安威川敏樹のネターランド王国 (original) (raw)
ここには世界遺産にもなっている、世界一大きな陵墓の**大仙陵古墳(仁徳天皇陵)**がある。
古墳と言えば上空から見ると見事だが、地上から眺めればただの丘なので、ガッカリ名所の代表的存在だ。
しかも、宮内庁管轄のため中には入れないため、行っても楽しみはあまりないように思われるが、隣りにある大仙公園は紅葉の名所なので、撮影場所にはもってこいだ。
ただ、国王が行ったときはまだ紅葉には早かったのだが、イチョウは見事に黄色くなっていたので、イチョウを中心とした画像をご堪能いただこう。
とはいえ、せっかく買った50㎜単焦点レンズが、今回は距離的に難しかったので、あまり使用せず。
代わって活躍したのは18-55㎜標準レンズで、やはりズームレンズの便利さを実感してしまった。
さらに、紅葉を撮る際はホワイトバランスを「日陰」にすると鮮やかになると、写真のレッスン動画で言っていたのでそのように設定したのだが、たしかにカメラのライブビューで見ると鮮やかになったものの、パソコンの大画面で確かめるとあざと過ぎる色になってしまったのが反省点。
▼木から脚が生えてる。心霊写真?
▼第二次世界大戦で亡くなった人を慰霊する平和塔。登ることはできない
▼平和塔でトランペットを吹くオジサンがいた
▼こちらがイチョウ並木
▼ここからは50㎜単焦点レンズ
これからは秋が深まり、いよいよ紅葉も本番。
晩秋にはどんな写真が撮れるのか楽しみだ。
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前日の夜景撮影に引き続き、三連休の最終日となったこの日(11月4日)は昼間撮影による本格的な単焦点レンズ・デビュー。
見事なピーカンとなったので、奈良県橿原市の藤原宮跡へ行ってきた。
藤原宮跡は去年も行ったのだが、秋は見事なコスモスが花を咲かせる。
今年は同じコスモスを、5種類のカメラ及びレンズで撮り比べてみた。
1つ目は買ったばかりの単焦点レンズ、2つ目は標準ズームレンズ、3つ目は望遠ズームレンズで、この3本のレンズで使用しているカメラはいずれもPENTAX KFである。
4つ目は四代目デジカメであるネオ一眼のFUJIFILM FinePix S8200で、5つ目はスマートフォンのSHARP SH-51Cだ。
写真の設定は以下の通りだが、望遠ズームレンズのみオート・フォーカスでピントが合わなかったので、マニュアル・フォーカスで撮影している。
・50㎜単焦点レンズ(KF):絞り優先モード F1.8 SS-1/5000 ISO-100
・18-55㎜標準ズームレンズ(KF):絞り優先モード F3.5 SS-1/1600 ISO-100
・55-300㎜望遠ズームレンズ(KF):絞り優先モード F4.5 SS-1/640 ISO-100
・ネオ一眼(FinePix S8200):絞り優先モード F3.2 SS-1/1000 ISO-100
・スマートフォン(SHARP SH-51C):オート・モード F2 SS-1/2292 ISO-110
以下が、それぞれで撮影した同じコスモスの写真だ。
どのカメラあるいはレンズで撮った写真か判るだろうか。
①
②
③
④
⑤
正解は以下の通り。
あなたは幾つ判ったかな?
