『アベンジャーズ』 さらばアベンジャーズ (original) (raw)
ジョス・ウェドン監督、ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、ジェレミー・レナー、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン、トム・ヒドルストン出演のアメコミヒーロー映画『**アベンジャーズ**』。
かつて雷神ソー(クリス・ヘムズワース)によって神々の国アスガルドから追放されたロキ(トム・ヒドルストン)は宇宙で未知の種族“チタウリ”と手を組み、防衛組織シールドの施設から高次エネルギー物体“コズミック・キューブ”を奪い去る。シールドの長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)はスーパーヒーローたちを招集し、ここに“アベンジャーズ”が誕生した。やがてキューブの力によって地球とはるかかなたの銀河系がつながり、チタウリの軍勢が襲来する。地球の運命はアベンジャーズの手にゆだねられた。
この夏の大作映画『ダークナイト ライジング』『アベンジャーズ』『プロメテウス』の3本はぜんぶIMAXで観る!と決めていたのですが、時間の都合がつかずIMAXはしばらく観られないことが判明。
そのためじっと我慢の子でいようと思っていたんだけど、辛抱たまらず、午前中に時間をぬって通常のスクリーンで2D字幕版を観てきました。
これまで劇場で「アイアンマン」2作、『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』と観てきて(『インクレディブル・ハルク』は未見)、ようやく本命の登場。
これのためにソーやキャップの映画でフラストレーション溜めてきたのだ。
今年はアメコミヒーロー映画がいつになく豊作の年で、すでに『アメイジング・スパイダーマン』も『ダークナイト ライジング』も劇場で観ています。
スーパーヒーロー物、といってもどれもタイプが違う作品なので、当然見どころや評価すべき部分もさまざま。
今回の『アベンジャーズ』は、「マーヴェル・コミックス」のスーパーヒーローたちが集結して悪と戦う、というじつにシンプルな内容のもので、チーム物としてはちょうどキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスがヒューマン・トーチ役で出演していた『ファンタスティック・フォー』を思わせもする。
『ファンタスティック・フォー』(2005) 監督:ティム・ストーリー 出演:ヨアン・グリフィズ ジェシカ・アルバ クリス・エヴァンス マイケル・チクリス
映画はふつうに面白かったけど、エンドロールで流れた「キリキリマイ、キリキリマ~イ♪」っていう日本での劇場公開版の曲が超絶にムカつきました。
「日本よ、これが映画だ」というキャッチコピーに不快感をもった人や(もちろんこれは日本の配給会社が作ったもの。ハリウッド映画の作り手が日本の観客だけにむけてわざわざこんな挑発的なキャッチコピーなど作るわけがない。日本市場はハリウッドにとってはアジア圏の顧客の一つでしかない)「いい大人が観る映画ではない」「『ダークナイト ライジング』の方が優れている」などと感じた人たちもいるようだけど、はたしていかがなものか。
すくなくともそんなに大仰にかまえる類いの作品ではないんじゃないかと。
TVで流れてる予告篇観りゃ、どんな感じの映画なのかは一目瞭然だと思うのだが。
むしろこれは「日本よ、これが祭りだ」って感じ?
“アヴェンジャーズ”とは、「正義の復讐者たち」といったような意味。
しかしこの映画は「正義とはなにか」とか、そういうむずかしいこと考えない。
主人公たちは「正義」。これは揺るがない。
敵の方はじつはなんだっていいのだが(笑)、ともかくなんだかわかんないけど地球の平和をおびやかすすごく悪い奴らなのだ。
だから倒す。そんだけ!
空飛ぶ缶詰男(じつは超セレブ)とガチムチハンマー兄貴(じつは神さま)、現代によみがえった第二次大戦中の超人兵士(じつは童貞)と暴走グリーンジャイアント(ピュア)という面白すぎる面子に、鷹の目のアーチェリー部員と元ソ連の女スパイ(じつは高齢)、さらにサミュエル・L・ジャクソンが加わるという、ほとんど「ハイスクール!奇面組」のようなメンバー。
こんだけ個性豊かな変態、いやヒーローたちなので、まずこいつらが一致団結すること自体が至難の業。
そんなわけで、前半は彼らがチームとしてまとまるまでが描かれる。
鑑賞前に読んだほかの人たちのレヴューのなかには、どうもこの前半部分が「退屈」というものもあったが、戦う前には“タメ”が必要。これ「勧善懲悪モノ」の常識。
緩急つけててなかなかいいんじゃないの?
