ミームの死骸を待ちながら[B!]新着記事・評価 - はてなブックマーク (original) (raw)

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先月 Ergodox を組み立てたのだけど,プリント基板を発注したりはんだ付けしたりと,なかなか楽しい体験だったので記録を残そうと思う. キースイッチはんだ付け作業途中の図 先にでぃすくれいまー書いとくと,自作キーボードのガチ勢な方々は基板設計から始まるっぽい*1から,僕がやった「パーツ買い集めて組み立てる」というムーブはプラモを説明書通りに作っただけで,エンジョイ勢レベルになると思う.技術的にすごいことをやっているわけではない.そこをご理解頂いた上でお読みください. 久々にブログ書くんで戯言欲を持て余し,クソ長く,いらん無駄話も入るけどまぁよかろ. Ergodox ってなんじゃいな Ergodox についての詳しい説明は省くが,僕が 2016 年頃から愛用している,オープンソースのセパーレト式メカニカルキーボードである. こんなの キーボードがオープンソースとはどういうことかと言うと,キ

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三週間ほど海外に出張していた.インドである.趣旨としては,僕が持ついくつかの領域における専門知識と経験をあちらのエンジニアに展開する,先生役として呼ばれた形..になるだろうか.単にセミナーとかを聞くだけの出張なら今夏にも行ったところだが,三週間みっちり先生をやるとなるとプレッシャーが違うし,事前にインドのチームと喋ったところ僕に対する期待値が異様に高く,胃の痛い思いをしながら突入することになった. 午前は講義を行い,午後は行列のできる Hash 相談所,夜はホテルに戻って翌日のトレーニング資料を作る... というすたーたっぷ勤務時代を彷彿とさせる社畜業に勤しみ観光どころではなかった (たまたま向こうで働いていた友達に会ったのと,インドチームとビール飲みに繰り出したりはした) ので,費やした時間分は役に立ったことを願う.黒い髭をたくわえた厳ついエンジニアも鋭い眼光の優秀な若者もみんな良い人で

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書きたいことがない.書きたいことはあるが,それをテキスト化のフローに載せていくことが出来ていない.というわけでこれは無理矢理に文章を出力する試みである.軽く 2000 字を目処に. 一つの思想の真の生命は,思想がまさに言葉になろうとする地点に達するまで持続するにすぎない.その地点で思想は石と化し,その後は生命を失う.だが化石化した太古の動植物のようにその思想は荒廃を免れる.我々は思想のつかのまの生命を,まさに結晶せんとする瞬間の結晶体の生命に比することができる. ショーペンハウアー『読書について』 p.38 仕事ではめっきりコードを書く機会が減り,自然言語を書いている.技術職ではあるが,それを道具としながら日本語と英語を読み書きして人間と社会をやっている.英語はもっと喋れるようになりたいな.論理と自然言語を装備して正論と事実で殴ることのできる今の仕事は案外性に合ってるとは思うが,コードを書

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なんやかんやで年始から記事書いてないですが, 外部要因がないとブログを書かないようになっている. "Distributed computing (Apache Hadoop, Spark, ...) Advent Calendar 2016" の 12/11 担当として何かを書きます. qiita.com 1000 Genomes Project public data set on S3 AWS S3 には無造作にいろんなびっぐなでーたが置いてあり, aws.amazon.com その中に 1000 Genomes Project のデータがあります: 1000 Genomes Project and AWS. 1000 Genomes Project については公式ページ 1000 Genomes | A Deep Catalog of Human Genetic Variation

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寿司のネタには地域差があり北海道なんかはそこらのチェーン店でクソ美味いネタが流れてくる約束の地であると言うが, レーンに日本酒銘柄が流れてくる土地.それが福島である. 大七酒造. "大七" は僕が大学学部生時代の「なんとなく日本酒美味しい」から「日本酒にもいろいろあるんだな」時代を経て「日本酒最高!!!」へ至るターニングポイントとなった銘柄であり,その見学をしてきたというまさにブロガーといった趣きの大変心温まるハートフルエントリであり今日はあんま戯言系ないです. 経緯 時は遡り,なんでド平日に福島まで足を運んで酒造見学してるのか*1という話を.あれは今から 1 年...いや 1 ヶ月前だったか,まぁいい.私にとってはつい昨日の出来事だが君たちにとっては明日の云々 ド平日だけど行きたい.なお僕の大七愛はTwitter背景からお察しください https://t.co/TzmmLVLr3o 大七