① 18-55㎜標準ズームレンズ(KF)右上がケラレちゃった
③50㎜単焦点レンズ(KF)
④ネオ一眼(FinePix S8200)
⑤55-300㎜望遠ズームレンズ(KF)
つまり、50㎜単焦点レンズで撮影したコスモスは③だった。
①②④とはボケの具合が全く違う。
ただ、⑤の望遠ズームレンズのボケは、F値がさほど小さくないにもかかわらず、50㎜単焦点レンズと遜色ないボケとなっている。
しかし望遠ズームレンズの場合、ピント合わせが難しいので、距離感に制約が出てしまうのが欠点だ。
そして④のネオ一眼などは、絞り優先モードでF値も3.2と、望遠ズームレンズや標準ズームレンズよりも小さいにもかかわらず、ほとんどボケていない。
写真の綺麗さも、②のスマホとさほど変わらず、スマホ写真の進化には驚くばかり。
とはいえ、スマホのF値が2とはとても思えず、やはりボケでは一眼レフの凄さが判る。
なお、写真のサイズについては、一眼レフ(KF)は画素数を抑えて3072×2048としたが、ネオ一眼(FinePix)は4608×3456、スマホは4160×3120と、一眼レフが最も小さい。
それでは、藤原宮跡のコスモスをご堪能いただこう。
以下は全て50㎜単焦点レンズで撮影した写真ばかりである。
ただ、せっかく買った単焦点レンズ用のレンズフードを着け忘れてしまった。
▼後ろに見える山は大和三山の一つ、香久山
この日は前日の梅田の夜景に比べて、ボケ具合と言い距離感と言い、50㎜単焦点レンズの威力を発揮したようだ。
さて、これからは紅葉の季節、50㎜単焦点レンズでどんな写真が撮れるのか楽しみである。
▼単焦点レンズは使わなかった下記のコスモスと見比べていただきたい
50㎜(APS-C)の単焦点レンズを購入して初めての休日、三連休の中日となった11月3日に大阪市内へ出掛けた。
社会人野球日本選手権が行われている京セラドーム大阪である。
前日の大嵐から打って変わって、まさしくピーカン。
地下鉄のドーム前千代崎駅が最寄り駅なのだが、せっかくの晴天なので、少々離れているがJRの大阪環状線の大正駅から歩くことにした。
ドームは室内だし、カメラを持っているのに、このお天道様をみすみすスルーするのはもったいないと考えたのである。
ドームまで行く道すがら撮影しようという魂胆だが、ここではまだ単焦点レンズは使わない。
▼岩松橋から北東方向を撮影。露出を上げ過ぎてやや白飛びしてしまった
▼京セラドーム大阪。露出は抑えている
また、野球観戦では単焦点レンズの出番はないので、ドーム内ではダブルズームキット、特に55-300㎜望遠ズームレンズが活躍。
そして、普段は絞り優先モードを使用することが多いのだが、動きの多いスポーツ撮影ではやはりシャッター・スピード優先モードが中心となる。
到着したのが第一試合の途中だったため、チーム券(早い話がタダ券)を貰えるブースはなかったので、チケットなしでも入ることができる「パノラマビアホール GRILL FESTA」に直行。
このビアホールはレフトスタンド下にあり、試合を観ながらの食事が可能なのだ。
しかもこの日は予約がなかったようで、テラス席に座ることができた。
店内からでも試合は観れるのだが、ガラス越しのため臨場感がなく、生の音が聞こえるテラス席の方が圧倒的に良い。
前のネットが少々邪魔だが、これがないとライナー性のホームラン・ボールがビール・ジョッキに飛び込んでくる可能性がある。
とはいえ、オート・フォーカスにするとネットに焦点が合ってしまうため、マニュアル・フォーカスでピントを合わせなければならない。
とにもかくにも、生ビールとソーセージ・セットを注文して久々の野球観戦。
▼テラス席から撮影。プレーの妨げになるためフラッシュは使わずISO感度を上げる
第一試合は三菱重工Westと日本製鉄鹿島との対戦だ。
この日の目玉は、三菱Wの先発投手の竹田祐と三番・セカンドの**北條史也**である。
竹田は先日のドラフトで、横浜DeNAベイスターズから1位指名を受けた。
奇しくもこの日の夜、横浜DeNAは日本シリーズで福岡ソフトバンク ホークスを4勝2敗で破り日本一に輝いている。
また、北條は元:阪神タイガースの内野手(主にショート)だった。
▼横浜DeNAベイスターズからドラフト1位指名を受けた三菱重工Westの竹田祐
