桃の剥き方 (original) (raw)
今年も広島の姉からぶどうと桃をお中元で頂きました。
妻が亡くなってから、娘達の誕生日プレゼントや季節のものを姉がよく送ってくれます。還暦になっても弟。有難いと思いつつ、ぶどうはさておき、不精な私は桃の剥き方がイメージできず、冷蔵庫で台無しにすることも。
考えてみると我が家は桃には〈勝手に〉縁があります。子どもの頃は岡山に親戚がいて、夏になると桃が届き、桃は岡山名物だと思っていました。
結婚後は新潟にある妻の親戚から妻の実家に送られてきた桃をおすそ分けしてもらうのが、我が家の娘達にとっても夏の恒例になりました。しかし、時は流れて親戚も岡山にはおらず、新潟の桃畑ももうないようです。
長女が産まれ、横浜から転勤で引越した名古屋の社宅は愛知県小牧市の桃花台という新興住宅地にありました。社宅までの道の両側には桃畑が広がり、春には真っ白な花が咲き、収穫時期には直販の桃を安く買えました。その次に転勤したカルフォルニアの家の裏庭には大きな桃の木がありました。残念ながら食べれないものでしたが、沢山の実がなり、実が落下する音に夜中びっくりすることもありました。
そんな縁が深いはずの桃ですが、剥くのはいつも妻の役割。一念発起と言うほどではありませんが、今年はお中元を受けとり、すぐにネットで下調べました。便利ですね。完璧にマスターした感じです。
残念ながら、慎重派の孫は桃もぶどうも食べてく
れませんでした。また来年だねー!