英国。色々あるけど住んでます。 (original) (raw)

週末、下の子はオットと一緒に自転車で公園まで向かいまして、自動的に私が上の子と一緒に過ごすこととなりました。
Secondaryに上がってからこっち、姉妹で一緒に公園やら外遊びはあんまりしなくなっちゃったので、妹と公園かマミーとスーパーに買い物という2択だと私についてくるのを選ぶんですよ。
まあ、マミーが好きというよりは自分で好きなお菓子を選べるからって理由でしょうけど。

んで、なんでそうなったのかはちょっと記憶にないんですけど、車の中で上の子と会話をしてまして、「それじゃマミーがズババーンと登場したら大盛り上がりになるんじゃない?BGMは鬼滅の紅蓮華で”僕を連れて進め”の部分でマミーがドアを開けてドーンって」などと知能指数低めなどうでもいいことを言ってみたんです。
”僕を連れて進め”の部分は日本語で歌いながら。
めっちゃウケてくれたんですけど、予想外のコメントまで頂いてしまいました。

マミーはね、友達の間で大人気なんだよ。
マミーの子になりたいって言ってる子が何人もいるもん。

え〜?ホントに?
嬉しいけど何で?

だって、マミーは私がアニメを見ることに理解があるじゃん。
他の子のお母さんたちは全然興味も示してくれなくて、家で何話していいのか分からないから息が詰まるって言ってたよ。

あー、まあ、そうかもねぇ。
でもマミーの子になったら毎日お風呂に突っ込まれるけどその覚悟はあるのかね?

ああ、そうかぁ。
私はお風呂好きだけど、毎日は入らない子が多いかもなぁ…

って感じで話を流してみましたが、これって褒められてるのかな?私?
大人としての威厳が足りないって言われてる?
そもそも理解してるって言われても、私だって鬼滅やら呪術廻戦やらはこっちに来てから名前を知ったいわゆる”にわか”ですから、がっつりハマってる上の子がなんか色々感想を述べてても半分以上何言ってるかわかってないですし。
唯一他のママさんたちと違うのは、見ること自体は別に止めないし、鬼の概念について話したり、日本のカミと西洋の神の違いについて私見を述べることができるだけで、これはアニメが好き云々じゃなくて育った文化の違いなわけで。

上の子もお友達も日本のアニメが好きだからそう言ってくれてるんでしょうけど、これがオシャレ命系のお嬢さんたちだとしたら多分私がウザがられてる立場になってるだろうし。
おなか冷やすなとか、メイクが濃すぎなんて余計なこと言っちゃいそうだもん…
お年頃のお嬢さんたちはなかなか難しいですね…

↓知っとくと異文化交流に役立つ↓

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ネズミとの格闘、パート2です。

買ってきた殺傷力の高いバネ式ねずみ取りには、オットがどうやって調べたのかは分かりませんが、エサはチーズではなくてチョコレートがいいと教えてくれました。
まあ、香りの強さはどっちもあるから隠れてるネズミをおびき寄せるって意味ではいいのかな?しらんけど。

なので、子供たちから隠してる秘蔵の板チョコ、ってほどでもない激安板チョコをひとかけら乗っけてねずみ取りの使用説明書にあるとおり、リビングのすみっこの壁際に設置しました。
その後オットはテレビを見始め、私はお風呂へ。
私がいない間にかかってくれれば処理しなくて済むからラッキー、とか思ったりしたのは内緒です。

でも人がいる気配があるからかどうかは知りませんが、私がお風呂から出てきてもヤツは姿を現してませんでした。
その後オットが寝てからもドライヤーしたり翌日の仕込みをしたりでずっとカタカタコトコトやってたので、ねずみ取りの方は何の変化もなくチョコが鎮座してるだけ。
これは朝起きて一番に発見する羽目になるのかしら、と、諦め半分でベッドに入りました。

明けて翌朝。
眠いながらもちょっとワクワクしつつリビングに向かいましたが、ねずみ取り作戦は空振りでした。
置いたチョコはどこも欠けてる様子もなく大失敗だったようです。
まあ、そんないきなりうまく行くわけないよねー。

ってことで、置いてあったチョコをいったん外してゴミ箱へ。
あとはいつも通り登校前のドタバタを繰り広げ、洗濯物を干し、すべてが終わって冷めたコーヒーを飲み干してバイトを始めたんですよ。
しばらくリビングでパソコンに向かってポチポチ。
してたら突然。

かたーん!