▼阪神タイガースを退団後、社会人野球の三菱重工Westでプレーする北條史也
結果は残念ながら三菱Wは1-2で敗れて初戦敗退。
竹田は6回を投げて被安打5の5奪三振そして失点・自責点ともに2点で敗戦投手、北條は4打席3打数0安打1三振1死球だった。
第一試合終了後、ビアホールを出てドーム内のバファローズ・ショップを散策。
バファローズ・ショップでありながら、大谷翔平グッズが多数並んでいる。
ドームから出て、第二試合に登場する三菱重工Eastのブースへ行くと、既に長蛇の列ができていた。
ここに並んでいる連中は、タダで野球を観ようという不届きな輩どもだ。
もっとも、国王もその一人だが。
なぜ三菱Eのチケットを貰うのかというと、第一試合で敗れた三菱Wの兄弟分だからではなく、単に三塁側だからである。
京セラドームの正面は三塁側に近く、相手チームの一塁側まで回るのは面倒という理由だ。
三菱Eの相手は、日本製鉄東海REXという、奇しくも第一試合と同じく三菱×日鉄の対戦となった。
チーム券を貰うと、ブラスバンド応援団の真っ只中でやかましいという欠点があるが、タダ券を貰った身なので文句は言えない。
▼三塁側スタンドからの光景。長蛇の列と言っても、スタンドに入るとガラガラ
この試合のお目当ては、オリックス・バファローズからドラフト4位指名を受けた三菱Eの山中稜真。
ドラフトでの登録は捕手だが、この日の山中は三番・ファーストだった。
結論から言うと、三菱Eが1-0で勝って初戦突破したが、山中は4打席3打数0安打1三振1四球、盗塁死1で振るわず。
ビアホールと違い、ネットが近くにないためオート・フォーカスで撮影できると思ったが、三塁側フェンスの上には高いネットが張り巡らされていたため、300㎜望遠ズームにするとマニュアル・フォーカスで撮影せざるを得なかった。
▼オリックスのドラ4、三菱Eの山中はこの打席、外角低めを泳がされてレフトフライ
▼ちなみに、この選手は「あぼ」と読みます。顔の色がヘン
第二試合が終わったのは16時半頃で、京セラドームを後にした国王は次の目的地である梅田に向かう。
もちろん、梅田の夜景を撮影するためだ。
ここでも、ドーム周りの夕景を撮るために地下鉄ではなく環状線の大正駅へ向かうことにする。
そしていよいよ、単焦点レンズの出番となった。
▼夕陽をバックにビルのシルエット、手前の鉄橋は大阪環状線。F値は最小の1.8
大阪駅に着いた時には、まだ明るく夜景撮影には早すぎる。
そこで、危険地帯のヨドバシカメラへ行くことにした。
カメラ愛好家にとってヨドバシカメラは聖地だが、国王のようなビギナーにとっては伏魔殿でしかない。
こんな所に初心者が入ったら最後、カメラ沼・レンズ沼の餌食となる。
国王がカメラを購入したのはほとんどネットで、ヨドバシカメラへ行くのは15年ぶりぐらいだ。
そもそも、大阪にはカメラ系の家電量販店が少ない。
国王がよく行くのは八尾アリオのビックカメラだが、他の家電量販店とは比べ物にならないほどカメラ関係の商品が揃っている。
それでも、梅田のヨドバシカメラとは比較にならない。
ヨドバシカメラはカメラ店と銘打ちながら、地上5階から地下2階までのうちカメラ店があるのは2階フロアのみで、完全な巨大デパートなのだが(しかも、6階以上にはレストランや他の店舗が入っている)、それでもカメラ関係の品揃えは圧倒的だ。
この日は、ウィンドウ・ショッピングだけで、何も買うまいと心に誓い、陽が沈むのを待って悪魔の館であるヨドバシカメラを出た。
▼カメラ初心者がこんな所に長居していたら、カネがいくらあっても足りない
久しぶりに来たヨドバシカメラは、外の風景も以前とは全く変わってしまっている。
JRの大阪駅に通じる歩道橋が出来ており、大勢の人で賑わっていた。
梅田の人の流れは、完全に大阪駅の北側に移動している。
以前は大阪駅の南側、阪神の大阪梅田駅方面にもっと人がいたように思えたが、阪神側は寂しくなった感じだ。
▼梅田の北側に大勢の人が移動する
さて、ここからが本来の目的である、単焦点レンズによる梅田の夜景撮影だ。
ところが、これが簡単ではなかった。
梅田のビル群は密集しているため、APS-Cの50㎜単焦点レンズ(35㎜判換算で76.5㎜相当)では、画角が狭すぎるのだ。
