おすすめシナリオ〜TRPG編〜 (original) (raw)
前回、あれだけTRPGについて語っておきながら、おすすめしたいシナリオについては触れていなかったことに気づいたのでいくつか紹介しようと思う。個人的には実際にプレイして、YouTubeなどで配信されている様々な卓(TRPGにおいては、プレイするに集まったグループのことを卓と呼ぶ)を視聴するのが面白いと思う。とは言えTRPGをプレイできる機会はそうそうないと思うので、試しに一つ視聴してみるのはありかもしれない。かくいう私は一度もプレイしたことがないわけだが。
それから再度忠告するが、一度シナリオを知ってしまうと自分ではプレイできないので、くれぐれも視聴する時は気をつけるように。
ということでおすすめシナリオ1、『狂気山脈〜邪神の山嶺〜』だ。TRPGを少しでも齧ったことのある人ならば、一度は聞いたことがあるだろう。まだら牛さんによる超大作であり、TRPGを代表するシナリオの一つと言って差し支えないものだ。原作は、クトゥルフ神話の創造主であるH.P.ラブクラフトの執筆小説『狂気の山脈にて』(青空文庫で読めるので、ぜひこちらも読んでみてほしい)。プレイ人数は、三人から四人。シナリオプレイ時間は、およそ7〜9時間ほど。長いと思われるかもしれないが、TRPGにおいては平均的な時間である。
ちなみに、私は推しの通過した卓しか視聴しないことが多いので、おすすめできる卓はない。いや、布教も込めて推しの卓をおすすめしようか。「#あも山脈」という卓だ。
プレイヤーはちゃげぽよ。さん、先端恐怖症さん、めーやさん、中野あるまさんの四人であり、もともとAmong Usというゲームをしていた方々だ。KPはむつーさん。この四人は狂気山脈をプレイするまでに『誰がロックを殺すのか』『ソープスクール』の二作も回っている。こちらも面白いので、ぜひともご自身でプレイした後でもご覧になって欲しいのだが、狂気山脈がなかなか素晴らしい。ネタバレになるので詳しくは言えないのだが、あれはTRPGの面白さを詰め込んでいるような気がしてならない。
それでは次に、おすすめシナリオ2、『カタシロ』を紹介する。こちらもTRPGを齧ったことがある人であれば一度は聞いたことがあるだろう、超有名作だ。最近では舞台化されるとのことで、TRPGの域を越え始めているような気さえする。作者はディズムさん。プレイ人数一人、KP一人(+SKP一人)のソロシナリオで、プレイヤーの人柄を知ることのできる、自分への問いかけの多いシナリオだ。プレイ時間は1〜2時間ほどと、TRPGの中ではかなり短く触れやすい。長い時間見れないよ、という方はこちらをおすすめしよう。
で、このカタシロのおすすめ(推し)卓は「#メヤシロ」だ。プレイヤーはめーやさん、KPはちゃげぽよ。さん、SKPは影。/かげまるさんだ。ここで気づいた方も多いだろうが、まあつまり推しである。最推しはちゃげぽよ。さんなのだが、今回は推し語りを割愛しよう。このメヤシロではめーやさんの頭の回転の速さを感じられて、オタクとしてはたまらない卓である。
では最後におすすめシナリオ3、『ほしならび』を紹介しよう。こちら、越山嘉祈さんの個人企画として始まった『ほしむすび』に続くものとして公開されたシナリオだ。どちらとも一般にはシナリオは公開されておらず、ほぼ朗読劇と言ってもいいかもしれない。自身でプレイすることはできないため、安心してシナリオを視聴して欲しい。ただ、どちらも8時間前後のものが数話ある、長いシナリオだ。一話ごとに物語は完結するものの、全体として一続きのシナリオであり、全てを視聴しようとするとかなり時間がかかるだろう。また、『ほしむすび』はプレイヤー13人、『ほしはらび』はプレイヤー8人と大所帯だ。NPCとして登場する方も多く、ここでは書ききれないためホームページのリンクを貼らせていただこう。このホームページを見て、少しでも興味が湧いた方がいたら、ぜひ本編も視聴してみて欲しい。
『ほしむすび』↓
http://musubi-hoshi.jp/index.html
『ほしならび』↓
https://hoshinarabi.jp/
さて、随分と長いこと語ってしまったので、ここらで締めとさせていただこう。皆さんもぜひTRPGにハマって欲しい。