終末の日、堕落したクリスチャン達が拝するようになる666の獣とは。 (original) (raw)

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NO.371 獣の像
”テキスト:黙示録13:4 そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。
5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。
6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。
7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。
8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。
9 耳のある者は聞きなさい。
10 とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。
11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。
12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。
13 また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。
14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。
15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。
18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。

本日は「獣の像」という題でメッセージしたいと思います。

終末の日、堕落したクリスチャン達が拝するようになる666の獣とは一体何なのか?それを見たいと思います。

順に見ます。

”4 そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。”

まず始めに獣の国が出て来ます。この国は、世界最強の国であり、誰も彼も「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」といいます。
この国はどの国か?現在の世界情勢と見比べるなら、この国は、世界ナンバーワン
の軍事力を持ち、アフガン、イラクと理不尽な攻撃を繰り返す、あの国、アメリ
以外ありえないでしょうし、やはりその国と思われます。

これらの世界情勢を見ながらなおかつ、「この国は聖書に出てこない」とか、「ヨーロッパから反キリストの国が現れる」とか、今だに、わけのわからないことをいっている人々もいると聞きます。
彼等はこの世の人より見る目のない本当の盲人、手を引いてもらう必要のある人々です。誰であっても、これらの盲人の後についていくなら、ともに穴に落ち込むでしょう。

「また彼らは獣をも拝んで」とのことばに注目しましょう。要するにこの獣の国を拝み、いうことを聞き、何でもこの国のいうことが正しいと思うようになるのです。
アメリカの福音原理主義派や日本でも一部の人々はそうなりつつあります。
これらの人々は、来る日の666の獣崇拝への道を歩んでいるわけです。
黒が白に見え、獣の国がキリストの国に見えるようではかなり目がおかしいのです。
盲人とやゆされてもしかたない状態になっています。

”5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。”

このアメリカ主導で42ヶ月、3年半の艱難時代が起きます。この国がどの国なのか、今見分けられない人はその日、惑わされていくでしょう。しかし、私はこのことを前もって語っておきます。

”6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。”

「天に住む者たちをののしった」とは暗示的な表現です。すなわち、地に住む人々、この世についたクリスチャン、冒涜的なエキュメニカル運動に参加し、ローマ法皇に異を唱えないような人々はののしられないのです。ですから、この日、獣の国アメリカは全てのクリスチャンを迫害するわけではないのです。そうではなく、一部の堅くみことばの真理に立ち続ける人々をののしり、迫害するのです。
この日が艱難時代なのです。

”7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。”

「あらゆる国民を支配する」という時2重の意味あいがあります。
一つはこの獣の国、アメリカが世界中のあらゆる国を支配するということ、もう一つはアメリカがキリスト教のあらゆる団体、教派を支配するということです。
このことは今起きています。

”8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。”

彼とはここでは具体的には、獣の国、アメリカです。何とこのアメリカを拝するか否かで、「いのちの書」に名前が記されていない、すなわち永遠の命を得るか否かの区分がなされるのです。

"9 耳のある者は聞きなさい。"

このことばは、イザヤ書「見るには見るが、見ず、聞くには聞くが理解せず」とのことばと関係しているように思えます。
今の日本には、どこの家にも新聞もテレビもあります。だから、世界で何が起きるか、アメリカが何をしたかなどということを見ない、聞かない人はいないのです。しかし、それでも真にそのことを「見」「理解する」人は少ないでしょう。
主によって、目、耳を開いていただいた人以外はこの時代のことがらを悟る人は少ないでしょう。

”10 とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。”

「剣で殺す者」とは、ユダの裏切りの日に、イエスを剣を持って取り囲んだ群集に関連していると思われます。かつての日、「ことば」なる方は、剣で囲まれ、また槍で十字架の上で刺し通されました。
槍も剣と同じような意味あいで使われます。「ことば」なる方はこの日、刺し通されたのです。
さてこのことはたとえです。私達がもし、この「ことば」なる方のみことばを曲げ「キリストは2回にわたって再臨する」とか、「キリストは1000年王国の後、再臨する」(ポストミレ)等のトンデモ話に追随するなら、その時、我々はこの方を剣、すなわち、教理で刺し殺していることを知るべきです。

これらの「剣で殺す者」すなわち、偽りの教理に加担するものは、そのことが仇となり、正しく聖書の語る終末を読み取れないでしょう。結果として、今目の前にある、獣の国を見分けることができず、惑わしに入っていくでしょう。

また、「ここに聖徒の忍耐と信仰がある」と書かれています。この日、堅く主と主のことばに立つ人にそれこそ、世界中からまたキリスト教会全体から非難と攻撃が殺到するでしょう。
しかし、堅くみことばに立つ人は幸いです。それゆえ、「ここに聖徒の忍耐と信仰がある」と書かれているのです。

”11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。”

さて、もう一匹の獣が出て来ます。これは宗教的な存在です。この「小羊のような二本の角」を持つ獣とは、この日、エキュメニカル化され、獣化されたキリスト教会と思われます。
一匹の獣と書かれているように、彼等はもうすでに一つであり、合同して主につく兄弟を迫害し、獣の国の意志、命令を行い、みことばに逆らっています。しかも彼等は「自分達が神に仕えている」と思っているのです。しかし、全くひとつというより、2つの角があります。プロテスタントカソリックという区分は最後まであるのです。

”12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。”