いつも使用しているズームレンズなら、簡単に距離を変えることが可能だが、単焦点レンズではそれもできない。
改めて、ズームレンズの有難さを実感すると同時に、単焦点レンズならやはり35㎜を買うべきだったかと、少し後悔。
しかし、ここで諦めては何のために単焦点レンズを買ったのか判らない。
頑張って、50㎜単焦点レンズによる夜景撮影に挑戦した。
▼歩道橋から阪神側を撮影
そもそも、一眼レフを買ってから夜景撮影などほとんどしたことがないので、明るさやシャッター・スピードでかなり手こずる。
なかなか思うような明るさにならず、さらに三脚は使っていないので手ブレしてしまうのだ。
それまでは絞り優先モードで撮っていたのだが、思い切ってマニュアル・モードで調整してみた。
ちょうど東側にイルミネーションを施している樹があったので、それを撮影する。
もちろん、フラッシュは使用しない。
▼絞り優先で撮ったイルミネーション。F1.8、SS―1/80、ISO―1600
▼マニュアル・モードで撮影。F1.8、SS―1/50、ISO―3200
▼マニュアル・モードで撮影。F8、SS―1/13、ISO―1600
▼大阪駅に電車が滑り込む。設定は同上
▼マニュアル・モードで撮影。F1.8、SS―1/60、ISO―1600
▼梅田の東側を撮影。設定は同上
初の単焦点レンズ、しかも慣れない夜景撮影とあって、成功したとは言い難かった。
しかし、三連休最終日の明日は晴天が予想される。
単焦点レンズでの昼間撮影に期待しよう。
最近は完全にカメラ脳と化してしまっている国王の頭の中。
そして遂に、禁断の1本と言える単焦点レンズを買ってしまった。
それがsmc PENTAX-DA 50mm F1.8である。
筆者が今まで持っていたレンズはダブルズームキット(18-55㎜と55-300㎜)の2本。
その名の通り2本ともズームレンズで、しかもキットレンズだから初心者向けである。
よくネットで目にするのは「キットレンズからの卒業」という文言だ。
ちなみに単焦点レンズというのは、ズームレンズと違い被写体までの距離を変えることができない。
つまり、単焦点レンズはそれだけ不便と言えるのだが、それ以上の魅力がある。
それは、よくボケるということだ。
今、持っているダブルズームキットの標準レンズは最小F値が3.5、望遠レンズは4。
それに対し、この単焦点レンズの最小F値は、商品名にも書いているように1.8だ。
F値が小さいほど明るいレンズで、よくボケる。
最近はカメラ関連の動画ばかり見ているが、この単焦点レンズを紹介しているYouTubeでは「ボケまくり」「激安」の連打。
今の国王に「ボケまくり」「激安」はキラーワードだ。
もう1つ、候補にあった単焦点レンズはsmc PENTAX-DA 35mm F2.4ALだった。
こちらは35㎜(35㎜判換算で53.5㎜)の標準レンズで、今回買った50㎜(35㎜判換算で76.5㎜)の中望遠レンズよりも初心者向けということだったが、やはりボケの性能が優れていたこと、35㎜の方がやや高かったこと、中望遠の方が離れた場所でも撮影しやすいことが決め手となったのだ。
35㎜の方はネットでの最安値で16,478円と充分に安いのだが、50㎜の方はなんとネットで11,880円という、新品とは思えない超安値(某カメラ系家電量販店の店舗では1万3千円以上だったが、それでも安い)。
ワンコイン保証を付けたので結局は12,380円となったのだが、それでもこのネット販売では保護フィルターがオマケで付いていたので、お釣りが来るほどのお得さだ。
▼購入した smc PENTAX-DA 50mm F1.8。標準ズームレンズで撮影
▼オマケで付いていた保護フィルターを、単焦点レンズで撮影
この単焦点レンズでどんなボケまくり写真が撮れるのか楽しみだが、一つだけ心配なことがある。
このままレンズ沼にドップリ浸かってしまうのではないか、ということだ。
こういう激安レンズは、撒き餌レンズと呼ばれる。
つまり、安いレンズを買わせておいて、より高価なレンズが欲しがるように、レンズ沼の入口にしようという魂胆、らしい。
そもそも一眼レフを購入する前は、2万円もしないネオ一眼を買うか買わないかで散々迷ったのに、1万円強のレンズが激安と感じるようになった時点で充分ヤバいのだが。
クワバラクワバラ。