yocoshicaのブログ (original) (raw)

ちょっと久しぶりの現場! 1ヶ月も空いてないんですがばたばたと過ごしてたので結構久々感がありました。熱田のイオンはステージ小さめなのでグループだとぎゅうぎゅうだ〜と思うんですが、ソロだとちょうど良いサイズ感で好きです。人通りも多くてリリイベだな〜という感じがする!

9/7(土)16:30〜 イオンモール熱田 1F 熱田広場

1部

進化理論

ア・ヤ・シ・イ・ネ

灼熱ロマンス

愛のスカーレット

===

2部

ONE WAY
BMCA

ア・ヤ・シ・イ・ネ

愛のスカーレット

===

いろんな歴史のある熱田イオンで、声出し制限という新たな思い出ができてしまって衝撃だった…!ソロって色んなことを経験できるんだな〜。

現場に行ってない期間もありがたいことにラジオとかテレビとかで楽しい成分の摂取はできてたんですが、やっぱり現場で楽しそうな人とか、それに呼応してる姿を生で見ると、栄養がぐーーんと染み渡ってく感じがありました。改めてステージが元気をくれることを再確認したので、また見に行けるように日々をがんばろー!と思ったのでした。

ソロでは3度目かな?の滋賀ユーストンに行ってきました。はじめましての風輪(ふうりん)さんとのジョイントコンサート。持ち時間40分ずつで、コラボもあって85分。昼夜公演なので1日たっぷりでした。

風輪さん、天然の色気がだだ漏れててすごかった…! おふたりともセクシーダイナマイトで、全然性別とかも違うけど振り真似の楽しさがピンクレディーさんみたいで、もちろんお歌も素敵で! 初見無料ハイタがあったのでホイホイと参加しました…格好良かったです…

1部

ア・ヤ・シ・イ・ネ

灼熱ロマンス

抱きしめてtonight

粋やがれ

BMCA

愛のスカーレット

赤坂の赤い心(名刺配りラウンド)

(風輪さんコラボ)ひまわりの約束

2部分あるのでさくっとだけメモ!!
両部の中身がごっちゃになってたりするので正確性が全然ないです

===

2部

甘噛みKISS

ア・ヤ・シ・イ・ネ

灼熱ロマンス

TOKIO

愛のスカーレット

夢Chu☆毒

男気・夢・音頭

赤坂の赤い心(名刺配りラウンド)

(風輪さんコラボ)糸

さくっととか言って1部の分長くなってしまった;;
今度こそさくっと!メモ!
こっちも記憶が混線してるのでMCの位置とかめちゃくちゃ間違ってるかもしれない

===

===

メモにしては毎回長くなるのでもっと簡素に書きたい!(次回の目標)

2日間炎天下で動き回った翌日の45分ステージ×2、ほんとーに、ソロというのは逃げ場がなくて、替えがきかなくて、グループとの両立というのは凄まじいことをしてらっしゃるんだなあというのを再確認した現場でした。ひらまつけんとさん、強くなりすぎているよ〜〜〜

風輪さんとの出会いも印象的だったので、来月仙台の現場で見られるのも楽しみです。歌謡現場、楽しい!

真夏の名古屋のどまんなか、炎天下の中2日間エンタメをやるぞ〜!という事務所総出のばかでか企画に行ってきました。

舞台中の吉原さんは出演免除、残りの4人でメインステージをぶんまわしつつ、平松さんはソロ歌手としてサブステージにも出演する…という詰め詰めスケジュール。しかも途中でセントレアまで出稼ぎトークショーに行かれていて、イカれてるな〜!と思いました。(だじゃれです)

前編:お昼

8/10(土)
11:15〜 サンシャインサカエ

愛のスカーレット

BMCA

ア・ヤ・シ・イ・ネ

灼熱ロマンス

以下メモ!

===

後編:夜

〜その後久屋大通に戻ってCBCラジオステージ見たり、涼しいところに避難したり、おまつりを楽しんでたらだんだん時が過ぎ〜

19:40〜 エンゼル広場

灼熱ロマンス

愛のスカーレット

ア・ヤ・シ・イ・ネ
===

盆ヴーカ 〜宵の筋肉〜

===

===

総じて夏だなー!おまつりだなー!というイベントでした!