ハッキリいってストーリーなどどうでもいいのだ。
いや、どうでもよくはないが(どっちだ)、この手の作品で重要なのはストーリーの中身ではなくて、ユニークで強くカッコイイ正義のヒーローたちと、彼ら以上の力をもつ、これまた強くて怖くてカッコイイ悪役たちのキャラがどれだけ立っているかということ。
そして当たり前だが、彼らがどのようにして戦うのかを映像できっちり見せること。
とりあえず、正義の味方側は申し分ないはず。
唯一の懸念材料は“悪役”。
予告篇でも出てくるあのシーラカンスの化け物みたいな巨大モンスター。
なんかヴィジュアル的に『トランスフォーマー3』の敵とカブってるような気が…。
それに『ソー』で悪役だったロキがまた出てくることはわかってるけど、それ以外にはいないのか?
いや、でもきっとあの巨大シーラカンスを祭りの山車みたいにして暴れまわってくれるんだろう。
…と、観る前は全幅の信頼を置いていた。
だって、『アイアンマン2』の頃からずっと待ってたんだよ。
もう期待でパンパンですよ、いろんなとこが。
まずこの映画は事前に『マイティ・ソー』を観ておくことが絶対条件。できれば『キャプテン・アメリカ』も。
なので、以後はみなさんこれらを観たということで感想を述べていきます。
【
ネタバレ】しまくります。
で、どうだったかというと。
「いつ面白くなるんだろう」と思って観てたら終わってしまった。
ウガァーーー!!!! ふざけんなこの野郎!!!!!! ハルクより先にこちらの怒りが爆発しそうになった。
今回はこのテンションでいきますので。
幾分かはシャレですが、大半は大真面目です。
さっきもいったように、こまかいストーリーについてはいちいちツッコミ入れてもしょうがない。中身なんか最初からないんだから。
でも、僕が期待してたような「お祭りワッショイ(*゜▽゜ノノ゛☆映画」ではなかったのだ。
まったくアガりませんでした。
こんな単純な話で盛り上がらないというのは、いったいなにが問題だったのだろうか。
まず、「前半が退屈」という意見には全面的に同意。
あそこは各キャラクターたちが次第に集まってきて、やがてぶつかりあって仲違いをおこすものの、地球の危機についに一致団結して戦う、といった少年漫画的な展開になっていくはずで、僕は事前の情報からてっきり命令や集団行動を嫌うアイアンマンは冗談トバしながらスタンドプレイに走り、時代錯誤的で頭の固いキャプテン・アメリカともっとやりあうのかと思ってたんだけど、じっさいには鋼鉄社長はそんなにわがままじゃなくてキャップも意外とあっさりみんなと打ち解けてたり、ぜんぜん仲違いなんかしてないのだ。
まだお互い慣れてないんでちょっと距離がある程度なんだもの。話が違うじゃないか。誰だ、嘘伝えたのは。
社長と神さまは途中でぶっ飛ばしあってたけど、正直あまり印象に残ってなくてなんでいがみあってたのかもおぼえていない。
「ほこ×たて」みたいなソーのハンマーとキャップの盾の衝突は、ちょっと面白かったけど。
もっと全員がやりたい放題、しっちゃかめっちゃかになって最後にサミュエル・L・ジャクソンが説教カマしてみんな反省、みたいな部活チックな展開を想像してたのに。
『ファンタスティック・フォー』では4人の特殊能力をもつキャラクターたちがケンカしたり仲直りしたり、紆余曲折を経てチームになっていた。
『アベンジャーズ』だってヒーローたちのボケとツッコミみたいなやりとりって最高に面白くなるはずなのに(ってゆーか、あの予告篇観たらそういうノリを期待するでしょ)、なんか深刻な顔して「ガンマ線がなんたら」とか「なんとか値がどうたら」とか、まるで「スタートレック」みたいな意味不明の説明台詞が延々とつづく。
なんなのあれ。
全体的に妙にマジメなのだ。悪い意味で。
だってさ、マントつけた神さまとか胸に星のマークが入ったスーパーヒーローが出てくるんだよ。
敵は角ついた帽子かぶった“トナカイ野郎”だし。
もっとハジケていいんじゃないの?
