美術と自然と教育と (original) (raw)

この記事を読んでふっと思い出したんですけども、青葉中の時に『自分が綺麗だと思うものでいい』っていう話を美術の先生が何かのネタで話したのを覚えています。

美術がネタなんだから、”自分が綺麗だと思うもの”をカードに印刷し、それを名刺代わりにするのはどうだろう?と。

その話をしてくれた美術の先生は私が一年の途中で山で大けがして、しかも自分が2年で転校したのだから、そういう話をしてくれた理由を聞くことはついぞなかったのですが、多くの生徒に慕われていた先生でした。

それから四半世紀以上経って思うに、『自分が綺麗だと思うもの』が触媒になって、そこから新しい感性の繋がりが出来る、そこから生涯忘れ得ぬ絆が生まれる…そういうことを話したかったのかなと。

その時の自分はいじめに巻き込まれて我が身のことで精いっぱいで、そこまで考えることなんて出来なかったわけですが、これからの世代を担う先生方には、子供たちにそういう話をしてあげてもいいんじゃないかと思います。

やまちゃん、実は、その若い先生、私なんです。何度も、多分これまでも私のことだろうなとは思っていていたのですが。大雪山系でロッククライミング中、転落。骨盤骨折で長期入院。
こうして覚えていてくれるんですね。ありがたいことです。