鬼無里の山を歩く (original) (raw)

5月18日・19日 たけぞう

インターネットで鬼無里観光振興会主催の春の砂鉢山登山の募集を知って応募すると、当選した。そこで、1日目に虫倉山に登って鬼無里に宿泊し、2日目にイベント参加する予定を組んだ。

18日、かがやき501号で長野に行き、バスに乗り継ぎ中条で下車。予約したタクシーで不動滝登山口まで行ってもらう。9時15分、出発。猿すべりコースを行くと、10分で尾根に乗り、さらに15分で虫倉神社奥の院に着く。第1の鎖場を過ぎ、長い第2の鎖場を行くが鎖に頼らずとも登れる。11時5分、方位盤のある虫倉山の山頂に出た。なんと3等三角点がある。現在、地図には廃点となり三角点表記はない。360度の大展望である。残雪の北アルプスの屏風絵が展開し、上信越の山々、八ヶ岳、美ヶ原が見える。下山は不動滝コースを行く。一服むしくらを過ぎると、斑尾山を除く北信五岳が見える。あずまやからは白馬三山が見えた。尾根の下降点から20分ほどで沢を渡り、さらに10分で林道に出た。右にすぐ不動滝がある。迎えのタクシー時刻より早く下山できたので、清水地区まで歩いて来るとタクシーに出会った。中条から長野に戻り、バスを乗り換え鬼無里に向かう。鬼無里神社から戸隠連峰が見える。山菜づくしの夕食の山城屋館に投宿。

「虫倉山からの北アルプス

「左から高妻山妙高山黒姫山

「あずまやから見る白馬三山」

「不動滝」

「太田地区にて」

19日の朝、松巌寺を散策する。鬼無里支所でイベント参加の手続きをして、マイクロバスに乗り、県道36号から釜岩林道に入り、登山口を9時に出発。参加者15名にガイド4名、役場スタッフ3名が同行する。手掘りの松沢トンネルを経て、安堵ヶ峰から尾根に乗る。鎖場の急登があり、前霧見に10時20分、到着。急峻な戸隠連峰・西岳の稜線がすばらしい。そこから10分で、4等三角点のある霧見岳。縦走路から空身で前岳をピストン。一夜山の後に北アルプスが見える。2等三角点のある砂鉢山に12時に到着。50分の昼食休憩となる。下りは地蔵峠で尾倉沢古道の道を分け、荒倉山分岐を経て、見晴台に14時20分、到着。一夜山の後に見えるのは東山か。大沢口の分岐を経て、15時、山大公民館のある登山口に帰着。手打ち蕎麦をいただき、16時、鬼無里支所で解散となる。16時11分のバスで長野に戻り、帰京。

信州百名山は91山となったが、バリエーションルートの西岳や残雪期登山の堂津山や東山に登る機会はもうないであろう。

戸隠連峰・西岳」

「砂鉢山山頂」

「山大地区からの一夜山と北アルプス