ハルクがロキの足をもって、まるで「トムとジェリー」みたいにビタンビタン!と床に打ちつけるとこは笑ったけど。
ああいうの、もっとやってもよかったのでは。
アラン・シルヴェストリの音楽もなんだかおとなしくて盛り上がらない。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のときの高揚感はいずこへ。
『アイアンマン2』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』と律儀に出演してきたエージェント・コールソンがものすごくあっけなく殺されるんだけど、彼のキャプテン・アメリカへのあこがれなんかも別に深く描かれてるわけではないのでまったくなんの感傷も呼び起こさない。
ブラック・ウィドウ(=ナターシャ・ロマノフ)とホークアイ(=クリント・バートン)の過去についても、彼らの関係をなにか匂わせるようなことを台詞でいわせるんだけど、やはりこれまでになにも描かれてないんで「知るかよ」と思ってしまう。
だいたいどうも作品のバランスが変だ。
地球どころか銀河の危機、みたいな話と元スパイや弓矢の名手が過去に人を何人殺したのか、などという、この際そんなこたぁどーでもいいだろ的なこまかい話が同列で語られるのでイライラする。
ハルクになって空から落ちてきたブルース・バナーを発見するのがリドリー・スコット監督の『エイリアン』でエイリアンに襲われてたハリー・ディーン・スタントン、というネタも「なんだかなぁ」って感じ。
面白いですか?
SF映画ファンはニヤリとする、みたいな?
僕はまったくセンスを感じないのだが。
監督のジョス・ウェドンは、どうも「むずかしいアメコミヒーロー物を見事にシナリオ化した」ともてはやされてるみたいだけど。
ドイツで狼藉を働いていたロキは意外なほど簡単にアベンジャーズに捕まるのだが、それは彼の策略だった。
ロキのねらいは…アベンジャーズを仲間割れさせること。
小学生かっ!
だから仲間割れしてないし。
一事が万事こんな感じで、僕には中学生が思いつきで書いた話にしか思えなかった。
“中学生的な発想”で映画を作るのと、本物の中学生がシナリオ書いちゃうのとじゃ雲泥の差だ。
真面目な話、この映画のストーリーのどこがそんなに優れてるのか誰か納得いくように教えてくれませんか?
もうね、汚くて申し訳ないけど、溜まったウ○コがどんなにキバっても出てこないようななんともいえない残糞感があるんですよ。
気持ちよくならないの。
メイキング観ると制作現場は和気あいあいとしててすっごく楽しそうなんだけどなぁ。
この映画を観ながら、僕は幼少時に観たかずかずの特撮番組やアニメを思い浮かべていた。
子どもの頃夢中になって観てた番組はいま観たって面白いのに、その何百倍もの予算をつぎ込んで最新技術で作られてるこの映画はどうして面白くないのだろう、と。
この映画よりも「キン肉マン」の方がぜったい面白いし、「ドラゴンボール」や「ジョジョ」の方がよっぽどワクワクする。
『ダークナイト ライジング』のようなヒーロー映画としては異色の作品もある一方で、これまでだって僕はたとえばけっこうみんな忘れてるベン・アフレック主演の『デアデビル』とかなぜか続篇が公開されるニコラス・ケイジ主演の『ゴーストライダー』とか、大満足ではなかったしよくおぼえてないけどふつうに楽しんできたので、アメコミヒーロー物が性に合わないわけじゃないんですよ。
さっきの『ファンタスティック・フォー』だってわりと好きだったし。
それらに共通してるのは、基本的には単純でわかりやすい筋書き、アクション。
逆にそれ以外の余分な要素はいらない。
子どもが観て夢中になる作品は、大人が観たってそれなりに面白いものです。
つまり、おもいっきり「漫画映画」でいいのだ。
幼稚でけっこう。
何度もいうけど、誰がどう見たって幼稚な話なんだから。
なのにウェドン監督はなぜかクライマックスのアクション場面はリドリー・スコットの『ブラックホーク・ダウン』を参考にした、とかいってるみたいで、こだわるところが違うんじゃないかと思った。
そもそも敵を人間と意思疎通ができないエイリアンにしたところがダメ。
エイリアン襲来映画なんて、山ほど作られてんじゃん。そんなの『バトルシップ』あたりでじゅうぶん間に合ってるよ。
こちらは“プロレス”が観たかったのに“サヴァイヴァルゲーム”を見せられちゃった、って感じ。
でも悪役に魅力がないんじゃ、どんなに車をいっぱいひっくり返したってビルを破壊したってたいして面白くはない。
それに、あの敵の大群による町の破壊シーンは『トランスフォーマー3』を超えてなかったし。
見どころは予告篇で映しだされている映像がほぼすべてでした。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は3時間近い映画でストーリーはこの『アベンジャーズ』とおなじぐらい無きに等しかったけど、スクリーンで観たら迫力満点でそれだけでも「見世物」としての役割を果たしていた。
僕は『アベンジャーズ』の映像には満足できませんでしたよ。
それともIMAX3Dで観たら段違いだったのかな?
