかは不明です。
②勘でスリックバックをやってみよう
自分が出ないから「なんかおもろくなりそう」で企画しました。
その結果、今回の動画たちの中で最低品質であり、限りなく失敗に近いギリ成功を叩き出しました。
まあ「高校のときやってたかも」のライン周辺にある企画なので、ドッカンとしての解像度は高いかもしれないです。
大塚がノっていないのが、むしろ味になっていて良いと感じました。
音楽で誤魔化せ!
③短い動画最強王決定戦
「編集したくないので…」と言ってる割に編集がバリ多かったです。
思い思いの駄作(良い意味で)(←良い意味の「駄作」なんてねぇだろ)(←別にあっても良いだろうが)が花を添えています。
立山八木の撮影はラクでした、今後はこれだけやりたいまであります。
あと、野間の動画は動きが激しかったので、動き少なめの今作の予告周りで活躍しました。
④サイコパス面接
つなぎ動画を除いて今回唯一のリメイク作品。
各自のサイコパスらしさが光る、初代に負けず劣らずの良い全体バランスでしたが、動きは少なめで、みんな大人になったなぁともなりました。
ただ、中でも鈴木のスタンスには編集しながら結構痺れたりしました。
あと、装置になっているM-1の結果発表画面の仕込みがかなり凝っていて良いと感じます。
撮影した視点だと、不穏な感じで大塚にズームしていくカットが気に入っていたりします。
⑤ヴ〜〜〜〜〜、、、、、ワン‼︎ワンワンワンワン‼︎
「成立していないという成立」というメタなゴールを目指し、シンプル構成を突き詰めた編集を心がけました。
これには、過去作「5秒で企画出してみた」に近いものを感じます。
企画自体は見切り発車でしたが、困ったときの和田ほど頼れるものは無いというのが正直なところです。
ヴ〜〜〜〜〜、、、、、ワン‼︎ワンワンワンワン‼︎
⑥逆相撲
深夜テンションで提案した企画。
すこぶる緩い内容ですが、立山のナレーションのおかげで成立していると言っても良いと思います。
ちなみに、立山には「変態歌舞伎役者」のイメージでナレーションをよろしく、と伝えたところ、満点の音が送られてきたので調整はしていません。
あと、本編だと「押し入れ」という決まり手をアドリブで創った和田は凄いなあと思います。
ちなみに体感でも芝田はアホみたく強かったです。
⑦特別企画 ケツでFaceID開くまで帰れません
人を選ぶが、ドッカンとして新しい挑戦になったのではないでしょうか。
てか、この企画は立山が出して、ほぼその通り撮ったからノーコメントでもいいか?
強いて言えば、文字起こして最後に見直すと、絶望的にバカな文章の羅列が出来ていてどっと疲れました。
そんで、編集はもっと疲れました、一歩間違えれば立山の人生が終わる可能性あるから。
動画の前に注意喚起を入れましたが、アナウンスの読み上げソフトを使ったので、クソ動画に対して演出が大袈裟なのが面白くなってくれていたら嬉しいと思います。
⑧公園で一番キモい物を拾ってきた人が優勝のやつ
撮影当日にその場で出した企画だが、まあまあ良い企画だと思いました。
オチに悩みましたが、大村のメタな奇行によってなんとかなりました。
和田の提供映像が豊作だったのでフラッシュバックで活用しました。
技術的な話だとiMovieを使いまくってるので、MOVがムービーメーカー上でバグり散らかし、編集の苦労が多かったのも特徴です。
⑨DOKKAN
なんなら高校の時点からずっと「芝田にオリジナルの楽曲を作りたい」と思っていたので、シークレット企画として目標達成。
八木の一級友人で、一部団員とも関わりのある鵠沼鎖線氏にレコーディングとミックスで協力してもらいました。
(本当に助かりました、心よりお礼申し上げます。)
2ヶ月かけてじっくり作った歌詞にはドッカン好きなら「フフ…」となるフレーズが結構入ってるので、何度も聴いてくれると嬉しいです。
もしかしたら、近々曲解説とかもやるかも。
あと、MVにもかなり力を入れたつもりではある。
つもり、つもり。
◯つなぎ動画たち
基本的には過去のつなぎをリメイク?オマージュ?する方向で制作。
「はたらくひなた」が今回企画になかったので、その要素を入れた新規のつなぎを新しく作ってみました、まあまあ良い。
もう8年の付き合いになるDuran Duranとミスチルには感謝してもしきれないです。
ここでも和田は大活躍、ドッカンは和田が支えていると言っても過言ではない。
⑩エンディング
過去作はスタッフロールが文字だけで少し寂しかったので、この6年のドッカンの写真とNG、メイキングを並走使用。
曲は個人的に好きなPOLYSICKS使いました、エゴ。
https://youtu.be/HoV93ZGcw9w?si=DzKM92nd3WVtG0-g
最後に芝田の雑ながら良いコメントで締まる、そんなドッカンもアリだね。
⭐︎最後に
編集は総じて「緩さ」と「ガチさ」のバランスが難しいように感じました。
みんな忙しい中で撮影したのもあり、あまりお粗末なものにはしたくなかったのですが、荒削りな「ドッカンらしさ」も保ちたかった気持ちもありました。
そこで、そのための一つの指標として、過去のドッカンを知る母親に産物の感想を都度聞くという方法が結構活きました。
ちなみに母は逆相撲が一番良かったそうです、そうですか。
何はともあれ、これでしばらく編集担当としては、作品としての「火山少年団ドッカンドッカン」とお別れとなります。
ドッカンの動画作りはイメージよりも何倍も意外と難しいし、みんな働いてたり研究してたりで時間的にも苦しい。
でも、パソコンを前にくだらないことで笑えるのは心から楽しいと思います。
また作れたら、と思わなくもないです。
蛇足ですが、ケツは八王子のガストで作業しました。
八王子のみなさん、すみませんでした。
何はともあれ、ご視聴いただいた方々、ありがとうございました。
また近々会いましょう。