ロシアから白樺細工 (original) (raw)

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誂えの白樺細工細部確認及び白樺にまつわる事について ご興味ある方はお気軽にコメント下さい このブログに掲載されている画像を無断で使用することを禁じます。 by 越後屋プロフィールを見る 画像一覧 更新を通知する カレンダー < October 2024 > S M T W T F S 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 **「問い合わせ」←クリックして頂くとメールが起動します。 丁寧な生活をゆっくりと2 береста и вышивка 白樺細工と刺繍にほんブログ村 雑貨ブログへ にほんブログ村 にほんブログ村 雑貨ブログ ロシア・東欧雑貨へ にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村カテゴリ 全体 ごあいさつ 白樺細工 白樺について 手つき籠 その他ちょっとしたこと お知らせ こぎん刺し/菱刺し 刺繍 修理 未分類 タグ 白樺細工(473) こぎん刺し/菱刺し(298) 季節(253) 自宅使い(235) 針山(202) ちょっとしたこと(188) オーナメント(169) 蓋付き籠(151) 手付き籠長方形(131) 試作(128) 籠長方形(95) 刺繍(91) (90) ブローチ(88) こぎん刺し(80) 作品展用(77) 鞄/バック(67) お知らせ(59) 白樺樹皮(53) ホフロマ塗り図案(32) 以前の記事 2023年 12月 2023年 10月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 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そのため少しでも隙間があったりすると不満があるようですが、最初の籠が少し隙間が空いていても使っているうちに馴染んできてしなやかになるのでそのままでとお伝えしています。 籠編みは数を編んでいるうちに網目も安定し整ってきます。 しかし最初の一籠の緩みなどはもう二度と出ない味わいなのですから。 後に樹皮採取について記載しますが、北海道という地域柄、東京に住んでいる私よりも白樺林または白樺の混在する林を持っている知り合いに当たる確率も高いと思います。 せっかく材料が豊かに育つ土地ですので樹皮を採取してご自身で何度も編むことができる人が多くなることを願っています。※基本的にご依頼いただき誂えで制作する形を活動の主軸としております。 年により樹皮の使用量に幅があるため直接ご注文いただく方のための樹皮の在庫確保は必須。 そのため私個人のワークショップは開催しておりません。 北海道立北方民族博物館 〒093-0042 北海道網走市字潮見309-1 電話:0152-45-3888 FAX:0152-45-3889博物館の講習会に関しては↓こちらをどうぞ。http://hoppohm.org/event/index.htmFacebookとツイッターもあるとのことなので、ご興味ある方はご覧になってください。講習会や樹皮採取の写真はつづきへ。 北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_00034320.jpg 講習会当日の朝。 濃霧で気温も低めの中博物館講堂へ到着。 講習参加者の皆さんが講堂へ集まる直前が一番緊張します。 始まってしまえばもうお伝えしたいことは決まっているのですが、始まるまで無駄にね。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_00034454.jpg 他にも大変魅力的な講習会が開催されている博物館には道具もたっぷり。 20名分がすぐに確保できるというのが本当に助かります。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_00034490.jpg 前のテーブルには昨年の講習会に参加された方が実際に講習会で編んだもの、持ち帰った樹皮で編んだ籠やさらに残った樹皮で作ったオーナメントなど持参してくださいました。 当日編む樹皮の残りでも籠やオーナメントを編むことができる実物を見ていただくことができとても助かります。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_00034456.jpg こちらは今回講習会へ参加していただいている方の中に私の白樺細工を購入してくださっている方がいらっしゃって、参考作品として持ってきてくださいました。 編んだ年がそれぞれ違うので色が変化してくることも実際に見ていただくことができるのです。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01003330.jpg 一番最初に編んだ籠が奥の籠。 