ITパスポート出題範囲より (original) (raw)

損益分岐点売上高とは利益,損失が0になる売上高のことです。

公式は、損益分岐点売上高=固定費/(1-変動費率)

変動費率の求め方は変動費/売上高です。

実際に出題された過去問を例に考えます。

問 以下の損益分岐点売上高は何円か

販売価額: 300円/個

変動費: 100円/個

固定費: 100000円

平成30年秋のITパスポートの問題より

まず変動費率を求めます。

変動費率の求め方は変動費÷売上高なので100/300=1/3です。

そのあと損益分岐点売上高の公式に当てはめます。

丁寧に計算すると

損益分岐点売上高=100000/(1-1/3)

損益分岐点売上高=10000/2/3

損益分岐点売上高=100000*3/2

損益分岐点売上高=150000円

答えは150000円となります。

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一定期間ごとに最適量を発注する方式を定期発注方式といいます。

この定期発注方式に関して大事な知識はリードタイムと安全在庫量というのがあります。

リードタイムは発注してから実際に到着するまでの所要時間のことを指します。

安全在庫量は欠品を防ぐために最低限必要な在庫量のことです。

問 発注サイクルが10日で、納入リードタイムが5日、1日の平均消費量が50個であり、安全在庫量は30個、発注日時点での在庫量は300個です。発注は発注日の消費終了後に行います。今回の発注量はいくらか。

答えは、480個です。

300/50を計算すると入荷日に残った個数が50個であると分かります。

次の入荷日は10日後なので平均消費量*10日で計算します。

次の入荷日まで消費する量は500個になります。

入荷までの消費量だけではなく安全在庫量も足します。

そうすると必要な個数が530個であることが分かりました。

そして消費しきらなかった50個を引いた480個が正解になります。

発注してすぐに入荷されるわけではないことに注意する問題になります。

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問 0ディ攻撃のような未知の攻撃からシステムを守るための振る舞い検知の技術とはなにか

答え プログラムの動きを常時監視し外部への通信など不審な動きを発見することで攻撃を検知する仕組みです。

不審な書き込み操作や不正通信、攻撃の予兆とみられる通信料の異常な増加、エラーの多発などの要因を分析することで攻撃を検知します。

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IPアドレスは、LANやインターネットなどのIPネットワークに接続されたコンピューターなどを識別するために割り振られた番号で、IPネットワーク上の住所のようなものです。端末に設定されるIPアドレスは、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスに分類されます。

プライベーIPアドレスは、インターネットに接続されていない組織内LANのような閉じたネットワークに割り振られるIPアドレス。定められた範囲アドレスの中からネットワーク管理者の裁量で自由に設定できる。プライベートIPアドレスではインターネットに接続できない。

グローバルIPアドレスはインターネットに接続する際に必要になる。ICANNによって世界中で重複がないように管理されており、ISP(インターネットサービスプロバイダー)と契約することで使用許可を得られる。組織内LANの送信したデータは送信元がプライべートIPアドレスとなっているため、そのままではインターネットに接続することはできません。この問題を解決するのは、ルータやファイアウォールに備えられているNAT機能です。NAT(Network address Translation)は企業や組織内で自由に割り振られているプライベートIPアドレスとインターネットで固有のグローバルIPアドレスを1対1で相互に変換する技術です。

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プログラムカウンターは、CPUに内蔵されるレジスタの1つで、CPUが次に実行する命令が格納されている主記憶上の位置を保持します。

CPUでは、次のようないくつのか段階を繰り返して命令を実行しています。

1,プログラムカウンターを参照して、次の命令が格納されている位置を知る。

2,主記憶からレジスタに命令を読み込む

3,その次に実行する命令の主記憶上のアドレスをプログラムカウンターに格納する。

4,命令レジスタの命令を命令レコーダで解読する

5,演算で必要となる値を主記憶から汎用レジスタに読込む

6,命令の実行

7,実行結果をメモリやレジスタに書き込む

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