Lesson 8 ☆ 分離不安な保護犬 (original) (raw)

ス~タンは推定年齢5〜6歳で我が家にやってきました。

体重2キロの小さな女の子のわんこです。

うちに来てから3日間何も食べませんでした。吠えもしません。毛布にもぐって

ただ静かにじっと私達の様子を伺っていました。

数日過ぎた頃、私がゴミを出しに行って部屋に戻る途中、犬の遠吠が聞こえてきた

んです。どこの子かな?って思っていたら部屋が近づくにつれて声が大きくなって

きました。

「まさか⁈」

そうです。声の持ち主はス~タンでした。

うそでしょ⁈今まで鳴き声を聞いた事がなかったのに‥

ス~タンは「分離不安」だったんです

ス~タンはブリーダー崩壊で保護されました。

ブリーダーさんが夜逃げしてケージに何匹ものわんこ達が

取り残され、そのうち水も食べ物もなくなりわんこ達が大騒ぎしているのを近所の人に

発見されました。ス~タンもケージから出たくて柵を噛んだんでしょうか。

保護団体に助けてもらった時、歯がグラグラしていたので5本抜歯したそうです。

ケージに残されて誰もいなくなると、置いていかれた記憶が蘇るのでしょうか。

家に誰もいなくなると急に吠えて そして粗相をするんです。

ドアを開けると悪臭がして玄関に💩が‥

ドアの前で誰かが帰ってくるのを待ってるんでしょう

💩の上を行ったり来たり行ったり来たり

ス~タンの足にも玄関にも潰れた💩が固まってくっついてました

本に書いてあった通りに、最初は数分の外出を繰り返し徐々に時間を延ばしていく

⇒ 効果なし😢

寝ている間にそ~っと出かける 音をたてないように細心の注意をはらって

⇒ ばれてる💦

リビングから庭に出るふりをして外出する

数時間留守にする時はペットホテルに預ける

おやつが中に入ったオモチャを置いていく

不要不急の外出はせず なるべく一緒にいる

そんな風に過ごす日々が続きました

『石の上にも3年』昔の人は上手く言ったもんです

ス~タンは3年を過ぎたころ粗相をしなくなったんです

感動です :;(@_@。;:

ここにいれば家族が帰ってきてくれる、そう思ってくれるようになったのではないかと

私は思っています。

辛い過去を我が家で過ごすうちに少し忘れてくれたのかしら…

なんて健気で可愛いス~タン 益々愛おしい