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人間は図書館を活用することで住民税の元を取ることが出来る.取り寄せ依頼した本が届いたり借りてる本の返却期限が近付いたりすると Twitter bot が通知してくれるようにしている.が,単純に cron で回していたので人間側の対応が遅れると何度も同じことを言われてしまう. 今回「今年もやるよ!AWS Lambda縛り Advent Calendar 2015 - Qiita」の 12/05 分担当として,上記の仕組みをDynamoDB の更新 Stream をイベントソースとして Lambda で一回だけ通知してくれるように改良する話を書く. 前提 図書館の web をスクレイピングして DynamoDB に格納する... ところは Lambda Advent Calendar としては本題ではないので省略*1. うちの地区はこんな感じのページ.とりあえず人間が 本の取り寄せ依頼(予約)

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生きれば案外死なないもので,僕も今年で29になる. 労働を始めてからというもの一方的に社会に殴られ続け(体感には個人差があります)特に2013年は公私ともに乱れる酷い年で師走ともなればやれやれ死ぬかという心持ちであったが,憑き物が落ちたかのように2014年から人生のコントロール権をめきめき取り戻している,社会に出て初めて自分の足で立っているような気がしており,三十而立とは孔子もよく言ったもんだと思う. うまくいってることもいかないこともあるけど, 記憶はただの記録であり語らなければミームは死ぬ.というわけでこのへんで久しぶりに人生の進捗報告風戯言を書いておく."人生コントロール権獲得感覚"は,今回書くようないくつかの行動が精神に反映されたものだと僕は考えている. こんてんつ 会社を設立する ±100年に想いを馳せる 肉体を管理する 美味いものを食う 知識を積み上げる 会社を設立する 201

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したっぽい. Japanese Society for Bioinformatics - JSBi :: バイオインフォマティクス技術者認定試験 昨年11月に試験で12月には合格わかってたんだけど, 成績がようやく今月に入って届く. 誕生日記載する必要なくね? 答え合わせして900(1000点満点)は超えてるだろと思ってたら, フタを開けると800点しか取れておらず愕然とする. 特に点数の低いバイオインフォマティクス分野(後半)は, タンパク質立体構造系の問題が多くてよっしゃと思ってたのに何があったのか... 悲しい. 解答の公開が待たれる. 平成26年度試験問題&解答 平成27年1月中の公開を予定しています。 Japanese Society for Bioinformatics - JSBi :: 平成26年度試験情報 はよはよ 試験について 試験は4パートに分かれており Bio In

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前口上 条件付き確率を調べていてふいに「ベイズの定理ってもしかして大したこと言ってないのでは」と気がついたので, 将来記憶を失った自分に説明するイメージで記録する. 条件付き確率 まずベイズの定理は確率論における「条件付き確率(conditional probability)」に立脚しているので先に説明する. 条件付き確率とは, 事象Aが起こった条件下において事象Bが起こる確率のこと. たとえば 雨が降る確率をP(雨) 交通事故の発生確率をP(事故) としたとき, 雨が降っている日に(= 雨が降っているという条件下において)交通事故が発生する確率を P(事故|雨) と表すことに決める. これが条件付き確率である. 記法について: P(B|A)は英語だと “the conditional probability of B given A” あるいは “the probability of B

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こんてんつ これはなに つかいかた GoかわいいよGo これから これはなに 去年から仕事のタスク管理にAsanaを使ってる. ...んだけど, Webインターフェイスがイマイチ. 重いし, 愛用してるViChromeとの相性が悪いのか多言語での利用をあまり考慮されていないのか, 入力文字の変換中に勝手に確定されてしまったりとストレスがたまる. なので, 最近周囲でGo機運が高まってきたこともありGoでクライアントを書いてみた memerelics/asana -- GitHub つかいかた せっかくの機会なのでHomebrewでインストール出来るようにしてみた. memerelics/homebrew-asana レポジトリを作成してgo getするだけのFormulaを書いておけば, $ brew tap memerelics/asana $ brew install asana で入

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"ミームの死骸を待ちながら" が、第一期ライブドアブログ奨学生に選定された。 ブロガーに最大300万円の援助 ライブドア「奨学金」でアルファブロガー育成 - ITmedia ニュース 今月から1年間、月々X万円*1が給付され、返済の必要はない。既に学生支援機構さんに200万ほど借金があるので、さらに借金を増やす必要がないのはありがたい。 そして、ライブドアブログへの移設が受給条件のひとつであるため、ブログ奨学金の札束でほっぺた叩かれt理念に強く共感した僕はこの記事を最後にはてなブログの更新を終える予定である。今までお世話になりました。逃げ出す僕を刺さないでください。 さて、これを一つの節目として、いま時点での明確なLogを残したいと考え、大仰なタイトルをぶち上げてみたが、僕の信念なるものは既に要所要所でブログ記事に漏れ出していたらしい、、というわけで過去記事を引用しながらの展開となる。 ま