なんか軽いものが床に落ちたような音がしまして顔を向けてみると。
ネズ公が!エサどけたのに挟まってんよ!!
どういうこと?!?!
いや、私としては全然いいんだけど、間抜けにも程があるというか…
それよりも心の準備ができてなくてどうしたらいいのさ?

ぴくりとも動かなくなったネズ公を目の前にオロオロしてたら、相変わらずタイミングが悪いオットが2階から降りてきまして。
取れた!取れちゃったよ!と現場を見せたところ、例によってこっちがお願いしたわけでもないのにプンスカ怒りながらねずみ取りごと外のゴミ箱に持ってってくれました。
怒るふりをして勇気を出してるんだろうなぁ、オット。
これはカワイイのか情けないのか。(後者だね)

それにしてもですね。
一匹駆除したところで何匹隠れてるのかがわかんないから、この戦いがいつまで続くのか。
侵入経路もわかんないし、長期戦になる予感がしております。
はぁ😩

↓これと似たヤツですがいい仕事してくれました↓

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関係ないシリーズ。雑貨屋で見つけたこの人がデコっぱちすぎて最初誰だかわからなかったです。

ネズミ。
世界的に有名な「ハハッ」の方じゃなくて、都会の路地や地下鉄の線路脇をちょろちょろしてるアイツらとのお話を聞いてくれまいか。

前にも愚痴モードで書き殴りましたが、我が家のご近所さんたちがあれこれと工事してるのが、科学的な根拠はまったくないですけど個人的にはかなり関係してると思ってましてですね。
ここ最近は前にも増して庭の隅などでねずみどもを目撃しておりました。
今まで住んでた屋根裏や物置から追い出されたんだろうと勝手に推測しております。
でっかい方のラットではなく小さい方のマウスですが、それでもイヤなものはイヤじゃないですか。
お隣さんのデッキ下に光る目があったり、ゴミ捨てに庭に出たら走り去る姿を目撃したり、結構縦横無尽に走り回ってやがります。
なので食べ物は密封容器などに入れて、掃除機も入念にかけたりして対策してました。

しかしッ!
先日家族が寝静まって私もぼちぼち寝るって時間に、リビングの本棚の下から出てくるグレーの毛玉を目撃してしまいましてですね…
こっちもびっくりだけどあっちもビビってまた本棚の裏に逃げやがりまして、でも夜中だからどうすることもできずに夜を明かしました。

明けて翌日。
いつもは昼過ぎに行く買い物を前倒ししてSainsbury'sまでねずみ取りを買いにダッシュ
ところが店内をくまなく探しても見つかりません。
Argosってカタログショッピング屋も入ってるのでそこで確認してみてもでっかい箱みたいなのは取り扱ってるけど、昔懐かしいバネ式のやつはなく。
念の為近くで品出しをしてる店員さんに聞いてみることにしましたが、Argosにあるはずよ、と言われてしまい。
「確認したんですけど箱型の生け取りにするタイプしかなくって、Argosはどうやら生き物を傷つけるのが嫌みたいですね(They seems don't want to harm any animals)」と言ったら大爆笑されました。

あー!ね!でもねずみはPest(害獣)だもんね!
うちでは取り扱いないけど、ハイストリートの雑貨屋ならあるはずだから行ってみて。
がんばれ!