酷暑の野外がメインというなかなかな逆風に立ち向かうイベントですが、矢場町の駅を降りて松坂屋の前、いつもの道を歩いてたら、アイドルの歌声とかファンのコールが風に乗って聴こえてくる状況っていうのはやっぱりワクワクドキドキして、あ〜これが名古屋の風物詩になる未来は愛おしいかもなあと思いました。

暑いなか演者さんもだしテントとかで物販やら何やらご対応くださったスタッフさんやボランティアの皆さまも本当におつかれさまです……ありがとうございました!

DAY2もどうぞご安全に!!

===

今週のお題「まつり」

前日のライブで急遽告知されたサイン会、ぎりぎりに着いたら何十人も人がいて、さすが地元名古屋…!と心がぽかぽかしました

8/4(土)13:30〜 新星堂アスナル金山店内イベントスペース

灼熱ロマンス

粋やがれ

BMCA

ア・ヤ・シ・イ・ネ

以下メモ!

===

最近X(Twitter)のTLがぐちゃぐちゃになってしまったので、ライブの感想とかをどっかにまとめておけないかな〜と思ってメモを残す試みです(自分用メモなので箇条書き 本当に推敲してないです)

boysandmen.jp

8/3(土)18:30〜 BM THEATER

ア・ヤ・シ・イ・ネ
粋やがれ
かましてこうぜテッペン
YAMATO☆Dancing

友ありて・・
Somedays
SAIKO-JAN
Do-Dah-Dah

・愛スカ合いの手講座映像(with本田くん)

愛のスカーレット(short)

ジンジャエールで乾杯

・名刺配りラウンド
赤坂の赤い心
別れたっていいじゃない

夢のカタチ
We Never Give Up

灼熱ロマンス
甘噛みKISS
愛のスカーレット
ア・ヤ・シ・イ・ネ

===

ほぼ毎月やってるソロライブ。
前回(6/28)はシングル発売前で「いよいよ第二章の開始だ!」という回だったのですが、今月はシングルも無事に発売してチャート順位の結果も出たのでそれのお祝いとか、お礼とかの要素が入ったライブでした。

以下メモ!

===

— @NDP TV_OFFICIAL (@ndp_tv) 2024年8月3日

<FC動画がきたらここに貼ること>

1ヶ月前に平松賢人作品展『Y』にて突如として公開されたミュージックビデオ。撮影したのは当ブログの推し人間ことボイメン平松賢人さんです。

作品展は盛況のうちに終了し、MV動画も**Youtubeにアップロード**されました。ありがたや〜〜!

本記事は1ヶ月経ってようやく正気で見られるようになってきたこのMVについて、好きなところをだらだらと挙げていくだけのブログです。よろしくお願いします!

※記事内にはわかりやすさを重視して引用の要件を満たしながらスクリーンショットを掲載していますが、全編見てこその映像作品なのでぜひYoutubeで動画をご覧ください!

1.キャスティング

ひとつめ、まず、キャスティングから!

そもそもめちゃくちゃ大事なことを言い逃してたんですがこの曲はボイメンの緑色担当・吉原雅斗さんのソロ曲でして、もちろん映像内にも吉原さんが登場しています。

モノローグ

(ジャケ写も平松さん撮影です。多才!)

それに加えて、撮影当時卒業が決まっていたボイメン(4月現在では「元・ボイメン」)の勇翔さんが俳優として登場していて、なんと外部からもヒロインとして**江嶋綾恵梨さん**がキャスティングされています。ほ、、本格的な、恋愛ものの、MVだ!!すごい!大人が動いている!!!というか平松さんがすっかり大人の作家…なんだ……!!

追加で言うと作品展が名古屋のソニーストアさんで開催されたので、**SONYさんの機材を使って4Kで撮影**されています。ガチだ……。

2.オレンジの記憶

そんなガチ機材で撮影された映像はもちろん全体的に美しいんですが、なかでもシーンごとに変わる画面の色が印象的だな〜と初見のときに思いました。

MVの前半は、おそらく曲の主人公の目線で、勇翔さんが演じる恋人との日常が映し出されるんですが。

この、柔らかい部屋の照明とか、ロウソクの炎、キャラメルポップコーン。それらがぜんぶ暖色のオレンジ色に包まれていて、主人公にとってのあたたかい記憶なんだろうな〜というのが視覚で伝わってくるところ!

