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2011年 06月 20日 樹皮採取２回目に行って来ました  ２回目の収穫。今日入った森は比較的径の太い白樺が有り期待出来たのですが、剥いでみると瘤が沢山有ったりとなかなか使いづらい樹皮も多く出て来ましたが、４時間程森の中で作業をして何とか使えそうな樹皮を採取昼過ぎに作業を終了して村へ戻って来ました。  足元には真っ白な蘭が咲いています。この蘭はスキーコースにも咲いていて、森では比較的良く見ることが出来る蘭のようです。 こちらも足元に生えている花。これも毎年森へ入ると必ず見かける可愛らしい花です。濃いピンクから淡い桜色まで比較的花の色合いに変化が有ります。 これもまた蘭のようですが、とても小さい花の集合です。上の白い蘭と同じ様な地域に生えていますが、こちらの方が存在感が薄いため、つい踏みそうになってしまいました。 この白樺は比較的径が太くかつ樹皮もとても綺麗でした。こういう状態の良い樹皮が多いと作業は楽ですが、そう簡単に行かないところが白樺樹皮を使う籠の魅力の一つかもしれません。 よくご質問を頂きますが、白樺の樹皮は再生しません。この白樺はもうこの剥いだ部分はずーっと裸のまま。そのため白樺の生命力が最も強く勢の有るこの時期のみ採取をすることとなります。 剥ぐ行為自体は確実に白樺に対して負荷がかかりますが、その負荷を最低限に押さえ、この後の季節を枯れること無く今後も成長していけるよう樹皮採取の季節はほんの短い間に限られています。  今回入った森です。針葉樹の森と思われがちなタイガも、このように明るい黄緑に彩られる季節が有ります。 この森も白樺、アッシーナが主でしたが、針葉樹の中にも今正に芽吹きで若草色の葉が茂っているものがあり、全体的に明るい景色を生み出しています。下草も比較的背が高くこちらも今が盛と青々と茂っているので全体的にふんわりした雰囲気の森となっています。 こういう落葉広葉樹のある森は足元がふかふかしています。非常に栄養が豊とは言えない土地ですが、やはり落ち葉が降り積もり分解されていくことで、鉄分を多く拭くんだ土が見えている場所や、針葉樹がほとんどの森とはまた違った感触を足元から伝えてくれます。 針葉樹の森では降り積もった落ち葉は形が変わること無く長い時間残りますが、この森は比較的早い時期に落ち葉が分解されていきます。 この日も天気が良く、木漏れ日が綺麗でした。１回目より朝早い時間から作業にはいったので、木陰にいると肌寒いぐらいでしたが、木漏れ日の当たるところは暖かく樹皮を剥いで運ぶ作業を繰り返すと汗ばむ程で「ああ初夏だ」と感じる気候。 これで今年の樹皮採取は終了です。今回採取した樹皮と、去年の残り樹皮を使って注文品を作っていくこととなります。 来週からまた制作へ戻りますので、ご注文品の進捗状況等更新していきたいと思います。 タグ： 白樺樹皮 季節 みんなの白樺樹皮をまとめ読み by yamazou13 | 2011-06-20 23:45 |
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