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遊べ。以上。 あっ、嘘です、すいません石投げないで!マジメに書くから! 「入社前にやっておくべき事は何ですか?」 内定者が社会人(場合によっては入社予定の会社員)に対して提示する質問のテンプレートとも言えるのが、表題の 「入社前にやっておくべき事は何ですか?」 だろうと思う。僕も聞いたし(入社する会社の人ではなかったが)、逆に学生から聞かれたこともある(これまた所属する会社とは関係なかった)。 みんな不安だし、失敗したくないと思っている。いくばくかのやる気はあるし、そのやる気を振り向ける先を捜している。やる気を振り向ける先を見つけ、周りに対してアドバンテージを取りたいと思っているのかもしれない。あるいは自信がなく、先が見えなくて、戸惑っているのかもしれない。 やりたいことがわかりません!とか言う人もいるが、気にすんな。そんな簡単に見つかりゃしねぇよ。 さて、意図はどうあれ、僕はこの種の質問

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黙れ小僧!お前にあの娘の不幸が癒せるのか。スペシャリストにもなれず、マネージャーにもなりきれぬ、哀れで醜い可愛いわが娘だ。 (Mさん、山犬、森林在住) 最近、表題のようなことをよく考えている。エンジニアが一緒に働きたい、と思える非エンジニアは、どんなタイプなんだろうね。まぁエンジニアの細かい定義は置いておくとして。 数年前からわかっていたけど、僕はエンジニア向きじゃない。 もちろん、僕に出来ないことをやってのけるエンジニアはすげーと思うし、尊敬もする。友人にもエンジニアは多いし、はてな界隈で話題のネタを追っていたらイヤでも眼に入る*1。 それでも、僕は彼らと同じフィールドには立てないことが、どうしようもなく自覚できる。どうやら僕自身にエンジニアの適性がないようだし、今までの積み重ねも違う。のめり込めない。基礎の基礎からしっかり学んでいる人に、追いつける気がしない。 追いつくだけの学習コスト

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これだ。こーゆーのが欲しかった! Egretlistという iPhone アプリがある。iTunesはこちら いろいろとGTD / TODO管理アプリを使ってきたが、今のところコレがベストだ。 とにかくなんでも毎日「すごいすごい」と浅い紹介を繰り返すスタイルのブログと違って(失礼)、このブログは基本的に僕の思考をバラして晒して残すための場所であるため、めったに何かを推薦する記事を書かない*1。そんな僕がブログで個別に取り上げて記事を書くということは、そういうことだ。 Evangelistっぽい名前の(?)Egretlistは、RTM(Remember the Milk), "TODO", Google Tasks等の純粋なTODOマネージャではないし、かといってFastEver, 公式Evernoteといった他のEvernote iPhoneクライアントとも一線を画している。 以下、何が凄

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弊社では四半期に一度、MBO (Management Buyout...ではなくManagement by Objective) の名の下に、上司との面談及び業務上の目標策定を行う機会が設けられる。いつのまにやら入社して3ヶ月が経過し(もう3ヶ月かよ!)(こんだけ濃くてまだ3ヶ月かよ!)、第二回目の面談が行われた。 そこで僕の訴えた問題(?)というか最近の懸念事項は 「やる気をもてあます!(意訳)」 というものであった(これはひどい)。 ...有り体にいれば、張り合いがなかった。やる気はあるのだけど、それを振り向ける先を一時的に見失っていた(現在助走中のプロジェクトが本格化すると気持ちよく炎上できて氏ねそうな気配なんだけど、インターバル期間のようなところにいる)。前回の「壁」 はとりあえず乗り越え、Mezzanine(中二階)(中二病ではない)のような部分にいるのかもしれない。...という

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1年半ほど前にこんな記事を書いたことがある。 先日、とあるコンサルの個人面接で珍しい質問をされた。 「じゃあ、最近"俺ってスゲー"と思ったことは?」 思いつかず焦った僕は、最近まとめた去年の読書冊数を伝えた。質問に答えた瞬間社員さんの反応が「微妙」であることを悟り、しかるのち軽薄な自分を恥じた。 コンサルの面接で「74冊読みました」と言ったら「それは何がすごいの?」と返された - ミームの死骸を待ちながら 今日は、現在の僕がこの質問を投げかけられたとしたら、という視点で記事を書いてみる。就活の面接テクニックでもないし、コンサル的なロジカルさもないから、いまひとつスッキリした回答ではないが、とりあえず現在の僕の答えを記録する。 ただ、僕は今回上記の回答に対して記事として練った上で書くわけで、あの面接の時みたいにとっさに質問されたら、またやっぱり軽薄な答えを吐くのかもしれない。だから「今の僕な