セピアほど色褪せてなくて現実ほど鮮やかでもない夕焼け色からにじみ出る、体温くらいの温度感が、じんわりと涙腺にくるのです。

3.記憶を燃やす花火

そういう「愛しさの象徴」みたいだった想い出のオレンジ色が、MVの後半では花火の炎として弾けて燃えていくという趣向になっておりまして、、

うう、、火を点けた途端に終わりまでのカウントダウンが始まる花火、その光が暗い夜のなかに灯っている光景……というのが、過去形で愛を語る歌詞と重なって、映像が美しいことにも後押しされてお腹を重ために殴られたみたいにぐうう…となります。

またこの花火のシーンの江嶋さんがすごく可愛くて! だからこそ、燃え尽きる瞬間を見つめるときのギャップのある表情が、このモノローグっていう曲を歌うときの吉原さんを彷彿ともさせて、何重にも感情が揺さぶられることになる!

4.重なる横顔

……そうなんです、江嶋さん、とても綺麗な女性なんですが、このMVのなかで見るとなぜか吉原さんと重なって見えるときがあります。

なんでだろう…?て考えたら、おふたりとも横顔が印象的で、伏し目がちな表情もあいまって重なって見えるのかな〜と。吉原さんは184センチあるでっかい男性なんですが、MVのなかではメイクもあって中性的にも見えて、主人公の代弁者としての存在感があります。

キャストが男性2人、女性1人の構図なのに、5分の映像のなかでストーリーが混線せずに頭に入ってくるのは、勇翔さんと吉原さんが全く違う男性像を表現してるからなのかなあと思います。役者も構成も上手いんだ!

5.シーンの切り替わり

構成の話が出たので続けるんですが、このMV、じっくり見ると結構シーンの切り替えが激しいです。で、その切り替えが美しい……!

とくにサビ前の音の盛り上がりに合わせて映像が華やぐのが良くて……。 行儀が悪いオタクはYouTubeを0.25倍速にして見てしまい、それでも1フレームずつ全部がきれいで……。

は〜〜きれい。
(余談ですがこのブログ書くにあたってめちゃくちゃコマ送りで見たんですが、吉原さんが本当にどこで止めても全部美しくて驚愕しました)

雪・夜・都会……の無彩色な現実から花火のシーンに移るときに、紫とかピンクとかの夢みたいな色が混ざってくるこの演出力、しびれますな〜〜〜!

展示のときは**ばかでかインチの4Kブラビア**でこの映像が流れてたので、全身で色の波を浴びられたのも得難い経験でした。SONY様ありがとうございます……!

6.雪の使い方

シーンの切り替えといえば1サビ前のこの、雪が舞って入れ替わるところも大変美しくてですね…。

なんか撮影の日に雪が降ったのは偶然で、たまたま東京に大雪が降った日だったのでこの映像になったらしいんですけど、それにしては雪が効果的すぎる。

ラストシーンも、雪の積もった傘が夜の道路に主人公を白く浮かび上がらせるフレームとして機能してて、これが偶然だとしたら天気の神様に愛されているな〜と思います。愛されてるんだろうな…。

7.逆光で欠ける輪郭

天候は偶然だったにしても光の入れ方は意図的だろう!ということでそっちの好きシーンも。

卒業展示の写真の方にも印象的な太陽フレアの写真があったんですけど、平松さんの撮る強い逆光の画には印象に残るものがいくつもありまして。

これはもしかしたら長年スポットライトの中で暮らしてきた人の視点なのかもしれないな〜と思うんですが、目の眩むような光が記憶に色濃く焼き付くことを、実感としてたくさん体験してきた人の撮る映像だと思うとちょっと合点がいくというか。

そのうえで、光と共に視覚に収まったとき、光に輪郭が溶けたとしても彼らならその強い光源に負けないという被写体への信頼感も感じたりもします。ペンライトとかステージの照明が表す、願いとか憧憬とかそういう強い感情を、画面としてコントロールできるカメラマンは強いなー!と思うわけです。

8.夜のバリエーション

光を自在に扱ったかと思えば闇の描き方もなんというかこうセクシーでして!

歌詞の最初と最後に「眠る」という言葉が出てくるので、時間帯はなんとなく夜なんだろうな〜という気持ちで聴いていた曲なんですが、MVには**いろんな見せ方の「夜」**が出てきます。

濡れた地面に反射する信号の生々しい光とか、ダイナミックなビルの夜景、音が吸い込まれそうな雪道。勇翔さんの出てくるシーンもアフター5から始まって夜の時間帯の出来事を描いているように見えるし、花火ももちろん夜の出来事でしょう!

