美術と自然と教育と (original) (raw)

私のやっている「街かど美術館」は、生徒の意思で出品します。私が作品をセレクトするわけではありません。「街かど美術館に出品してもいい人は手をあげてください。」からはじまります。（人数の関係から３年生を優先します）意外な生徒が出品したり、しなかったり、そこがまた勉強になります。

さて、今日から公民館で「街かど美術館」がはじまりました。見に来られた方とギャラリートークをしました。

みなさんに共通する事、それは、生徒の作品を通して「中学生の今」に共感しているということです。そしてみなさん笑顔になります。

絵に添えている「作品のコメント」が、非常に重要です。今日は、見ていただいた方と話しているうちになんだか涙が出てきました。その子の繊細でやさしさい気持ちに気がついたからです。
この作品展は、大規模な公募展では得難いものが確かにあります。

さて「ゆとり世代」「低学力」と揶揄される中学生たち、そういう視点から中学生を、とらえている方々にこそ、この作品展を見ていただきたい。というか、このような作品展が全国各地ではじまってほしい。私は先駆けではありません。私も他の方々から学んではじめたのです。手応えがあります。