0.50%利下げ+年内追加0.50%利下げ見通し=NY金:2650ドル (original) (raw)

0.50%利下げ+年内追加0.50%利下げ見通し=NY金:2650ドル

これでいったんは急騰局面一服となり、NY金は多少の調整を含めて新たな展開へと向かう可能性も。
0.25%か0.50%か、利下げ幅を巡っては市場見通しも分かれる状況で迎えた9月FOMC、結果は0.50%の大幅利下げ。
直後の市場反応はやや乱高下気味の展開となり、やや消化不良気味の様相にも。
それでも年内追加0.50%利下げ見通しなどを好感する形で堅調推移に転じたNY金は週末にかけて一段高となり、2650ドルの大台へ。
ただ、今回のFOMCではFRB理事1名の反対票もあり、利下げ見通しにもバラツキが見られ、今後のインフレ下げ渋り懸念なども含めて秋以降の展開は、米大統領選のように先行き不透明感も漂いそうな状況にも。

・NY金は8月後半から9月上旬にかけて概ね2510ドルから2560ドル近辺まで、50ドル程のレンジで保ち合いを形成し、上抜け後には保ち合い値幅分上昇した場合の水準2610ドル近辺でいったん落ち着きそうな状況から、さらに一段高。
・8月20日高値(2570.4)から9月4日安値(2502.7)までの下落幅(67.7)の200%戻し(2638.1)も上抜け。
・夏以降の斜行三角保合い上限ラインをオーバーラン
などの状況と、主要イベント通過というタイミングからも、目先はいったん調整への絶好のタイミングのようにも。

米大統領選と次回11月FOMCに向けては、浅めの調整でも2500ドル台後半、米指標の好結果やインフレ高止まりなどが続けば2500ドル台前半までの調整もあり得るかもしれません。

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