色や構図の見せ方も色々なのに、夜のもつ静けさや終わりをはらんでいる感じが保たれ続けているのがすごいなと思っており……。それでいて、闇の深さではなくて闇に灯る光の方に目が行くのが撮影者としての曲の解釈だったりするのかなあと思ったりしました。うーん、好きだ…!

9.幸せの描き方

曲の解釈の話が出たので続けます!
平松さんの制作物を見ていて、幸せを描くことに恐れがないよな〜といつも思います。

自分のなかの、きれいなもの、幸せなもの、愛しいものを表現して人に見せるって勇気がいることだと思っていて、このノローグという苦しい、切ない、狂おしいような楽曲を聴いて、こんなにも幸せの分量の多いMVができあがるのが、平松さんという映像作家さんの個性なんじゃないかなあと思っています。

心の内側で大事にしている感情や、柔らかい記憶であるほど、写真や映像みたいに目に見えるものとして出力するのは怖さを伴うと自分は感じるので。

なので、「もう全部嫌いになれたら どんなにいいでしょう」とまで歌われる関係性の真ん中に、正面からの笑顔や、飾りのないショートケーキを2つぽつんと置いてしまえる感じ。これはもう自分には絶対に、逆立ちしてもできない素直な幸せの表現だからこそ憧れるのです!

人と比べたり評価できるものになってしまうのを怖がらず、自分の価値観が誰かの批評にさらされることを受け入れられる強さが、**表現者として格好良い**な〜と思っています。

10.別れへの向き合い方

ラストなってしまった!もう?! あっというますぎる!

最後にこのMVが、勇翔さんという盟友の卒業展示で公開されたということについて、少し視点を飛ばしてみることも許されたいな〜と思って書いてみます。

このモノローグという曲は、『「好き」だなんて言えないほど「愛してた」』という歌詞から読み取れるように、大事な人と一緒にいられないこと・別れを扱っている楽曲だと解釈しています。

MV内に象徴的に出てくる花瓶が倒れるシーン、自分が見た感想なので実際がどうかわからないんですけど、この花瓶に刺さってるのってドライフラワーなのかなと初見では思っていて、なのに倒れたときに水がこぼれるのは、乾いた関係に水をやっていたことの比喩なのかなあと考えていました。

ただもうひとつ、それよりも自分に響いたことがあって、それは倒れたグラスが割れないこと。歌詞のなかの2人はおそらく戻ることのない関係性なので、意味合い的には粉々に割れても良いと思うんですけど。グラスが倒れて外に流れ出す水の動きは別れが破壊ではなくて状態変化のひとつとして描かれているようにも見えて、わずかな希望を見出すことすらできるその描写に、悲しみを抱えながら、それでも救われるな〜と思いながら見ていました。

前項の幸せの描写の話にも通じるんですが、この歌詞、この曲、あの歌い方から、ほのかな明るさを内包した映像が仕上がってきたことが、個人的にはMVを見たときのいちばんの驚きで、好きだな〜と思うポイントでした。

===

おわりに

以上!駆け足で10こずららら〜〜と述べてきましたが、実際動画をみると人それぞれ、まだまだいろんな感想が溢れてくると思うので、ぜひ**YoutubeでMVを見て、曲の魅力と映像の威力を浴びてもらえたら**と!思います!

とくにこのブログは完全に平松推しの視点なので、吉原推しさんの見た感想とかもめちゃ聞きたい……論文お待ちしております……。

ライブだと次モノローグ確定チャンスは5/8のSHAKE東京かな? 5/19には名古屋で平松さん吉原さんのツーマンライブもあります。

MVとはまた違う生歌唱を浴びたりして味がしなくなるまでひとさまのソロ曲を噛みしめていければと思っておりますので、奇特なお仲間の方がもしいらっしゃったら、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます!

===

記事内のスクリーンショット引用元:吉原雅斗-「モノローグ」Music Video - YouTube

シャンシャンシャンシャン…(鈴の音)
シャンシャン…(パンダの名前)
メリーーー クリスマス!!!12月25日がやってまいりました!