色合いもかなり変化していて、白樺の籠が馴染んでいく様子を目で見て体験していただきました。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01003331.jpg 机の上にはこのような形で道具と材料が準備済み。 私が習ったロシア人師匠は特別な道具というものをほとんど使いません。 特別な何かをそろえるのではなく、身近な道具を使えそうならなんでも使う。 ロシアの田舎では今でもこの精神は生活の隅々に生きていて、ものは本当に壊れて形が崩れるまで何かしらの用途に使われています。 そんな地域で白樺細工を習った私は、なんでも使います。 自分が使いやすいよく使う道具をどうぞ上手く使って家でも白樺細工に挑戦していただけたらと思っています。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01003301.jpg 学芸員の方が用意してくださった小道具の数々。 やはり人に伝える仕事をされているだけあり、勉強になります。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01003411.jpg 実際にホワイトボードに貼りつけながら手順を伝えるものと、私が持ってウロウロするのにも便利な編んだもの。 やはり大きい方がわかりやすいですね。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01142379.jpg 昨年の反省を込めて今年は各手順の中で足並みをそろえる部分はきっちり確認しながら進めていくことに。 まずは最初の難関、樹皮の厚み調整から。 昨年の講習会で使用した樹皮よりも厚み調整しにくいものとしやすいものが混在しているテーブルがあり、苦戦されていらっしゃる方もいたのですが白樺の個体差によって作業性が違うことを体感していただけたと思います。 簡単に厚みが調整できる樹皮もあれば、初めての場合帯状に綺麗に剥ぐことできず削るように厚み調整することになる樹皮があったり。 苦心されたと思いますが、作る籠の大きさや用途により樹皮を切り出し、厚みを適した状態にすることが籠を編む工程の8割ほどをしめるということが実感できたと思います。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01142422.jpg 厚み調整の後は油で鞣し、編み込みへ。 今年はこのあたりはとても順調でよかったのですが、次の工程で思わぬ伏兵が潜んでいました。 もっと丁寧に伝えなければと思った瞬間。 人に伝えるって難しい。 講習時間は過ぎてしまいましたが、一度しめた後何とか皆さんが縁編みは目処がつき解散に。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01142451.jpg まだ何の処理もしていない樹皮を興味深げに見ていらっしゃった方もいたので、実際に切り出しも体験していただきました。 その切った樹皮がご自身で厚み調整したものと作業性が違ったことに興味深げでしたが、本当に白樺の個体差により作業性は千差万別。 こういうことは多くの言葉より1度の体験が勝るように思います。 次もし機会があれば何とか切り出しまで体験していただきたいと願っています。 昨年に引き続き、最初は厚かった樹皮が厚み調整をし、油鞣しの後予想よりしなやかになることを体験していただけたのが何よりの収穫です。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01142433.jpg 今年この時期に講習を決めた理由の一つがもしかしたら白樺樹皮の採取時期に入っているかもしれないという期待があったから。 お昼を食べた後、網走在住のお友達とともにお知り合いの林へ。 持ち主本人も一緒に林に入り採取時期の見極めなどを話しながら採取開始。 「秋には薪にするために切り倒す樹なので万が一枯れても大丈夫。」と言われた樹から採取しています。 初めての人が採取を体験するには有難いです。 慣れないうちは深く幹に傷をつけ剥がそうとすると木質部も一緒にはがしてしまい傷つくこともあるので。 適正に剥げば枯れることなくこのまま成長していきますが、そういったことはこれから少しずつ広まってくれるといいなと思います。 全く同じ状態には戻りませんが、時間をかけ表皮が再生される様子をシベリアではよく見ました。 剥いで最初のうちはカサブタのようになるため痛々しいと感じる人もいると思います。 しかしそのままさらに成長していくと、当初よりは薄くなりますが、表皮が再生し白い皮も薄くなるとはいえ出てくるのです。 まず最初に1枚剥いでみたところ。 網走の白樺は美しくしなやか。 実際に採取の場面を見ると節があっても使える場合もあるのだと実感してくださったよう。 こういうことは文章で書いてあるものを読んでも一応納得はできますが、やはり百聞は一見に如かず。 いろいろ分かりやすい樹にあたり良かった。 持ち主の方が熊笹を刈り取ってくださっていたので足場も安定していて採取しやすく助かりました。 