UFC on ESPN+98:第8試合・ダニエル・ロドリゲス vs. アレックス・モロノ (original) (raw)

ウェルター級。

DロッドことロドリゲスはUFCデビューから3連勝。4戦目でニコラス・ダルビーに敗れたが、そこからまた4連勝。が、そこからランカーのニール・マグニー、プロスペクトのイアン・マシャド・ギャリー、ケルヴィン・ガステラムに3連敗。ガステラム戦はファイトウィークに入ってから、体重が落とせないガステラムの都合によりミドル級契約に変更されたのも響いて判定負け。ギャング一家に育ったリアルアウトサイダーで、20代半ばの時に、刑務所でボクシングを覚えたのが格闘技の道に進むきっかけとなった。MMAプロデビューも遅かったため、37歳と若くない。

ザ・中堅ファイターモレノ。UFC13勝7敗1NC。このところはポンジニッビオに負け、ティム・ミーンズに勝ち、ホアキン・バックリーに負け、コート・マッギーに勝ち、ニコ・プライスに負け。7年前のUFC日本大会では中村K太郎にスプリット判定負けしているが、その後3連勝や4連勝して徐々に中堅からもうすぐランクインのポジションに移動してきたが、あと一歩のところで、ランカークラスの相手には星を落としている。打撃と、打撃戦を避けてタックルに来た相手に仕掛けるギロチンが武器。34歳。

詰めてきたロドリゲス。モロノ右オーバーハンドで迎撃。しかしロドリゲス下がらない。ジャブで距離を測る。右を入れたモロノだがロドリゲスも左を返す。左ボディを入れたロドリゲス。右ハイを入れるモロノ。右ハイ。徐々に詰めるロドリゲス。モロノはさかんに右オーバーハンドを放っていく。バックブロー。手数で上回るモロノ。また右オーバーハンドがヒット。ロドリゲス左ミドル。モロノは何度も右オーバーハンドを打ち込んでいく。ロドリゲスのパンチは空を切る。ひたすら右オーバーハンドを入れるモロノ。ロドリゲスの打ち終わりにまたヒット。ホーン。

1Rモロノ。

2R。ロドリゲスカーフキック。また詰めてジャブ。モロノはまた右オーバーハンド。ロドリゲスも手数を増やしてきた。ロドリゲスはインローも出すようになってきている。また右オーバーハンドを入れたモロノ。右ハイ。モロノが出てきた。左右のパンチを振るが、左フックを空振ったところにロドリゲスが打ち返す。ホーン。

2Rは五分の打撃戦。ややロドリゲスかもしれないが割れていてもおかしくない。もし落としていたことを考えると、ロドリゲスはフィニッシュを狙っていきたい。

3R。手数をさらに増やしてきたロドリゲス。左がヒット。ぐらついたモロノだが、右オーバーハンドを出して凌ぐ。しかしさすがに右一辺倒で読まれてきているか。ロドリゲスのハイをキャッチしたが放した。そしてまた右オーバーハンド。ロドリゲスも左から連打を返した。間合いが詰まりパンチの距離に。お互いのパンチがヒットしている。モロノのバックブローが空振ったところにパンチから組み付いたロドリゲス。ケージに押し込む。ヒザをボディに入れる。押し込みながらボディブロー。離れた。残り1分。出ていくモロノだが、距離を取りパンチを入れるロドリゲス。2Rは取っているという判断か。モロノのパンチをかわしてスタンドバックに。そのままボディロックからテイクダウン。すぐ立ったモロノ。タイムアップ。

29-28モロノ、29-28ロドリゲス、29-28ロドリゲス。スプリットでロドリゲス勝利。

連敗を3で止めたロドリゲス。しかし微妙な2Rが割れていての薄氷の勝利。最後は余力がなかったのかもしれないが、フィニッシュを狙うのではなく判定狙いに。そこまでジャッジを信用しないほうがいい。