「最初の獣が持っているすべての権威」とは要するに獣の国、アメリカの権威のことです。
今、アメリカはその強大な軍事力を背景に世界の政治、軍事、また科学、宗教等を支配しています。
ですから、ここで書かれていることは、こういうことです。
それは、世界の宗教界、キリスト教会の中に最初の獣、アメリカの権威の下に強権的な制度、組織ができあがるということです。そして、このアメリカの威光の下にこの世界的な教会組織は、何を拝せよ、何に祈れ、どの教理を 信じろ、どの牧師を受け入れろ等の命令を法制度の下で命じるということです。

「致命的な傷の直った最初の獣」とは復活劇から復興したアメリカのことでしょうか。
すると、「致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。」とは要するにアメリカを拝する、アメリカの権威の下に従わせる、世界各国の教会に対して、アメリカの方針、指導を受け入れさせるということでしょうか。

似たようなことは、かつての共産主義の下で起きました。
共産主義ソ連の下では、この国の教会に、「獣を拝ませ」るということは確かに起きました。
この国が提唱する、「神はいない」「人間は物質にすぎない」といった冒涜的な教えが教会にも強制されたのです。同じように、その日冒涜的な教理がアメリカの権威の下に押し付けられるでしょう。

”13 また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。”

この火は本物の火というより、霊の火と思われます。
霊の火が下り、大きなしるしがあるのですが、それは獣の霊です。

14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。”

「行なうことを許されたしるし」とは象徴的なことばです。しるしとはいわゆる、教会でいわれる「しるしと不思議」のことであり、これは教会の中のことがらが記されています。
ここで注目すべきなのはこのことです。その日、世界中の教会が統一され、獣の国主導で、エキュメニカルな一致、合同が全教会でなされた後、教会の中には、どのしるしは行ってよい、どのしるしはだめというように、「行うことを許されたしるし」、働き人と「行うことを許されないしるし」、働き人があるということです。
いわば、説教者も牧師も許可制になるのです。この日許される「しるし」とは、今この獣の国でさかんに広がっているあの獣のリバイバル系の金歯、金粉の働き人のしるしのことでしょう。

「あの獣の像を造る」とはどういう意味なのでしょう?
あの獣とは、アメリカですが、そのアメリカという底知れぬところから上って来た国の意志を体現するような働き人を教会内に起こすということのように思えます。

像ということを考えてみましょう。かつて神は人を創造した時、人は「神のかたち(像=イメージ)」につくられた」と述べました。
神は偉大で途方もなく大きく、我々の理解を超えた方です。だから我々有限な人間が神について正しくその概念をつかむのは難しいのです。何故なら神は、我々の視覚や聴覚、理解を超えた大きな存在だからです。しかし、それを考慮したのか、神は我々人間の理解のために、神の像、イメージ、として、一人の人をお与えになりました。それは、ナザレのイエスです。彼は我々の理解できる範囲の神のかたちです。彼は我々が見ることのできる高さの身長を持ち、また我々が聞くに耐えるような音声でことばを話されました。また、我々が理解できることばを語られたのです。

さて、それと似たような意味あいで、その日、獣の国は一つの像をつくります。
これは要するに宗教界、キリスト教会を治める人物がアメリカ主導で立てられるということだと思います。

この像=人間は、獣の国、アメリカのあらゆる
要求、要望、願望をキリスト教会において体現、実現します。
それが、この人物=反キリストが獣の国と関連づけて書かれている理由です。

アメリカはその建国の父、ワシントンを始めとするフリーメーソン、悪魔礼拝者により、
操られている国であり、この国の目的は、キリスト教会の破滅です。
アメリカを操る者達の願いは、キリスト教を変質させ、淫婦バビロンに変質させることであり、これは、この国において、ほぼ成功しまた、この国に盲目的につき従う、日本を始めとする
各国のキリスト教会において実現しています。

また、彼等のもう一つの願いは、最後まで頑強に聖書に従おうとする、小数者の排除、
すなわち殺りくです。そして、これが艱難時代なのです。

”15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。”

息を吹き込むとは、霊と関係した表現であり、要するにこの人物が(惡)霊を受け、それをあたかも聖霊であるかのように、「神の器」「神の働き人」として、行動するということでしょうか。「獣の像がもの言う」とは要するに教会でメッセージするということでしょうか。「獣の像を拝まない者をみな殺させた」とは要するにこの人物を礼拝しないものは、皆殺りくされるのでしょう。

このことは、教会のまん中で起きます。何故神の教会でそんなことが許されるのか?
それは、真の「神のかたち=像」として来られた方を今の教会が 拝していないからです。
それで、その結果、神の怒りが臨み、教会はこぞって逆の像、すなわち反キリストとして来た人物を拝するようになるのです。

”16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。”

この刻印は、この世的に考えれば、今進んでいる住基ネット、I.D.カード等の個人認証の究極的な形で、この世界にとり入れられるのでしょう。
もっとも確実な誤りのない個人認証は、その人物の体に刻印することだということになるのでしょう。
これは、もう今ではSFでも遠い未来のことでもありません。

もう一つ、信仰的な意味あいは、ビデオの中でケネスコープランド「獣の印をつけろ」とさけんでいるように、霊的な意味あい、惡霊を注ぐと言う意味あいもあるかと思います。
「右の手と額」という組み合わせは他でもない按手の油塗りの時の組み合わせです。右手で相手の額に按手するのです。

”17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。”

世の中においては、実際にその「獣の数字」を持っていない人は誰も売り買いできない時代がくるのでしょう。また、教会においては、買う売るとのことばは、あがないと関係しています。獣を拝する人以外、誰も伝道も牧会もできない時代が来るのでしょう。

”18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。”

このことばは今だによくわかりません。よくいわれていることは、反キリストとして立てられる人物のゲマトリアが合計666だろうということです。そうかもしれません。
まだ、その名前の数字が666となる決定的な人物は現れていないようですので、今はよくわかりません。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー

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