クロード・シモンとは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)
クロード・シモン
(
読書
)
【
くろおどしもん
】
[Claude Simon 1913-2005 ] フランスの作家。ヌーヴォー・ロマンの代表的存在。1985年ノーベル文学賞受賞。フランスの核実験をめぐり大江健三郎と論争したこともある。
このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
関連ブログ
Living, Loving, Thinking, Again•2ヶ月前
伊藤直『戦後フランス思想』戦後フランス思想-サルトル、カミュからバタイユまで (中公新書 2799)作者:伊藤 直中央公論新社Amazon伊藤直『戦後フランス思想』*1を先日読了した。 まえがき 序章 ナチ・ドイツからの解放 第1章 時代を席捲する実存主義――サルトル 第2章 不条理と反抗――カミュ 第3章 「女性」とは何か――ボーヴォワール 第4章 世界と歴史へのまなざし――メルロ=ポンティ 第5章 知られざる領域――バタイユ 第6章 せめぎあう思想と思想 第7章 歴史の狂騒との対峙 終章 自由で新たな解釈へ あとがき ブックガイド 関連年表第2次世界大戦後の仏蘭西思想の紹介。採り上げられるのは、ジャン=ポール・サル…
ネットで話題
もっと見る
23ブックマーク今週の本棚:堀江敏幸・評 『農耕詩』=クロード・シモン著 - 毎日jp(毎日新聞)(白水社・4200円) ◇裏返る時間と後退にしかならない前進 クロード・シモンがまだノーベル賞作家となる前、一九八一年に発表された長篇『農耕詩』最大の特徴は、異国の文法で言うところの現在分詞で切れ目なく構築された文章にある。途切れることなくつながっていく濃密な描写に魅了されて言葉の流れを追えば追うほ...mainichi.jp
10ブックマーククロード・シモン - Wikipediaja.wikipedia.org
9ブックマーク~蓮實重彦が偏愛する本 24冊~ 阿部和重『シンセミア』 ヴァージニア・ウルフ『燈台へ』 大江健三郎『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』 河野多惠子『みいら採り猟奇譚』 後藤明生『挟み撃ち』 ルイ=フィルディナン・セリーヌ『北』 クロード・シモン『フランドルへの道』 ジャック・デリダ『有限責任会社』 ジル・ドゥルーズ『差異と反復』 中上健次『熊野集』 中上健次『千年の愉楽』 中原昌也『ニートピア2010』 ロラン・バルト『彼自身によるロラン・バルト』 ロラン・バルト『ミシュレ』 ミシェル・フーコmicromegas.tumblr.com
7ブックマークAmazon.co.jp: 早稲田文学 3号: ウラジーミルソローキン, クロードシモン, 古川日出男, 重松清, 西原理恵子, 金原瑞人, 東浩紀, 村田沙耶香, 中村文則, 小野正嗣, 斎藤環, 斎藤美奈子, 伊藤剛, スガ秀実, 古谷利裕, 墨谷渉, 篠山紀信: 本www.amazon.co.jp
関連ブログ
×××たちが塩の柱になるとき•2ヶ月前
20240903noteの「C&K」を更新した。 日中は『構造と力』(浅田彰)の続き。クリステヴァ、やっぱりおもしろそうだなと思った。クリステヴァの名前をはじめて知ったのはロラン・バルトの、あれは『テクストの快楽』だったか『テクストの出口』だったように記憶しているのだが、と、ここまで書いたところでくだんの記述を引いた過去の自作(15年ほど前に400枚ほど書いて中断した、青木淳吾とクロード・シモンを足して割ったような、当時のバイト先の空間描写と、さまざまな書物からの引用と、架空の批評と、架空の対談と、じぶんがかつて受けた新人賞の選評と、ブコウスキーといっしょに鳥取砂丘に向かう物語パートと、大雨の日にアパートの一…
×××たちが塩の柱になるとき•3ヶ月前
20240712(…)ここで鬱の問題に精神分析的にアプローチするため、二〇世紀の半ばでも鬱が回収されていたとされるカテゴリーである「メランコリー」に焦点を当てよう。現在の診断では「内因性鬱病」とも呼ばれ単極型(鬱病)に近い観念であるとされるメランコリーは、一八世紀までは天才の性格や偉大ささえ意味していた。啓蒙の時代、理性-非理性の極は問題を生んでおらず、幸福は感情を支えにしていた。当時、個人が帯びている社会的共同性は疑われることも個人から矧がれ落ちてしまうこともなく、それゆえ偉大な人間の帯びる記号としての個人性が稀少なものとして賞揚されロマン化されメランコリーとして形象されていた。当時こうしてメランコリーは詩…
×××たちが塩の柱になるとき•5ヶ月前
20240514新規の登場人物が全体にまんべんなく出てくることに注目してほしい。この小説では物語の新展開は新規の人物によって持ち込まれることになっている。閉じた人間関係が時間とともにだんだん煮つまって……という小説とはつくりが違うのだ。 この小説は文庫本にして二百ページ強ぐらいだが、その長さの小説で主要な人物(ゴシック体)がこれだけ登場するのもやや異例の多さだと思うが、後半になっても新規の人物が出つづけるのはかなり異例と言えるのではないか。小説が進行していく過程で新規の人物を出しつづけるというのは難しいことなのだ。 テクニックとして難しいのではなく、書いているときの気持ちのありようとして難しい。その証拠(?)…
跳舞猫日録•9ヶ月前
2024/02/04 BGM: Susumu Hirasawa - Mermaid Songこの日記においてすでに書き記してきたのだけれど、今月15日に行うプレゼンテーションのための英語のメモを書きつけ始めている。事実を書き留めておく必要があるだろうと思い、ひたすらその記録につとめている。思い・思念が先走るだけじゃつらいかな、と思ってのことだ。たとえば、こうしたことは面白おかしくもないし魅力的でもないかもしれないけれど、どんな本を図書館で借りたかを書き記す。あるいはどんな音楽に心惹かれているか。イオンでいつお手洗いに行ったかまで書いてしまった(もちろん、これをそのまま発表するわけではないにせよ)。今日、また図書館に行って何冊か本を借りてしまった。2冊本を借りるつもりだったのだけど(三…
×××たちが塩の柱になるとき•9ヶ月前
20240131(…)その一方で、御田寺さんは「かわいそうな弱者vs.かわいそうでない弱者」という対立が不可避であるように煽っている。しかし、それは間違いだとぼくは思う。 たとえば、こんな感じで描かれている。「すべての構造はやがて「強者vs.弱者」や「富裕層vs.貧困層」「マジョリティvs.マイノリティ」といった、勧善懲悪的あるいは階級闘争的な構造を超えて「かわいそうな弱者vs.かわいそうでない弱者」へと変移していく」とか、「「助ける対象を自由に選べる社会」とは「助けない対象を自由に排除できる社会」と同時発生的である」とかだ。 だが、本当にそうなのか。「かわいそうな弱者」が助かりたければ、「かわいそうでない弱…