図画工作・美術教育の大切さを考える(訴える) (original) (raw)

次期指導要領改訂を前に、図画工作・美術教育の存在意義やこれからのあり方を考えていくためのブログです。 by zoukeidaiji 北海道造形教育連盟が文部大臣宛に陳述書を提出しました。このことが、「北海道通信」の第一面で紹介されました。なお、新聞記事の転載については「北海道通信」様のご了解を得ています。07年4月 北海道造形教育連盟が文部大臣に陳述書_a0051501_1981673.jpgクリックすると拡大表示されます。07年4月 北海道造形教育連盟が文部大臣に陳述書_a0051501_1985683.jpg 続きを読む # by zoukeidaiji | 2007-04-16 19:09 請願書 《開催場所》 さいたま市 うらわ美術館《開催期間》 2007年3月14日(水)〜18日(日)《展覧会の主旨》 今日、学校教育における図画工作科及び美術科の位置付けは必ずしも高いとは言えません。 学力低下の危機感の中で、学力を数値化しにくい図工・美術は蚊帳の外といった観もあります。私たちは図工・美術で培う学力をわかりやすく国民に十分説明してきたでしょうか。図工・美術は明治以降今日まで、その時代時代に合った重要な役割を果たし、日本の発展と、子ども達の人格の完成に寄与してきました。 そして今日、図工美術に求められる学びの内容も、今の子どもたちの親世代と比べてもても、大きく変化してきている。図工・美術は時代とともに変容し進化しています。本展覧会では今日までの図画工作科、美術科が歩んできた道のり踏まえ、現在の図画工作科・美術科の魅力を伝え、今の子ども達にとってなくてはならない教科であるということをを広く社会にアピール する機会としたいと思います。 また、これからの図画工作美術の行く先を予感する取り組みや、図工・美術を支える組織などの展示を通し図工・美術を様々な角度から紹介する展覧会にします。 07年3月14日-18日「図画工作・美術なんでも作品展」_a0051501_13165036.jpg☆この展覧会に関する最新情報は ここをクリックしてください。 # by zoukeidaiji 2007-02-24 13:16がんばれ!図工の時間!!フォーラム」では 「図工の時間」の維持・拡大を目指し、「図画工作科の授業時数を増やすことに賛成します。」ということで署名活動をしています。 このフォーラムでは、署名だけ集めるのではなく、「図工の時間」のあり方についても考え、また教科の可能性をさぐるため、シンポジウムやワークショップを開催します。 ですから、ただ増やしてください!というのとは違います。それは、教科の存在について子どもにとってなぜ大事なのかについても明らかにしていこうとするものです。図工の時間を増やす署名開始_b0068572_2031239.jpg 今の子どもにとってどうして図工が大事なのか、委員である佐藤雅彦氏(東京藝術大学大学院教授)の言葉が、 「日経Kids+」1の中で次のように紹介されています。「価値あるものを作れるのはstudiumを知っている人間だと僕は思っています。それを図工は育てられるのです。(ストゥディウム…ラテン語で熱中している、夢中になる、集中しているという意味)」「図工の時間は、先生ではなく子どもたちが自分の世界を切り開く時間なんです。」「誰かに何と言われても自分はこれが好きだと言えるものを持っている子どもは大人になっても夢中になれるものを見いだす力が持てると思います」☆がんばれ図工の時間藤幡正樹委員長 東京藝術大学大学院教授)←署名はこちらからこのフォーラムはすでに旗あげされ、以下のような日程でフォーラムなどが開催されます。10月22日(日)講演・ワークショップ・シンポジウム…日本科学未来館 12月27日(水)ワークショップ… せんだいメディアテーク1月13日(土)〜14日(日) ワークショップ…金沢21世紀美術館2月10日(土)講演・ワークショップ・シンポジウム《関連サイト》☆中野”きょういく”研究所Vol.8に下のように「がんばれ図工の時間」の紹介記事が書かれています。図工の時間を増やす署名開始_b0068572_22242171.jpg # by zoukeidaiji 2006-11-25 22:48 岡大附属中学校で美術を担当している辻です。必修教科美術の存在価値について日々考えています。 我々指導者の立場から、この問題について訴えていくことは当たり前なのですが、その際、生徒たちがこの教科の学びについて「どう感じているか」をしっかりと受け止めておく必要があると考えます。 一方で「他教科にはない美術でこその学びとは何か」「すべての生徒にとって、美術における学びが、豊かな人生を創造していく上で不可欠なものとなり得えているのか」といったことを真摯に問い直すことが求められていると思うのです。 