主催しておりますアドベントカレンダーも最終日を迎えまして、書き手読み手としてご参加いただいた皆さま本当にありがとうございました。

各記事は上に貼ったAdventarのページから辿れるほか、一部ページが更新できていない方も可能な限り当方のX(Twitter)でリポストしております。お気に入りや共感した記事を呟いたりRPしたりしていただけると著者の皆さまへのクリスマスプレゼントになるかと思うので、よければぜひお願いいたします!

==

と、ここまでを年の瀬メリクリご挨拶としまして、今年のテーマ「**#今、BOYS AND MENを好きなワケ**」の最終更新として、自分の記事を書いていこうかと思います。うう…どうして最終日を担当することにしてしまったんだ……

し〜〜かしながら今のボイメンさん界隈の空気からして、やっぱりヴーカ( ※3月リリースの新曲『ヴーカ・ヴーカ〜恋の筋肉〜』のこと)の話になってしまうなあ〜!というのがまず出てくる感覚でして。当アドカレも12月初旬の段階では参加枠がそこそこ空いていたのですが、ヴーカの発表と音源公開の流れであれよあれよと全枠を埋めていただきまして、新曲のチカラってすげー!としみじみ実感しているここ1ヶ月です。

自分としましても前回の記事を書いた段階では「新曲出るよ〜」の告知を見ただけの状態だったので、タイトルの「(これは…)」感のみの勢いで執筆したのですが、あれからラジオで音源が解禁になり、配信でも購入し、先日はリリースイベントでパフォーマンスも見てきました! そうやってひととおりのヴーカを浴びた今、率直に「ボイメンさん、第2章に入ったかも?」と思っています。

なので今回の記事は、自分がヴーカを聴いてオオ〜と思った理由を掘り下げることで、今のボイメンが好きな理由を分解してみよう!という内容になっております。

一旦CMです

■見てわかるヴーカの特殊性

さてさて『ヴーカ・ヴーカ〜恋の筋肉〜』、皆さまもうお聴きになられたでしょうか?
まだの方は一旦↑の30秒CMだけでも、このブログを開いた以上仕方ないことだと諦めて再生してください。

……ありがたくも再生してくださった神のような方は今、30秒の大半を意味が分からない時間として過ごされたかと思うのですが、いや〜、サビの「ヴー♪ カ ヴー♪ カ ヴカ♪ヴカ♪ぶーん♪」のところ、サビなのに一切意味を汲み取れない音の羅列ですごいですよね。一応VUCAはスワヒリ語でなんかいい感じの意味があるらしいんですが、スワヒリ文化圏以外ではただただ意味不明なので勇気を感じます。

こんな風に、30秒でも一撃でわかる「何だこれ」を投げつけてくるところ。これは以前からのボイメンの得意分野だと思っています。しかしこの曲、何度か聴いてみるうちにだんだん、今までとは違うかも……?という感想が浮かんでくるのです。

なのでちょっと今度はフルのMV(ダンスバージョン)を貼るので見ていただいて良いでしょうか。視聴依頼がドアの隙間に足ねじ込む感じのやりくちですみません……

えーと、まあ3分あるので最初のかっこいい辻本さん〜勇翔くんを中心とした儀式辺りまで見ていただけたら御の字かなと思ってはいるのですが、一旦最後まで見て下さったと仮定して続けますね。あの、おわかりいただけたでしょうか。

こ……この曲、妙に……仕上がってるんですね。

変なのは変なんですけど、歌担当組が惜しげもなく歌唱力をぶつけ、お顔の造形にパワーのある組が視線をかっ攫い、アクロバットやダンス、高音低音、全員が全員得意分野で勝負を仕掛けてきているのがこの楽曲だと感じています。

MVの出だしのカットは主演俳優 から主演俳優 のリレーで、歌い出しはソロ歌手 からソロ歌手のリレーです。とっても贅沢だ!