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まぁ僕のような人種が只の一度も躓くことなくしっかりちゃっかり社会人としてやってけるわけねぇだろと思っていたのだけど予想に違わず今まさに、なかなか厄介な壁の前にいる。やっほーみてるー? おそらくこの壁は僕にとって学生と社会人の違いであり、認識ギャップであり重みという断絶でもあり、同時に、僕に長年つきまとう弱みの発露である。 この年になってまで戦う相手が未だ自分自身とは、実に笑止千万である。 こんてんつ 意志として身軽であること 「好きなことだけやる」生き方の弊害 責任負わずリカバリー要らず リスク回避について意識を変える必要がある 仕事verの性格を「追加する」 空を見上げるか空を飛ぶ 意志として身軽であること どうやら僕は、なんというか、ノーガードで生きてきたらしい。 ガードする必要はなかった。 裸一貫で突入してもなんとかなるし、なんとかならなきゃ撤退するまで。撤退は僕にとって、僕自身の選

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最近話題のフリービジネス。フリービジネスってなんなのさ。 会社でただ働きに近い作業を「フリービジネス」などと言って笑っているが(笑ってる場合じゃねぇ)、真面目に考えるために件のベストセラーを手に取り読んでみたのは1ヶ月前くらいの話。結論。"FREE"という切り口で以てして古典的な経済学ではカバーできない現象を説明するその手腕が秀逸であるが、記載されている物事はさほど新しくない。 フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略小林弘人 おすすめ平均 フリー経済について知る必読書 この本はフリー(無料)じゃなくても売れてる! ビジネスモデルの参考書 デジタルだとフリーって発想がふりいー デフレの中、売上減に悩む企業に通じる問題 Amazonで詳しく見る by G-Tools FREEでは、フリービジネスモデルを4種類に分類している。 そのうちふたつは古くからあるが、進化したもので、残りのふたつはデジ

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生物工学の大学院を修了し、金融系Web屋として働き始めて2ヶ月が経過した。 社長曰く「こいつは社会に適合できるのか心配だった」とのことであるが、まぁマイペースに日々の仕事を楽しんでいる。だっておもろいぜ。新しく知ることばっかやしな。 以前の記事でも書いたように、僕は「人間は誰であろうとも自前の意識/認識/記憶の枠から出ることは不可能」という(僕にとっての)真実*1を、言葉を変えながら繰り返している。 というわけで今日は、新入社員2ヶ月の時点でなんとなく見えてきた僕なりの仕事の"法則性"というか"核心"...の、鍵となるのではないかと思うものを書いてみる。 なるべく広く見渡そうとしても、限界がある。なにしろまだ2ヶ月で、そして僕はなかなかの阿呆である。そこで、ブログに書き留めていろんな人に見てもらう、というのが僕の取り得る方法の一つであると考え、不完全を自覚したままここに晒す。 まぁ、要する

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ある問題があったとき、個別の問題そのものは絶対的に唯一で、複製不可能で再現不可能な、正しく語ることの出来ない不確実な存在だ。 それにもかかわらず、どうも世の中は耳障りの良い二級品の「局所最適解」で満足されている概念で溢れかえっているように思える。 最も愚かな思考停止はそもそも考えようとしないことだが、最も危険な思考停止は少し考えた後に見えてくる局所最適解に辿り着いて満足し、それ以上思考を深めることがない、というものだ。 その解を見つけたときは局所最適解であるという意識はないことがほとんどで、これで良いと納得してしまう。そこで解決したつもりになっていて、より厄介な状況にぶち当たった後で「全然分かってなかった。あのときもっと考えとくべきだった」と反省することが多々あるのだが、よく見てみると、陥りやすい局所最適解には幾つかのパターンがあることに気が付いた。 そのパターンと、なぜその局所最適解が悪