美術科の教育的役割として情操教育の面が特にあげられると思います。指導書に掲げられているこの教科がめざす「豊かな情操を育む」については方向目標であり、卒業した生徒たちに対し追跡調査でもしなければ、この目標を達成できたかを問うことは困難です。これまでも、この点を前面に押し出した主張をしてきたもののこの危機を打開する決め手としては説得力に欠ける感がありました。 では、今、目の前にしている生徒たちのどのような成果を示すことが、この危機を脱する手だてとなるでしょうか。私は、単に発想構想の能力や創造的技能、鑑賞の能力の高まりの成果にとどまるのではなく、美術科を学ぶ価値意識が高められたかどうかを確かめることだと感じています。こうした、生徒の実態を示していくことが必修教科美術の必要性を訴える主張材料になり得ると思うのです。 ここ数年、本校では「形・色・材料を介して学ぶ喜びや価値を実感する生徒の育成」を目標とし、特に第1学年の基礎基本をしっかりと定着させる段階において、小学校段階まで無自覚に親しんできたこれら造形要素が言語外のコミュニケーションのツール(視覚言語としての形色材料)であることを実感させるカリキュラムを工夫してきました。その際、各題材の学習内容に系統的な関連性をもたせた題材配列を行い、表現と鑑賞を一体とした単元構成のもとで授業を展開しています。この実践を通じて、それまで「うまい、下手」で自他の作品を価値づけていた生徒が、「自分のテーマを形や色のはたらきを意識することで伝えることができる」とか「日常においてものの見方感じ方が変わった、日常においていろいろな美しさやよさに気づくようになった」といった自己の変化を自覚してきています。 さらに、「美術は単に制作したり鑑賞したりするだけだと思っていたが、自分や他者をより深く理解するために学ぶ教科だ」といった価値意識を深めてきています。このような生徒の実態をみるとき、この教科の存在意義を証明することは可能であると感じるようになりました。 また、現行の時間数においても十分成果を示すことは可能であること、後続の学習において系統的発展的な授業構成が明確に行えると感じています。 義務教育終了時点で、「なぜ美術を学ぶ必要があったのか」といういう問いに対し、生徒一人ひとりが自分の答えを出せるような授業をつくっていきたいと考えています。 最後になりましたが、2007年11月22日 岡大附属中学校において、上記の研究テーマで研究発表会(公開授業と協議会)を開催します。もし、ご関心のある方がおられましたら、お電話でお申し込みください。086-272-0202です。お待ちしております。 # by zoukeidaiji 2006-11-25 22:46 中学校 05年7月25日の教育課程部会(第22回)配付資料の中の「教育課程部会のこれまでの主な意見」に次のような言葉がありました。「音楽、美術を選択制にしてもよいのではないか。選択で選ばせて倍の時間を行うのはどうか。」(2005年7月)↓ 3月31日に開催された 中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会(第39回)で、3月29日までに募集されていた「審議経過報告」に対する意見募の概要が、議事録配布資料として公開されました。その中に以下が意見として取り上げられていました。「芸術科目は豊かな情操の育成を担っており、その選択科目化や時数の削減は不適切。」(2006年3月)☆中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会(第39回)>議事録配布資料1 この言葉。待っていました!楽観視はできません。あくまでも、こんな意見が出ていたということですから。しかし400以上集まった意見の中から100ほどにしぼられたものですから、それなりの重みは持ってくるでしょう。多くの方々が意見を出してくださった結果です。やはり美術教育にとってはこの選択教科化が一番の驚異でしたから。 意見を出された方に、どんな意見を出したかも伺いしまいしたが、同じ方向性でした。やはりつながることは大きいです。そして何より「抗議」ではなく「ご理解ください」というスタンスでよかったと思います。なにより「子どものため」ですから。 ここで長い道のりだったとも、一瞬思ったのですが、次期指導要領改訂が今年度内にということですから、まだまだ続きそうです。とりあえず、これから何が起ころうとしているのか、情報があまり無いので、様々な情報を集めて予測するしかありません。とにかくますますスピードが要求されそうです。(北海道 山崎正明) # by zoukeidaiji 2006-05-01 11:47
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