ランサーズで稼いだ合計金額が1,000万円を越えました。これから始める方へ実際に稼いだ経緯などを紹介。 (original) (raw)
- 公開日:2017年5月22日
- 最終更新日:2017年5月22日
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気づけばランサーズで稼いだ合計金額が1,000万円を越えました。区切りが良いので実際に稼げるのか、良いこと悪いことなど思った事を書いてみます。
ヤマダソウイチロウ(@sou16ooo)です。本日もお読み頂きありがとうございます!
- ランサーズとはクラウドソーソング
- どうしてランサーズを始めようと思ったのか
- フリーランス=就職できない人というイメージ
- 1000万円をどうやって稼いだのか
- ランサーズで稼ぐためにはスキルも必要
- 良いクライアントだけではない
- ランサーズだけで生活していくことは可能か
- それでも時間にはとらわれます
- 成長のステップは自己負担
- ムカつく時だってありますよ
- ランサーズで1000万円稼いで思ったこと
ランサーズとはクラウドソーソング
ランサーズを知らない方、気になっている方のために簡単に説明すると、ランサーズとはネット上で仕事をお願いしたい人とやりたい人を結びつけるためのサービスです。 詳しく内容は下記のサイトより御覧ください。
どうしてランサーズを始めようと思ったのか
私がランサーズに登録したのが2010年頃。当時はクラウドソーシングなんて言葉も聞いたことがなく、フリーランスという働き方をしている人は殆どいない状態でした。
当時30台半ばで今後の人生を考えた時、安定を求めるために会社に務めるという考え方は全くありませんでした。また自営業と言っても「飛び込み営業」や「お願い営業」で神経をすり減らしながら仕事をすることも考えられませんし、どこかの下請けになって結果的に雇われている状態になる事なども考えられませんでした。
では、どうしたらこの先「時間と場所にとらわれない生き方・働き方」を実践できるのかを考えていた時に、ホリエモンのブログで掲載されていたランサーズが新しい働き方だという記事を見つけたのがきっかけでした。
フリーランス=就職できない人というイメージ
今でこそ「フリーランス」は新しい働き方として認知されていますが、2010年当時はスマートホンでさえ一般的ではない時代。インターネットだけで仕事を完結させるなどという発想はありえない時代でしたw
当時のフリーランスのイメージは、就職できない人がカッコをつけて自営業ぶっているような感じでした。確かに形だけの人もいたので仕方がないのですが、そういう人たちは今では何処かに就職したり、下請となっています。
印刷デザインや映像制作という道もありましたが、これからはインターネットに関係するビジネスしかないと考えました。なんでもこなすデザイナーではなくWebサイト制作の専門家として生きていく事を決意しました。
「何をやるか」ではなく「何をやらないか」という考え方が重要だという事がわかったときでもありました。
1000万円をどうやって稼いだのか
ランサーズに登録したのが2010年。この記事を書いているのが2017年5月なので約7年間で稼いだ事になるのですが、最初はテスト的に副業感覚で始めたので、実際にコンスタントに稼ぎ始めたのは2013年頃からだったと思います。
約4年間と考えると年間約250万円。月換算で25万程度です。ちなみに、この他にランサーズ手数料も引かれるので実際には1,200万円くらいは稼いでいると思います(計算方法がわからないのでザックリですが)。
最近のランサーズの稼ぎ方としてはライティングが多いのだろうと思いますが、私の場合はWebサイト制作に関する仕事のみです。
始めた当初は「スマホサイト化」が注目されていた時期でしたので、Bootstrapでスマホサイト作る仕事が多かったです。最近ではWordpressに関する案件を受けることが多いですね。
1件あたりの単価は安いもので100,000円(ランサーズ手数料込・消費税込)で、高いものであれば300,000円程度。制作時間は10時間〜50時間程度で終わることが多いのですが、期間で考えると1ヶ月〜3ヶ月程度かかります。
期間が長くなるのは、私のやり方が少しずつ進めて何度も確認させて頂くという事が多いので、クライアントに確認いただきフィードバックまでの時間が殆どです。
ランサーズで稼ぐためにはスキルも必要
スキルがなくても手軽に稼ぐことは可能ですが、スキルがなくても出来る案件は報酬も安くなってしまいます。最初はガムシャラに稼ぐのもアリだとは思いますが疲弊しきってしまってはフリーランスになった意味が無いと思っています。
やはり出来る人が少ない仕事を見つけて、それについての専門家になることで単価が高くなると考えて私はやっていました。HTMLとCSSができるだけ、Webデザインができるだけでは埋もれてしまいます。そこに何かプラスアルファが欲しい所です。
私の場合は以前はスマホサイトに特化していたり、今ではWordpressを軸に依頼を受けています。この部分でもなんでも出来ますと言うよりは何かに特化したほうが、客層も絞り込んで提案ができると思います。
ライティングをやったことがないので正確には説明できませんが、同じように業種を絞って「飲食店の記事専門」とか「整骨院の記事専門」といった切り口で私であればやると思います。
良いクライアントだけではない
ここで今までにあったトラブルのお話もさせて頂きたいと思います。
ランサーズを始めた当初は私自身のスキル不足やコミュニケーション不足でご迷惑おかけしたクライアント様もいました。
そのようなトラブルは少しずつ自分自身のバージョンアップを繰り返し同じミスなどは起こらないように研究してきました。
