宗教戦争のない国 (original) (raw)

今日はクリスマスイブ、信者でも何でもないけどメリークリスマス。

もしかしたら、お寺の経営している幼稚園でもサンタさんに扮したお坊さんがお菓子を配っているかも。

こういうの日本だけでしょうね。

信者でもない人が、信者かどうかかまわずメリークリスマスとか書いてクリスマスカード贈る。

アメリカ合衆国始め、宗教にうるさい国では、信者以外にそんなことしたらトラブルのもと。だからカード贈るにしてもSeasons greetengs とかなんとか書いて、Merry X'masなんて決して書かない。

そう難しく考えなくても、どうでも良いのにね。

パレスチナが酷いことになっていますね。

領土争いとか、利権争いだとかなら、話は簡単なのでしょうけれと、熱心な一神教徒同士だから、妥協がない。相手は悪魔なんだから、容赦がない。平気で残忍なことをする。

私、歴史には疎いですが、欧州はじめよそ様では、古来、宗教戦争が頻発してきたみたいです。

その点、日本は違うみたいです。

比叡山の焼き討ちや、一向一揆キリシタンの弾圧はありましたが、政治的な争い。強いてあげれば、6世紀後半に、仏教の導入をめぐって、蘇我馬子物部守屋が対立した「壬申の乱」が、宗教戦争ぽいですが、これだって、宗旨を巡ってのことじゃない。

昔、アニミズム、原始宗教の段階から、人類は発展してやがて一神教を信じるようになった、なんて教わりましたが、これ嘘っぱち。進化じゃなくて退化、宗教の名のもとに何百万人死んだことやら。ま、信じるもののために喜んで死んだのかもしれませんが。

蝦夷琉球などの存在を考えると厳密には単一民族かどうかわかりませんが、そうは言っても古来、ほぼ同じ民族がこの列島にすみつき、色々な自然神や仏様を信じ、「絶対」なんてこと言わずに、外国の人や文化が入ってきたら、飲み込まれず柔軟に受け入れ、適当に消化して、戦争に負けたらさっぱり諦めて、空襲を受けても原爆おとされても、いつまでも恨まず、まあいい加減ていえばいい加減ですが、概ね平和に暮らしてきました。

ということで、八百万の神々に感謝しつつメリークリスマス。