■ヤンキー路線の薄れ

それからもう1つ。この曲はよくよく聴いてみると、ほぼ「ヤンキー要素」がないです。いやまあよく聴いたところで何言ってるかあんまわかんないんですけど……なんか恋の筋肉を鍛えるぞ!という、どっちかというとヤンキーとは対極の、健康的なバカの歌になっています。強いてあげるなら袖引きちぎり学ラン(袖を引きちぎるな)がヤンキー要素ですが、袖を引きちぎったせいでどっちかというと北斗の拳になってしまっているのでノーカウントにしても良いでしょう。なのにすごくボイメンらしいな〜!という感想を持つ人が多い、不思議な曲でもあります。

その不思議を紐解くためにちょっとだけ過去を絡めた話をするのですが、これまでボイメンのパブリックイメージは「ヤンチャそうな若者たちが学ランを着て、元気の出るアツい曲を歌う」という感じだったかな〜と思っています。ちょうどYAMATO☆Dancingから威風堂々あたりの、レコ大や武道館をまっしぐらに駆け上がっていた時期の印象が周りには強そう。

そういう、持たざる者たちのハングリーさ、恵まれた東京へのアンチテーゼ、ギラついた格好良さ……そんな風な印象を確立するに至った経緯を考えたときに、さすがにまあテーマカラー金と銀の影響を無視することはできないかなあと思ってまして。
お名前を出すと水野勝さん・田中俊介さんという、特別な色をあてがわれた双璧の存在が、チームのイメージにとって過去、とても大きい意味を持っていたことを覚えています。

すでにご卒業・ご活躍されているお二人なのであまり長々と書くことはしないんですが、つまり今まで積み上げてきた「ヤンキー」という大きな印象を築き、背負ってこられたお二人が、ご存知のとおり今のボイメンにはいません

そんなこともあってなのか、2022年に勝さんがご卒業されてから、一度ボイメンは真っ白になりました。
真っ白の学ランで、青空の下で、ヤンキーのヤの字もない、そのときに歌える曲を歌ってました。
それが今から1年前に出た楽曲、『**超FINE!!!**』です。

■真っ白からの再出発

超FINE、ふわふわしてましたね〜。

1年前にこの曲が出たときにも自分はブログを書いたのですが、こんなことを言ってました。

私はオラどけなボイメンを好きになって、それを見ながら好きを深めてきたので寂しいし、全然違うグループになったなあと感じているのですが、そりゃそうなのです。メンバーが変わっても同じグループでいられるほど、1人1人の色の薄いグループではなかったんだから!

うーん、未練がすごい!

でも正直な気持ちでした。水野勝さんと、知名度として看板でもあった小林豊さんを一度に失ったあとだったので、振り返って思い返しても、進行方向をわかっていた人なんて誰もいなかったんじゃないかなあと思うような時期でした。

残った現メンバーである6人の皆さんはこの曲前後から、真っ白い学ランを再びそれぞれのカラーで染め上げるように、個人の活動を加速させていきます。ソロ現場も増えて、各メンバーの個人配信も軌道に乗り、そんな日々をを過ごしたあとで、1年3ヶ月ぶりに出るシングルが……そう、ヴーカなのです。……ここからいきなりヴーカ?!?! 真っ白だったグループにいきなり、何のジャンルかもよくわからない、極彩色のサウンドが降り注いでいるのが今です。

お、思ってたよりも、すごい、濃い色をつかまえてきたなあ?!

■それぞれが持ち寄ったもの

そうやって考えるとヴーカという曲、メンバーの得意や、努力や、魅力や、経験がいっぱいいっぱい詰め込まれていて、見ていてじわじわと嬉しくなります。

外部の舞台やミュージカルで揉まれ、圧倒的なステージ映えを手に入れた吉原さんは、この曲に重厚感と華やかさ、どこまでも届く力強い声をもたらしてくれました。

誰よりもソロのステージに立ち続けた平松さんが連れてきた、一音で人を惹き付ける冒頭の声と軽やかなダンスはこの曲の明らかな武器です。

ずっとこのグループのパフォーマンスを引っ張ってきた二人が、ボイメンのシングル表題曲を「やたら歌の上手い」曲にしてくれた! これはすごく、すごく嬉しいことです。

同じように、野球のお仕事を自力でがっちり掴みながら演技のお仕事も開花しつつある辻本さんは、ガッツと身体能力、それからMV冒頭にも代表される、人の目を惹き付ける求心力をパフォーマンスに加えています。

目を惹くといえば主演映画を重ねてますます画面内での存在感を増した勇翔くんもそうで、その立ち姿と表情ひとつで、ビジュアルと世界観に謎の納得感を与えることに完全に成功してしまっている。
目で楽しい、飽きさせない、「やたら見てしまう」MVがやってきました。

