奥山周回 芦屋の山中でまさかの恐怖体験(前編) (original) (raw)

2024年9月21日、日帰りで六甲山の中腹にある奥山方面の山道を歩きました。

曖昧な書き方しましたが、奥山という地名はあるものの、奥山という名前の山はありません。今回のルート図、前山公園から柿谷道に入って、芦屋ゲートに下りてから荒地山に登り返す予定(青のルート)でしたが、諸事情で予定変更しました。

10時35分、芦屋駅を出発。当初は7時に芦屋駅を出発する予定でしたが、起きたのが8時で、どうせ遅れたのだからと家の用事をしてたら、この時間になりました。今回は芦屋川沿いの道ではなく、1本隣の道を歩いて阪急の線路をくぐります。今回は携帯電話のカメラでの撮影です。以前は携帯画像でも、少しでもよくしようとしましたが、最近は最低限の修正に留めてます。

開森橋に到着。ここも普段は芦屋川の対岸を歩きますが、今回はこのまま登ります。

ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)があります。灘五郷の酒造会社の当主の別邸として、建築家のフランク・ロイド・ライトが設計した住宅で、国の重要文化財に指定されてます。竣工1924年なので今年でちょうど100年の歴史的建築物です。

振り返ると、街の向こうにキリンみたいな形をした神戸港のクレーンが見えました。そのまま道なりに歩いてましたが、途中で裏道に入る予定だったのを思い出したところで登山アプリのアラート発動。直前に気付いたので良しとしましょう。

左の山は鷹尾山(城山)、こちらから見たことはなかったですが、鉄塔周りの木が切られて窪んだように見えます。右は荒地山です。撮影した時は、手前が広々とした駐車場で撮影しやすいな、としか思ってませんでしたが、もしかしたら以前は大豪邸があったのかも。

そしてこれから登る方面。真ん中のピークの辺りを目指していく感じかな。

35分ほどで前山公園に到着。

環境調和型鉄塔や美化鉄塔と呼ばれるタイプの鉄塔がありました。八角形の断面の鋼材を積み重ねたような構造になってます。一般的な鉄塔と比べて狭い敷地でも設置できますが、特殊な構造なので加工が難しいようです。

公園の藤棚の向こうに街の景色が・・・よく見えませんね。

階段を上ったところにも広場があり、さらに階段を登ると、大阪湾の向こうの和泉山脈まで見えました。

階段を100段以上登って道路に合流したら左に進みます。

さらに数分歩いたところで、ようやく登山道の始まり。

結構急登です。ここまで登ってきて準備運動できてるはずですが、かなり心拍数が上がりました。

岩が露出してますが、まだたいした斜度ではありません。

ここはちょっと急だったので手を使って登りました。

稜線に上がると風が強くて気持ちよかったですが、時々地面の木の葉が動いてトカゲかなにかに見えたり、飛んできた大きめの葉っぱが小動物に見えたりして、突然アドレナリンが出た感じになりました。

岩稜帯だと小石が飛ばされて、それが大きな落石に繋がるかもしれないし、身体がよろめいたりしてバランス崩すこともあるだろうし、樹林帯でも木の枝が落ちてくるかもしれないので、あまりに風が強い時は山行を控えたほうがいいのでしょうね。

さて、この登山道は柿谷道というそうですが、並行するように道があります。こちらが男坂、もう一方が女坂というそうです。計画の時に道が2つあるのは認識してましたが、こちらのほうが尾根歩きになるという理由で選んだだけで、そういう名称があるのは知りませんでした。

横に並んだ岩の手前と向こうで道の高さが違います。

腰を落として通過しました。

砕けた看板がありました。いい道だと思うのですが、まだ誰にも会ってません。

地図上では、この辺りが一番等高線の密度が高いです。

人工的に割られた跡がある岩がありました。他でも見たことはありますが、2面割られてるのは初めて見たかも。油断するとクモの巣にひっかかることが何度かありましたが、これは序章にすぎないことを、この時は知る由もありませんでした。

標高450m辺りから緩やかになってきました。そろそろピークかな、と思ってたら向こうから一人歩いてきました。ごろごろ岳からの縦走かな。しばらく歩くと鉄塔がありました。

ここで女坂と合流します。

少し進むと芦屋ゲートへの分岐があり、ここで左に曲がります。ごろごろ岳まで往復すると1時間近くかかるので行きませんが、途中に剣岩という岩があるそうで、いつか行ってみたいと思います。

10分ほど歩いたところで、また芦屋ゲートへの分岐がありますが、通りすぎてから登り坂になってるのに気付いて引き返しました。

反対側から見ると分岐の表記が見えます。芦有ゲートと書かれていますが、芦有ドライブウェイのゲートという意味でしょうか。ちなみにゲートは芦屋ゲート、有馬ゲート、そして六甲山を縦断する道路に接続する宝殿ゲートの3ヶ所あります。

この先、恐怖体験をすることになりますが、ここで一旦区切ります。

後編へと続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。