さっき勧善懲悪モノでは悪役が重要といったけど、悪役の方にも集団のなかでいろんなヒエラルキーがあったりドラマがあることで盛り上がるのに(永井豪原作のロボットアニメや昭和の仮面ライダーシリーズを見よ)、この映画ではそれがなにもない。
チタウリの大ボスとロキ以外は、敵の兵士の顔の判別もできない。
バトル物なら敵がどんだけ強いのかってことを観客にケレン味たっぷりに見せつけないと。
で、ピンチがあって主人公たちがそれをどうやって切り抜けていくか、という面白さなんだから。
アメリカよ、これが映画だ。
権利上の問題とかいろいろあるのかもしれないけど、マーヴェルにはロキ以外にも悪役はいるんだろうから、そっから出せばよかったのに(原作がこうだから、とかいうのはただの言い訳です)。
『スーパーマンⅡ』のスーパーマンと三悪人たちの戦いみたいな豪快で爽快なスペクタクルを現在のVFX技術で観たかったんだよ、俺は!
『スーパーマンII 冒険篇』(1981) 監督:リチャード・レスター
出演:クリストファー・リーヴ ジーン・ハックマン マーゴット・キダー テレンス・スタンプ
よく昔の映画を「特撮がショボい」とかいってバカにしてる奴がいるけど、だったらこれより景気のいい「スーパーヒーロー映画」がどれだけあるのかあげてみてくれよ。
つねに義兄のソーに劣等感をもち線の細いロキはどう見ても大ボスの横で威張ってるような2番手3番手キャラで、けっして巨悪の器じゃないのに『マイティ・ソー』からずっと彼を強敵のようなあつかいで出しつづける意味がわからない。
神さまなのにソーとロキの戦いのショボいことといったら。
これは演じるトム・ヒドルストンのせいというよりも、作り手がキャラクターの使い方を間違えてるとしか思えない。
そしてまた性懲りもなく「つづく」。
もういいよ。
ここ何年ものあいだ、ハリウッドじゅうに「連続TVドラマ化した映画モドキ」が蔓延しているけど、ほんとにウンザリだ。
ハリウッドでは、いつのまに1本の作品のなかでちゃんと物語にケリをつけずにダラダラダラダラとオチを先延ばしにするのが堂々と許されるようになったんだろう。
エンドロールの途中にドヤ顔でこちらを見る次回の敵らしきキャラも…
お前誰だよ!!
