My Life between fiction and reality 大船渡での取材を終えて (original) (raw)
大船渡で取材と言えるのかわからないような取材を行ってからかれこれ1週間以上が経ちました。
ここらで考えたことを整理するのもよいことだと思うので、自分のために更新しようかなーと思います。
何を思ったか、一言で言うと「楽しかった」です。
こんなこというと不謹慎だとか軽いとか言う人もいるけれども、決して軽い気持ちではありません。
現地に行って、真剣に人の話を聞くこと。
これは僕にとって喜ばしいことであるとともに、楽しめる行為であることを確信しました。
そして、これが取材を行う上で一番のモチベーションになっているようです。
しかし、カメラを持っていなかったら、恐らく被災地に限らず様々な現場に足を運ぶことはなかったとも思いました。
カメラを持っているだけで勇気が湧いてくるというか、本来は許可されていないけれども、免罪符的な効力をカメラは発揮しているように感じます。
カメラを持っていればどこにでも入っていける。
そんな気持ちになります。
しかし、こんなに暴力的なことはないですよね。どこの馬の骨かもわからぬやつが大きな写真機をぶらさげて、話を聞かせてください、写真を撮らせてください、とやってくる。非常に一方的です。
けれども、僕には伝えたいストーリーがあるし、単純に入っていくことが楽しいのでやめません。
もはや中毒です。中毒でなかったら休学して写真なんて撮りません。
こんな中毒野郎とお話しをしてくれた大船渡の皆様に感謝します。
おばあちゃん、ありがとう。