なんて励ましのお言葉をいただいたので、勇み足で雑貨屋へ向かったらとても豊富な品揃えでいろんな罠が売られておりました。
ってことは、うちの町でもそれだけ需要があるってことなんだろうな、うへぇ。
などとネガティブ思考になりつつ2個パックのものを購入。

夜を待って設置することとなりました。(続)

↓こういうやつしかなくて…生け取りにする優しさは持ち合わせてないし…↓

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なんか最近、上の子が夕飯時にしてくれる学校生活の報告が不穏というか、どうにも殺伐としております。
AちゃんとBちゃんがケンカになってDitentionくらったとか、CちゃんとDちゃんの口論に巻き込まれたとか。
思春期真っ只中ですから色々と心が揺らぐのはわかるけど、それにしたって君たちケンカしすぎよ?
私が12歳とか13歳の頃の学校はそこそこ平和だったわよ。

具体的にどんなことでケンカが勃発するのか興味本位で聞いてみたら「なんかよくわかんないけど、どっちの方がテストの点がいいとかそんなことかな?」と、うちの子は”心底どうでもいい”という態度だったので、それ以上は聞いても詳細は得られなさそうで。
なので何度も同じことを繰り返してますが「そんな状況になったら物理的に離れておきなさいね、お互いのためにね」と伝え、上の子も「なるべくそうしてる」だそうです。
一応学んでるのかね?

で、いつもの口論報告が終わったところで突然「でさ、マミーは何冊マンガを持ってるの?100冊はあるよね?」と脈略なく聞いてきました。
数えたことはなかったですが、なんせ日本語書籍は手に入りにくいし高いのでそんなに持ってません。
狭い我が家には置く場所もないし。
「さぁ?多分50冊もないんじゃない?」と適当に答えたら「じゃあさ、人生で何冊マンガを読んだ?」と規模をデカくしてきやがりました。

それこそ数えてないから知らんがな。
所有してたものだけじゃなくて友達と貸し借りしたり、歯医者の待合室で読んだり、電車の網棚に置いてあったジャンプやらマガジンやらも何の躊躇もなく読んでたし。
なんだかんだで、ほぼ毎日何かしらのマンガを読んでた人生ですからね。

答えに詰まってたら、上の子が「あのね、最近仲良くなったEちゃんって子のお父さんが家に500冊マンガを持ってるんだって!だからマミーの方がもっと読んでると思ってさ」と質問の意図を教えてくれました。
Eちゃんは聞いてみたらイギリス人のご家庭の子だそうで、それで500冊所有してるのはとてもすごいことだけど、日本で育った日本人の私と比べたらダメでしょうよ。

こーゆーどうでもいいことでマウント取ろうとするからケンカになるんじゃないの?
巻き込まれるのもよろしくないけど、アナタが口論の口火を切るようなこと言う必要ないんだからね、と伝えましたが、さて、ちゃんと理解してくれてるでしょうか…

↓イギリス人でマンガに100万円近く使ってるってだけでズゴイよ↓

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ハーフタームが終わり、子供たちも元気に学校へ行ってくれました。
なので、ハロウィンの名残を片付けたり、働いてるオットにこそこそ隠れて豆乳抹茶ラテを作ってひとりでのんびりしてみたり。ひひひ。

しかしそんな楽しい時間もあっという間にお迎えの時間になってしまい、サボりの痕跡を消してから学校までテコテコ出発。
すると、30mくらい先の反対側の歩道に古参の香港人ママさんがなんとなく項垂れた感じで歩いてました。
疲れてるのかなんなのか、いつもより歩く速度が遅めで、私が道路を渡ったところでちょうど鉢合わせする感じになりましてご挨拶。

お休みはどうだった?とかの当たり障りのない話題から開始したんですが、彼女が突然「ねぇ!そういえば前から聞こうと思ってたんだけど、しゃーくちゃんはイギリスに来てから家を借りたことってある?」と質問してきました。
もちろんこの町に引っ越してくる前はずっと賃貸のフラットだったのでそのように答えたら「なんかね、うちは家を借りてるんだけど、毎年大家さんが”明日行くから”って家の中を見にくるの!これって普通なの?追い出されたら住むところないし息子の学校とかどうしたらいいのか…」と、とても不安げにおっしゃいまして。

あー。
昔、不動産屋で働いてた時に外国人のテナントさんからちょいちょい聞いたセリフですわー。
知らないと不安になりますよねー。

ってことで、「それは Landlord inspection って言って、賃貸の場合12ヶ月ごとに大家さんか管理会社が物件の状態を確認するために来るものなんだよ。契約書に多分書いてあるし、追い出すための粗探しではないから大丈夫だよ」と教えるとともに「あなたはもう数年住んでるから大家さんも心配してないだろうけど、世の中には大家さんの許可を取らないで勝手に内装変えたりすっごい使い方が汚い奴らがいるからね」と付け加えておきました。

