Prophetインストール手順(2023年6月20日現在の情報) (original) (raw)

サマリ

Pythonで時系列解析用パッケージProphetを使いたいが、なぜかインストールできない」という方はいらっしゃいませんか?私がそうでした。本記事では、私がProphetをインストールしたときの手順を書きます。何かの一助になれば幸いです。

Windows上にProphetをインストールする際に気をつけるべきことは、下記の3点です。

Prophetのインストール手順は、下記の通りです。

  1. Pythonのバージョンを確認する。
  2. condaを使って、PyEphem、Plotly、Cythonをインストールする。
  3. condaを使って、PyStanのバージョン2. 19. 1. 1をインストールする。
  4. condaを使って、Prophetをインストールする。
  5. Jupyter NotebookのKernelをRestartする。

Pythonのバージョンを確認する

まずは、Pythonのバージョンを確認します。Anaconda Promptを開き、下記を入力します。

python --version

ここで、Pythonのバージョンが 3.9以上だった方はごめんなさい。Prophetのインストールの仕方を著者は把握しておりません。バージョンが 3.8以下だった方は、引き続き本記事を読んでいただければ幸いです。

condaを使って、PyEphem、Plotly、Cythonをインストールする

次に、Prophetが依存しているパッケージのうち、PyEphem、Plotly、Cythonをインストールします。この際pipを使ってはいけません!condaを使ってください。コマンドは下記です。

conda install ephem plotly cython

condaを使って、PyStanのバージョン2. 19. 1. 1をインストールする

引き続き、パッケージPyStanをインストールします。このとき、PyStanのバージョンに注意が必要です。PyStanのバージョン3 .0以上をインストールしてしまうと、Prophetがインストールできません。したがって、バージョン2. 0の最終バージョンであるバージョン2. 19. 1. 1をインストールします。コマンドは下記です。

conda install pystan==2.19.1.1

condaを使って、Prophetをインストールする

さらに、パッケージProphetをインストールします。コマンドは下記です。

conda install prophet

Jupyter NotebookのKernelをRestartする

最後に、Jupyter NotebookのKernelをRestartします。これは、GUIで行います。図1の赤枠で囲んだボタンを押下するだけです。

図1:KernelのRestart方法

まとめ

時系列解析用のパッケージProphetをインストールする方法についてまとめました。しつこいようですが、ポイントは下記の3点です。

本記事が、Prophetをインストールしようとする方の一助になれば幸いです!

参考文献