イーロン・マスク氏の「X」、広告主団体を提訴 山崎光春 (original) (raw)

イーロン・マスク氏の「X」、広告主団体を提訴

こんにちは!山崎光春です。

イーロン・マスク氏が所有するソーシャルメディア「X」(旧ツイッター)は、8月6日に広告主の業界団体を提訴しました。この訴訟は、一部の企業が協調してXへの広告出稿を停止する行為が違法であると主張するものです。Xは、広告主らが世界広告主連盟(WFA)の指針に基づいて広告を一斉に取りやめることが市場競争を阻害し、消費者の利益を損なうとして、反トラスト法に違反するとしています[1][2][3]。

Xは、買収直後の2022年10月に18社が広告出稿を取り下げたとし、これにより数十億ドルの損害を被ったと主張しています。マスク氏は、Xの前身であるツイッターの管理が過剰であるとの問題意識から同社を買収しましたが、広告主の間では買収前からXの利用に対する懸念が広がっていました[1][3][4]。

訴状によれば、広告業界団体「責任あるメディアのための世界同盟(GARM)」が加盟企業に対し、Xからの広告出稿を控えるように画策したとされています。GARMはWFAが運営する団体で、ブランドの広告が違法または有害なコンテンツと並んで表示されないようにすることを目的としています。この提訴には、CVSユニリーバ、マース、デンマークのエネルギー企業オーステッドが被告として名を連ねています[3][4][5]。

マスク氏は、反ユダヤ主義的な投稿に賛同を示したことでディズニーなどが広告を停止した際に対立が生じた経緯もあり、今回の訴訟を「戦争だ」と表現しています。これにより、広告主との溝がさらに深まることが予想されます[1][2][5]。

Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/pickup/6509981
[2] https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1344029
[3] https://www.cnn.co.jp/tech/35222496.html
[4] https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-07/SHTGVLT1UM0W00
[5] https://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2024080700776