美術と自然と教育と (original) (raw)

今、3年生で「自分という人間の存在証明」という授業をやっています。今年は計画が狂い、制作開始が出遅れています。反省。
2学期末に「存在証明」の導入が終わりました。
それにしても、こんな大まじめな内容を中学校3年生がしっかり受けとめています。こちらも本気ですが。

生徒指導はなかなかハードな学校ですが、本気で伝えればわかってくれるのだなと毎年ほっとさせられます。

ただし、今年は集中できない生徒が何人かいて「真剣にやってくれ!先生も本気だから!真剣にやったら絶対手応えがあるから。」と言わなければならない場面や、「頼む!聴いてくれ!どうしても伝えたいことがあるから。」と言う場面があったりしました。教師としてまだまだです。

経験を積むと悪い意味で慣れが出てきて、甘さが出ているのかもしれません。生徒は毎年違うわけですから。

さて、アイディアスケッチを見ているとそこに深い思いが表れているものもあり、やっぱりその子の存在を強く感じます。これは美術教師としての喜びです。
最後は自己肯定して新たな進路に向かってほしいと願っています。どんな作品をつくりあげてくるのかとても楽しみです。

自分という人間の存在証明(その1)_b0068572_22435796.jpg

上のような内容をパソコンを使ってプレゼンし、その後、実際にプリントにして、生徒に渡しています。

なお、この導入も悩みがあります。いかにもストレートです。もう少しやわらかさがあってもいいかなと思っています。