なんのために空飛んでるのかわからない要塞を必死で修理するヒゲの社長にはちょっと萌えたし、僕はGAYではないけど、クリス・ヘムズワースが演じるソーはなんか好きだ。
エンドロールの最後に出てくる、ハンバーガーショップでまったりしているアベンジャーズの面々はまるで部活帰りの高校生そのまんま(むしろあのノリで映画化してくれりゃよかったのに)で微笑ましい。
それでも、俺はジョス・ウェドンにむかって大滝秀治風に大声で叫びたいよ。「つまらん、お前の映画はつまらん!!」って。
罵詈雑言の嵐ですが、それだけいう権利はあると思っています。
この映画のためにずっとつきあってきたんだから。
『マイティ・ソー』と『キャプテン・アメリカ』という、途中まではそこそこ面白かったりもしたけど尻切れトンボで終わってしまった2本の映画にも我慢してきて、その結果がコレでは到底納得いかない。
そろそろ僕は「アベンジャーズ」関連作品からは離脱するときがきたのだろうか(マーヴェルにはほかにもスーパーヒーローはいるんで完全撤退ではないが)。
来年には『アイアンマン3』、そして2015年には『アベンジャーズ2』が公開されるんだそうで。
そうですかそうですか。ご自由にどうぞ。
2016年のオリンピックは楽しみだけど、俺はアベちゃんはもういいな。
さようなら、アベンジャーズ。
俺の期待と貴重な時間を返してくれ。
…いやね、本気で怒ってるわけじゃないんですが(半分はマジで腹立ってますけど)、でも僕はこの映画にまったく満足できなかったので、せめてこれのどこが面白いのかを人から聞いたりあれこれ論じあうことでなんとかすこしでも元を取れたら、などと思いまして。
そういえば、僕が観に行った映画館の入り口にこの映画の絵看板が掲げられていて、どうやら描いたのは「現代の名工」と呼ばれる大ヴェテランの職人さんらしいんだけど、けっしてバカにしてるんではないんですが、なんというかこの絵が絶妙に似てないのだ、全員。
もう見事なぐらい「どっかがあきらかに違う」。
面白すぎるので貼っておきます。
題して「絶妙に似てないアベンジャーズ」。
なんか間違っちゃったスカーレット・ヨハンソン(どこの鈴木紗理奈だ)とほか2名。右側がほんとに誰なのかわからない
壮絶に似てないソーとキャプテン・アメリカ
メンバーのなかではわりと似てる方のアイアンマンと、なぜか竹中直人入っちゃったサミュエル・L・ジャクソン(樹木希林も少々)
もう、この絵を生で見られただけでも収穫だったと思いたい。
追記:
28日にIMAX3Dで“アヴェンジ”とばかりに再度鑑賞。
↑こんだけボロクソいっといてまた観るのかよ、って話だが、リドリー・スコット監督の『プロメテウス』を観たら「IMAX3Dで観るか観ないか」というのは作品によってはかなり重要なことだと思ったので。
もともと『アベンジャーズ』はIMAXで観るつもりだったのが、先週は丸一日休みがとれなくて時間が合わず、やむなく2Dでの鑑賞となったのだった。
それが残念な結果に終わったのでずっとくやしくて。
で、思い切ってIMAXで観なおしたら、これがなんと
ふつうに楽しめちゃったのだ。
わぁ~!!バカバカ俺!!!
最初からIMAXで観ておけば、こんな余計な出費もなかったのに(でも2週間はちょっとガマンできなかった)。
ストーリーはもう知ってるから、あとはひたすらアクションやスカヨハの尻とかに集中していた。
原作者スタン・リーおじいちゃんが最後に出てたことも今回気づいた。
この映画は2Dで撮影したものを3Dに変換したもので、『アバター』のようなほんとの3Dではないためにところどころ立体感がイビツになっていたが(最後に横たわるトニー・スタークの顔のアップが立体ではなくて平面だった)、それでもチタウリ軍団がニューヨークを飛び回ってビルを破壊しまくる場面では2Dにくらべて迫力はケタ違いだった。
こころなしか、アラン・シルヴェストリの主題曲も前よりもカッコ良く聴こえたりして。
内容に対するツッコミは初見のときと変わらないが(負け惜しみ)。
3D、あるいはIMAXでしかその面白さを実感できない作品というのは映画としてどうなのか?という疑問はいまだにあるけど(負け惜しみ)、それでもアトラクションとして楽しめれば、そういうものだってもちろんあっていい。
今回の一件については、個人的に猛省したいと思います。
えらそうなこといってゴメンね、ジョス・ウェドン監督。
まぁ、それでも次回作を観るかどうかはわかりませんが(負け惜しみ)。
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