開発部のエンジニア全員にインタビューしてみたら、新卒エンジニアにもキャリアプランが見えてきた (original) (raw)

1. はじめに

金度延と申します。韓国生まれ、韓国育ちですが、アジアの先進国でより幅広い経験を積みたいと思い、2024年からフロントエンドエンジニアとして日本で働き始めました。

プログラミングには大学時代から馴染みがありましたが、ずっとエンジニアを目指していたわけでもなかったので、正直自分がエンジニアに向いているか、これから成長するために何をすればいいのか、どんなエンジニアになりたいのか全くわからず、入社前からで不安を抱えていました。

私はこのような悩みを抱えた時、他の人に質問や相談して不安を解消してきました。

キャリアの目標を設定し、将来像をイメージするためにエンジニアの先輩にこれまでの人生の話を聞いて参考にしようと思いました。

まずは、ZUUの「常に今の延長線上にないスケールで物事を考える」という「ケタハズレ」というバリューを意識して、開発部所属のエンジニア全員とキャリアについて対話する時間を作る計画を立てました。

以下にその詳細について話していきます。

2. 企画の概要と実施目的

今回の企画は、ZUUのエンジニア全員にインタビューを行い、各々のキャリアについての考え方や将来像を探ることを目的としています。

将来の自分の姿を具体的にイメージするために、どんな経歴の人がどんなポジションにいて、何を考えているのかを先輩に直接聞く機会が必要だと感じ、この企画を計画しました。

3. インタビューの方法と対象者の紹介

インタビューでは一人あたり約30分時間をいただき、過去・現在・未来を軸としたお話を聞きました。今回の記事では、その中でも特に印象的な回答3つについて紹介していきます。

  1. エンジニアになろうと思ったきっかけ
  2. 企業選びの軸と弊社の魅力
  3. キャリアパスと今後の目標

4. エンジニアになろうと思ったきっかけ

まずは、エンジニアを志すことになったきっかけについてです。共通する回答として、

と答えた方が多くいました。また、

などの、それぞれの働くことに関しての思いやこれまでの経験からきた考えなどもありました。回答をそれぞれ分類してみると以下のグラフで表すことができます。

どのようにしてこの職業に辿り着いたのか、その背景にはそれぞれの経験や興味が反映されているものの、ものづくりへの情熱や、技術に対する好奇心が主な原動力となっていることが多いようです。

私も昔からものづくりが好きで、自分で作り出したものが目の前で動き、それが実際使われると最もやりがいと達成感を感じることが多いということに気づき、エンジニアを目指し始めましたので凄く共感ができました。

5. 企業選びの軸と弊社の魅力

次に、エンジニアとして企業を選ぶ際の軸や、実際に就職・転職活動中に弊社を選んだ理由について伺いました。

なかでも、回答が多かったのは以下3つの理由でした。

新しいことに挑戦しやすく、個人の成長を促進するような環境 Go、Kubernetesといったモダンな技術を扱えること 金融リテラシーへの意欲・フィンテック分野の成長可能性

また、早くかつ深くPDCAを積極的に回す「鬼速PDCA」というバリューや、相手に賞賛や応援を贈り合う「BIG UP」というバリューに魅力を感じたからという意見もありました。

6. キャリアパスと今後の目標

さらに、現在歩んでいるキャリアパスと今後の目標についても話を聞きました。

エンジニアとしてのスキルを極めたいと考える人もいれば、マネージャーというポジションに就き、ビジネスマンとしてのキャリアアップを目指している人もいました。

スペシャリストとしての道

マネージャーとしてのキャリア

どちらの道を選ぶにしても、共通しているのは「自分の目指す未来を実現するために、今の経験を活かす」という姿勢でした。

7. エンジニア後輩へのアドバイス

最後に、「後輩へのアドバイス」をお願いしました。

以下が先輩エンジニアたちからいただいた後輩へのアドバイスです。

特に、失敗から学ぶことの大切さが重要だと強調されていました。また、技術だけでなくビジネスサイドの理解も重要であり、コミュニケーション力や営業力を磨くことがキャリアにおいて大きな武器になるという意見も多く聞かれました。

7. まとめ

今回のインタビューを通じて、先輩エンジニアたちがそれぞれ開発に興味を持ったきっかけについて非常に共感できました。

彼らの話を聞いて、エンジニアとしての道に対する不安が少しは和らいだと同時に、具体的なキャリアプランをイメージするということも一歩前進しました。

企画の実施前には「エンジニアは結局技術者であるし、とにかく技術力を高めることに集中しないといけない」という考え方を持っていました。

しかし、エンジニアという職業には多様な姿があり、必ずしも技術一筋で生きていく必要はなく、むしろいずれは横断領域の知識やスキルも必要とされる瞬間が来るということも学びました。

「エンジニアになったのでとにかくコーディングに注力する」という抽象的な目標にとらわれるのではなく、今を通じて最終的にどんな姿になりたいのか、どんな目標を達成していきたいのかを考えることが大切だと感じるようになりました。

この記事が、私と同じように将来のキャリアに悩む新人エンジニアの方々にとって、少しでもご参考になれば幸いです。