するとママさんは「そうなの⁉︎よかったぁ…もうね、毎っ年毎っ年来るからホントにストレスで、ケンカになりそうだから私より性格が穏やかな夫に全部任せることにしたんだけど、追い出すつもりじゃないのね⁉︎教えてくれてありがとうぅぅぅ」と半泣きになってました。

まあ、普通の感覚だったらいつもよりキレイにしないと!とか思っちゃうし、やましいところがなくても何となくイヤだよね。
あからさまに歓迎されてないことがわかる訪問とかしましたからね、過去の仕事で…

↓たまーに重箱の隅をつつく勢いでチェックする大家さんもいるけど↓

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ストレスには甘いものを。先週の旅行でヤンチャしてみた。最後は胸焼けしました。

二日目もお天気に恵まれまして、この景色ですよ。
Start Pointという灯台がある岬なんですが、以前ここに来た時は雨は降ってないけどどこまでも続く曇天&冷たい風に吹かれてガッカリしたんですが、天気がいいと気持ちいいね!
ちなみにコーンウォールの端っこに「Lands End」という地名もありまして、頑張れば世界の始まりと終わりの地点を日帰りで観光できる近さです。どうでもいい情報ですね。

で、三日目についに天気が崩れまして…
雨はそんなにひどくないんですが、とにかく霧がすごくて何も見えない。
恐ろしく狭い道路の見通しがさらに悪くなり、お昼を食べに出かけたんですが途中で諦めてしまい、通りかかったガーデンセンターのカフェで誤魔化してみました。
ガーデンセンターはイギリスのどこでも御老人の憩いの場になってるので、軽食の類はそこそこ美味しいのよ。

お昼の後にちょっとだけお天気が回復したので街歩きもしましたよ。
アンティーク屋さんの店先にお皿やティーポットが並べられてて、わかりやすいけどこれが落ちてきたら怖いな、とか思ったりして。

四日目はビミョーなお天気。
曇りがちだけど晴れ間もたまにあり、運を天に任せて自然の中に飛び込んでみました。
イングランドで一番落差のある滝、だそうです。
日本のような山がないので比較しちゃうとそこまで高くないと思っちゃいますが、それでもちゃんと”滝”でしたよ。

ほら、ね?
「The 10 best waterfalls in England」って検索してみると色々出てきますが割と高低差があんまりない、ホテルニューオータニとか雅叙園の庭園っぽいのが多いって個人的に思ってたので新鮮でした。

子供と一緒にのんびり歩いて登っても1時間ちょっとで往復できるので私のような初心者にはもってこいの場所でした。
おすすめです。

Amazonってホントになんでも揃ってますね…↓

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ハーフタームなので、ちょっとだけデボンの方に遊びに行ってきてました。
例によってオットが思い立って。

借りたお宿は見事に何もないところにポツンと一軒家状態でして、その分景色はとてもよかったです。一応集落の中にはあったんで文明から隔離されたわけではないですが。
初日に到着したのは日没前だったんですが、こんな道を通っていかないと辿り着かない場所だったので、暗くなる前に到着できてよかったです。

これ、一方通行じゃないからね?
この狭い道で対向車に行き合うと、避難用に少しだけ幅が広くなってるところまで近い方の車がバックで移動しないといけないという魔境。
オットに言わせると「暗いほうが対向車のライトが見えるから出会い頭でビビることがなくてマシ」だそうですが、私はどっちでもこんなところを運転したくない…

そしてこちらは干潮の海。
潮が満ちてる時には、本土から島にあるホテルまでトラクターで移動するらしいです。

砂浜が剥き出したっだので我々は歩きましたけどね。
イェーイなしゃーくちゃんの影をお楽しみください。

この時期にしてはお天気も良く、気温もそんなに低くなくて助かりました。

<続>

↓”デボン紀”の名称の由来になった地層が割と剥き出しになってます↓

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