そんな楽曲とMVを届ける力を持っているのが、頼もしすぎる外交官の存在です。

情報番組にすっかり定位置を確保しておしゃべりパワーアップに余念がない本田くんは、ホームでもアウェーでもいつでもどこでも安定した出力でその場のトークを「ボイメン」にして、老若男女に「ヴーカ」を刷り込むことができるプロ中のプロです。

アサヒビールさん等企業案件を自分の腕でガンガンにぶんまわしているタムさんは、距離の近さとサービス精神を武器にして、ライブ会場の「あなた1人」の心を動かすことに誰よりも長けています。目の前の人との関係値を完璧に測る経験値から放たれたヴーカの、嫌味のないインパクトたるや。
やたら頭から離れない」パフォーマンスの成果は、対バンのあとのSNSを見れば如実に現れている!

もちろん、全員が歌えて踊れて格好良くて、喋れて演技も握手もできるキャリアの長いグループです。MVでもライブでもきっちり全員が輝いていることを前提として、それぞれが個々に磨いた特殊な技術を持ち寄った結果、中身のぎっしり詰まった、アウェーでもどこでもやっていける、今のBOYS AND MENそのものみたいな曲ができあがったというのが、私のヴーカの感想なのです。

■「持たざる者」とのお別れ

こうなってくるともう、「持たざる者たちのハングリーさ」とか言ってる場合じゃありません。彼らはたくさんのものを……それが通常ボーイズグループに必要かどうかはともかくとして、とにかく個性と実力を自分の力で獲得してきました。それでいて、色々なものを持っているのにまだハングリーな自称雑草集団は、まだ誰も通っていない、道なき道を切り拓くことを楽しんでいるようにも見えます。

だって正直なところ、もう彼らはボイメンというグループがなくてもたぶんやっていけるのです。それなのに「ボイメン」という、めちゃくちゃカロリーが必要で、奇妙で、変で、愛おしいあの活動を、何故だか続けてくれているのです。

12月末の野外ステージに袖を引きちぎった学ランで現れることを「ボイメンだな〜」とわはわは思えるのは、彼らが何も持っていない人たちではなくて、持っているものを分けてもらえていると思える安心感なのかなとも思います。

実践で鍛えた筋肉は、強いんだ!

そういうわけなので経験と技術と、あと恋の筋肉とかいうものを身につけたらしいボイメンの皆さんが、早く世間に見つからないかな〜!とオタクは今日も思っています。楽曲自体がバズを意識したエンタメソングでもあるので、最近友達と会うたびに、「ヴーカ、どうやったらバズるんだろ〜〜」と言っています。

たぶんバズりたい!と思っているオタクがバズれることはないと思うので、とにもかくにも楽しいことを全力で楽しんで、それを見て寄ってきてくれたり、面白がってくれる人をこう……バクッと……食虫植物のように……取り込んでいくことぐらいしかできないと思っていて……この文章を今読んでいるそこのあなた、ぜひその……ヴーカを踊ったり……してください!!(?!)
部屋で1人で踊ると本当に何をやっているんだろう…という気持ちになるので、できたらリリイベとかを見るのも楽しいんじゃないかと思います。

ここでまた宣伝です

— BOYS AND MEN_OFFICIAL (@BOYSANDMENinfo) 2023年12月15日

2月11日に東京(ららぽーと豊洲)、3月9日に大阪(セブンパーク天美)、愛知は赤池アスナルでリリースイベントがあります。風邪とかひかなかったらフルメンバーがいて、確定ヴーカチャンスです!
ボイメンにしては珍しく予定がだいぶ早くに出たので、今、今です!手帳に書き込んでください。初見さんもお久しぶりの方も皆々様、お待ちしております!

===

いつもの癖で最終的に粘り強い宣伝をしてしまいましたが、こんな感じで相変わらずボイメンというグループを、変だな〜おもしろいな〜と思いながら応援しているのがこのブログです。タイトルに「第2章」とか書いたのですが、正直今が何章目なのかなんて全然わかっておらず、でも明らかに、何となく、新しい1歩が動き始めたな!という感覚があります。

これからのヴーカとこれからのボイメンに結構ちゃんと期待していて、楽しい未来になるように、祈ったり踊ったりする年末を過ごすつもりです。これを読んでくださっている方も、よかったら一緒に踊ったり笑ったり、MVをしゃーなし見たりしてもらえたら嬉しいです。

それではメリークリスマス、良いお年を!

このブログは #今、BOYS AND MENを好きなワケの参加記事でした。