それでも想定外のトラブルは起こるもので、「●●●●と同じ様な感じでサイトを作って欲しい」という依頼がありました。アダルト系のサイトだったのですが、ご依頼を受けるまでのやり取りで非常に感じの良い方だったのでお仕事をさせていただく事になりました。
ベースのカラーを決めたり、レイアウトを詳細に説明して都度承諾を得ながら順調に進みました。ほぼ完成となった時に電話があり「●●●●と全く同じ様にしてくれと言いましたよねー。全然違うじゃないですか!!」とキレ気味の担当者。
続けて上司と名乗る人がでてきて「こんなサイトじゃ使い物にならないから今すぐキャンセルしろ!!!」と怒りの内容。
何があったのかわからないのですが突然の豹変に驚きました。更にサーバーに非公開設定で保存していたデータと設定も勝手に全て消さる始末。。。 アダルト系は予算が高いのですがリスクもあると考え、それ以降は請けないようになりました。
ランサーズだけで生活していくことは可能か
ランサーズだけで生活していくことは十分可能だと思います。特にこれからは国レベルで副業を応援していく話をしていたので良い時代になったと思います。
期間は別として実際に私が1,000万円稼げているので専業でやれば、食べていくことに困らない程度は働くことが可能です。
ただし、スキルがなければ沢山働かなくては稼げませんし、スキルがあっても単価の高い仕事は競争率が激しいので価格競争になる場合もあります。
私の場合、これまでの件数から平均値は10件応募して1件決まる感じです。決まるまでに1ヶ月以上やり取りしてから決まる場合もあれば、直接依頼など依頼方法は様々です。
サラリーマンの方の考え方だと「月に◯◯円以上もらえるなら独立できるかも・・・」っていう思考の方が多いのではないでしょうか。フリーランスが安定して稼ぐには時間がかかるので「先月は100万円稼げたが今月は0円」の可能性もありますので年収で考える意識に変換した方が一喜一憂しなくて済みます。
会社員ではないの給料をもらうのではなく、自分で稼ぐ感覚に切り替えることで安定したフリーランス生活が送れます。
それでも時間にはとらわれます
好きな場所で、好きな時間に仕事をする事が可能な世界ですが、クライアントがいる以上、納期という時間だけはどうする事も出来ません。
以前の私はお客様からの相談で「急いでいるのですぐに仕上げて欲しい」というリクエストに稼げるからと全て応えるようにしていました。ですが、いいように使われるだけで自分にとってプラスになる事はありませんでした。
結局、私の技術や作品に共感したわけではなく、安くて早くやってくれるから依頼しているだけという事に気づきました。今では急ぎのお客様には丁寧にお断りして、その分お客様が減ってしまう事になりますが長いお付き合いのできるお客様が増えたので、結果的にプラスになっています。
目先の儲けに走ってしまう気持ちもありますが、安い報酬では時間に追われ疲れきってしまいます。それでは会社務めをしていたほうが安定して暮らすことが出来てしまいますよ。
労働の報酬だけでは時間の問題が解決できないので、将来的には受託ではなく「製品」に変えて購入して貰う方法や、アフィリエイトなどの広告収入も視野に入れて利益を替えていくのも良いと思います。
ライターさんであれば専門性のあるブログなどで集客したり、デザイナーで自分デザインをテンプレート販売したり、デザインなどノウハウを独学で学びたい人のために販売するのもありではないでしょうか。実際にそうやって利益を上げている人もいるので。
成長のステップは自己負担
会社に努めていると、自分のスキルアップは会社が負担してくれています。ですがフリーランスは自分で負担しなくてはいけません。
新しい技術を覚えるために100時間必要だとしたら、仕事で使う時間とは別に確保しなくてはいけません。スクールや教材が必要な場合も自己負担です。
本来その時間で仕事をしていれば何十万円も儲けを出せたかもしれないに、勉強に使ってしまうので稼ぐことが出来ません。だから自己負担なんです。
私も2016年10月に東京・渋谷のTECH::CAMPでRUBYの勉強をするために休みを取りました。しかも予習や復習も行ったので1ヶ月間の休みにしました。
その間は1円も稼ぐことができませんでした。会社が保証してくれるわけではないので損失費用は全て自己負担です。
ムカつく時だってありますよ
理不尽なお客様に出会う時だってあるし、知人の中でも見下した言い方をしたりする人が残念ながらいます。
自分が若かった時は悔しい気持ちで一杯になりましたが、時代が追いついてくれた事と残念な人だなと思えるようになったので、今では全く悔しい気持ちになりません。関わらないことで無駄なコストを省くように考えています。
皆さんの中でも「稼いでいるから偉い」とか「まともに就職する事ができなかったんだろ」とか「ウチは株式会社だからフリーランスとは違う」など言われる事がこれからもあると思います。
そんな時は場所と時間にとらわれずに生きていることって幸せなんだと思っていればいいじゃないですか。安定はないかもしれませんが自由はありますよ。
昔なんてメールで連絡するなんて失礼なことでした。今ではメールではなくLINEやFacebookでやり取りする時代です。これまでの常識がこれからの非常識になる時代です。
ランサーズで1000万円稼いで思ったこと
私の場合は、長い時間をかけて気づけば1,000万円になっていたのでガツガツ稼いだ感覚はありません。ですが時間がかかってもクラウドソーシングでそれだけのお金が出入りするのは事実です。
これからランサーズの様なクラウドソーシングの働き方はもっともっと一般的になります。能力はあるけど子育てや家庭の事情で長時間外出できない人など、働き手がたくさんいるのでライバルも当然増えてきます。
その時になってから始めるのでは遅いので、今回この記事を読んで頂いた事をきっかけにランサーズなどのクラウドソーシングに登録して、新しい働き方を実践してみてください。一緒に楽しみましょう。