自然の森に近い状態の村とは採取しやすさが大きく違います。 人の手が入っている林はやはり採取に適しています。 白樺にはいろいろ種類があるということは知っていましたが、村で採取した白樺とはまた違っていて一口に白樺といっても様々で面白いと再実感。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01513865.jpg 林の持ち主を紹介してくださったお友達にも実際に樹皮剥ぎを体験していただきました。 予想より浅い刃物を入れる角度は体験していただかないとなかなか実感できない部分だと思います。 慣れるまでは深さの検討をつけることが難しいのでまずは本当にごく浅く傷を少しつけ、徐々に深くしていくことをお勧めしました。 樹皮採取の時期が来ていると、音を立てて浮き上がってきたり付けた筋が開いていく様子が目に見えるのであとは木質部が見えるまで切れ込みを深くしていくのみ。 写真では上の方が浮いているのがわかると思います。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01513963.jpg さらに刃物を進めていくともっとわかりやすく浮いてくるので、この樹も剥ぎ時でした。 同じ林にあっても樹によってはまだ採取には早かったりと均一ではありません。 大抵白樺の樹皮採取は2週間ほどの間。(地域や気候によっても変わります。) もう少しあとでも採取できると思いますので、網走の方でご自宅の敷地に白樺があるわ〜なんていう方は是非とも体験してみていただきたいと思います。 網走も白樺の採取時期はおおよそ夏至の前後ということになりそうです。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01513980.jpg 今回は枚数も少なく長さもあまり多くは取っていないのでごく少量ですが、白い部分を内側にして巻いていきます。 場所があれば重石をして平らにしておいてもいいですし、白い皮の部分は取り除いてもやりやすいように。 今日は気温が低めだったからか村で採取する時のように虫が集まることもなく快適です。 村で採取する時、晴れていたりしたらもう大変。 マダニ/蚊/ブユ/羽蟻などあまり近くに来てもらいたくない虫も一斉に寄ってきてしまうので防虫スプレー必須。 日本でもマダニの被害が増えているようで近年ニュースで名前を聞くようになりましたが、シベリアにいたマダニ、それはそれは悪そうな色合いで結構大きいので目視でも簡単に見つかるのが唯一ありがたいところでしょうか。 黒い体に真っ赤なお腹。 網走のダニはもっと小さいということなので刺されないよう、林の持ち主さんにスプレーをかけていただきました。 ありがとうございます。北の大地で講習会と初白樺樹皮採取_f0235224_01513906.jpg 日本では白樺の樹は風景に溶け込み美しいと感じる方が多かったり、特に思い入れのある方も多いようで、目につくところで樹皮が剥いであると林の持ち主の方にも苦情が出ることがありなかなか難しいです。 枯れなくとも大きく内部が見えてしまうので痛々しいと感じてしまうことは無理からぬこと。 白樺細工を定着させるにはどうしても樹皮を剥ぐということがセットになるので少しずつ剥いでも枯れないという理解が広がり、伐採予定の白樺があったら剥いでもいいという意識が広がるといいなと思っています。 白樺細工が北方で発達したのは籠編みに適した材料が柳や白樺しか手軽に手に入らなかったから。 網走では今回の講習参加者の中にも「うちにある」とか「焚き付けによく使った」という話をお聞きしました。 是非とも籠に適した材料として有効に利用していただきたいなと思います。 ちなみに村がある東シベリアでも白樺は「母なる樹」とか「ゆりかごから墓場まで」といわれ、特別な樹ではありますが薪/材木として伐採するものでもあります。 春に樹液、初夏に樹皮、初夏から〜晩夏(紅葉の始まる前)は葉のついた枝、冬は幹を薪にと四季折々身近に利用する樹。 また村は伐採することの方に資格やお金がかかりますが、樹皮の採取は枯れないようにきちんと剥げば無料で苦情もきません。 身近な樹を無駄なく生活とともに使い切るということができる環境でもあるので、少しずつ白樺細工を作って使う方が増えるといいなと思いながら一日を終えました。 最後になりましたが、昨年に続き今年もお声がけいただきました博物館の皆様。 車を運転できない私の代わりに3日間にわたり車を運転して色々と案内し、新たな人との出会いも設定してくださったKさん。 白樺の林を実際に案内してくださった地元のお二人。 本当にありがとうございました。 また機会がございましたらよろしくお願いいたします。 タグ: ちょっとしたこと 季節 白樺樹皮 みんなのちょっとしたことをまとめ読み 3 by yamazou13 | 2017-06-17 17:00 その他ちょっとしたこと << 道端の伐採白樺からもつい樹皮を... 自宅使い 旅の友に新しい根かが... >>
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