静かな朗読会volume1 (original) (raw)

バタバタとした一週間を乗り切って週末の詩の朗読会へ準備する。それまでの仕事を忘れて、この朗読会の瞬間だけは楽しいモードで過ごす。暗い日々に少し光が差すような気分になれる。誰も観客は居ないけど、それぞれが集まり、作った作品を読み上げる。

時間が溶けていくように流れる空間を大事にしたいと思いながら、星野灯さん、とし総子さんと僕の3人で詩を詠み、話しをする。店主の祥子さんも加わる。本当ならもう一人。のりさんも参加の予定だった。体調が優れないので残念ながら不参加となった。この静かな朗読会は星野さん、総子さん、のりさん。そして僕が月一回。集まってテーマを決めて作品を朗読をするという会になった。その記念すべき一回目である。実際は一回、集まって作品を詠み合っているけど、会としては一回目。

詩作りキャリアを考えても僕は夏頃から詩を書き始めたので、実力不足。朗読の力も不足している。に比べてである、みなさんキャリア抜群の方々に交じって、この日のために詩を作り詠む。不思議な関係で、これは縁というしかないよなと僕は思っている。話しを戻すと。詩の作り方や構成や言いたいこと。文章って難しい。自分の中でどうしようかと考えてみるけど、詩とは何か分からないまま書いて詠む。

星野灯さんの世界観。とし総子さんのサッパリとした黒さ。それぞれの方に色が付いていて、僕の作品は、まだまだだなぁと感じてしまった。だからといって落ち込むこともない雰囲気が素敵な場所な所以であり、調和のとれた不思議な空間を僕自身が楽しんでいる。もちろんテーマの詩を書けなくてもOKつって軽いノリで進めていけるので。気分も軽い。

総子さんの詩の一篇が僕は好きで、ご好意で作品を頂いた。読み返しても良い。もう素敵な。いや言葉にできないよね。大事にしようと思ってます。

仕事をしていると上手い下手とか比べてしまうけど。もちろん詩も上手い下手があるけど。これはこれで良いよねって感じで自由さを僕に教えてくれる。やっぱり静かな朗読会はサイコーだ!と書いたところでオーディエンスを置き去りにした文章を書いているのは気づいている。知らない人からみたら何を書いてあるのかサッパリ分からんと思うけど。

最近は素敵な集まりや人に恵まれているなと感じる。大事にしていかないといけない。詩を書き始めたことで進んでいること。様々な価値観に出会うこと。これが学びということなのねと僕自身が詩以外にも勉強になっている。お腹いっぱい。

美味しかった毒の味。総子さん。作品ありがとうございました。

※星野灯さん:文筆家 詩集を出版される予定です。個展とかもされてます。

※とし総子さん:文筆家 詩集を出版される予定です。小説とかも書かれてます。

※のりさん:俳句を習い発表してくれています。頭が良いので素敵な作品を書かれます。