入母屋屋根の鬼瓦が落下することがあります。 (original) (raw)

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

うちから車で2分、徒歩で10分ほどのご近所さんから連絡があり、行ってみると道路に瓦が落ちていました。

すでに端に寄せられていたものの、けっこうな量です。屋根を見上げてみると降り棟の鬼瓦が落ちていました。

落ちていたのは東側で、落ちていない西側の鬼瓦はこんな感じ。

大屋根で外れた鬼瓦が、いったん下屋根にバウンドして道路に落下。

違う角度から。

現在は落下しにくくなっています。

降り棟の鬼瓦は構造上、どうしても落ちてしまうことがあります。特に数十年前の施工方法、材料だと防ぎようがないことでしたが、現在は違う施工方法と材料もあるので、落下する可能性は低くなっています。

1個だけでなく、4個の付け直しがオススメ。

また、全部で4個はある降り棟の鬼瓦の一個が落ちたということは、他の3個も落ちる可能性が高いということになります。1個だけの付け直しもできますが、可能であれば落ちていない3個の付け直しもオススメします。

築30年を基準に点検を。

そして、今回みたいに落ちた鬼瓦が割れてしまうと、鬼瓦代が余分にかかるし、人や車に当たったりしたら大変です。築年数が30年を超えるような入母屋屋根の家にお住いの方は、一度、屋根の点検、降り棟の鬼瓦の点検をオススメします。