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誰の話だったか忘れたが、靴磨きがどの株を買えばいいかという話題を持ち出したのを見て、バブル崩壊を予期して市場から手を引いた、という逸話がある。 Twitterの話だ。かなり大衆化が進んだと思う。もうそろそろいいかな、という感じがする。radikoを試しに聞いてみたらいきなりTwitterの話題だし、ドラマにも取り上げられ、「ジャンプ」にも登場するようになり、ろくに使ったこともない人が利用方法を議論している。Twitterビジネス?頑張って下さい。 それでも僕がTLを去れないのはそこで形成された他人とのネットワークに価値を見いだしているからであり、そこには好きな人たちがたくさんいるからなんだけど、残念ながらTwitterそのものは僕にとって既に魅力的なツールではなくなってしまった。みんなやってることをやって何が面白いんだ(本音)。 後付けを百も承知で言ってしまえば、Twitterは新しい概念

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ずいぶんと遠くまで来てしまったような気がする。前回のブログ更新を見ると2月末とのことで、まるまる1ヶ月以上放置していたことになる。期間として考えると決して長いとは言えないが、その間に起こったイベントの濃厚さを考えると、もっと昔のような気がしてくる。 ジャマイカに行ってきた。イタリアにも行ってきた。人と生活を共有した。跡を濁して大学院を卒業し*1、引越して環境が変わり、社会人として働き始めた。 というわけでただいま。更新を待つ人がいるのか居ないのか、ソロモンよ私は帰ってきた。ほんのちょっとでも楽しみに待っていてくれた人が居たら嬉しいのだけど。 ここに来るまでの1ヶ月少々で僕に起こった変化は大きかったと思う。見たもの感じたもの、新しく知ったこと、失敗したことや成功したこと、失ったものや獲得したもの、既に失っていた/持っていたことに気付いたもの。そうしたものごとを僕は貴重だと思う。大切に感じる。

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大学院への進学は少しばかりのオツムの増大と引き換えに、かけがえのない若さ、素直さ、柔軟な姿勢を失わせしめる。 2年前、より正確には2年9ヶ月ほど前、僕は所属大学の大学院へと進学することを決定した。そこそこの成績を維持することにより得た院試免除という餌は、行動の動機の大半を「めんどくさいか否か」が占める僕にとって、それを振り切って無数の大学院を再び選択肢として並べ直させるには、あまりに魅力的に見えた。 斯くして僕は大学院に進学した。その先にはたくさんの院生がいた。技術者がいた。教授陣がいた。また、僕は主としてインターネットを介してさらに多くの院生と知り合うことになった。生物系も居たし、化学系、物理系、情報系、社会科学の院生もいた。 ともかく終了間近となった*1大学院生活を振り返って、どうも人間は専門化が進めば進むほど、ある種の気質を備えてくるらしいことを発見した。 これは決して全員に当てはま

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シューカツに染まって自分を見失っていく行くあいつに。自分に自信が持てず身動きの取れないあなたに。自己規定から抜けられないあの人に。視野が広がり、変わることを恐れているあの子に。 人間は変わることができるのか、それともどうあがいても変わることは不可能なのか。そういったことについて僕の考えを書いてみたい。これは決してオリジナルのものではないし、僕自身が完全に習得しているわけでもないが*1、現在の僕が「こうなんじゃないか」と考えるイメージを言語化してここに残すものである。 けだし、性格というものは「変える」「直す」よりも「追加する」という認識で見た方がいい。...これが僕の言いたいことの全てであり、この時点で「ああ、なるほど」と思った人はこれ以降の文章は読む必要はないんじゃないかと思う。 こんてんつ 設問の不完全。 抽象化の必要性とその罠。 「レッテル」デジタル変化の不可能。 性格を追加するとい

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角煮は世界を救う。 もう最近料理してると幸せという超のほほん思考なのだが、どう考えても切羽詰まって自分の無能(あらゆる意味で)と向き合い続けている修論戦争のストレス発散の意味が大きい。あるいは現実逃避とも言う。今回はそのストレス(?)の反動でちょっとはっちゃけております。タイトルからなんかおかしいもんな。 つーわけで。以前*1リクエストをいただいたので、最近ハマっている角煮のおいしい作り方を書いてみようと思う。何人か友人に食べてもらった所かなり好評で、僕の料理が好きな嫁さんも、特にお気に入りの一品だそうです。 いろいろと試行錯誤して来たんだけど、いままでで一番うまく出来た角煮のレシピを乗せて、ついでに工夫のしどころとか、そのへんをてけとーに書いてみようと思う。 原則と方針 僕の作り方は、炊飯器も圧力鍋も使わない。使うのはでっかい鍋とフライパン、中くらいの鍋。原則は 肉を柔らかくして、その後

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前回からずいぶん間が空いてしまいましたが僕は元気です。おいしい料理作ってれば生きていけます。あ、料理と言えば、角煮の作り方書いて欲しい人いますかね? 早速本題からずれ始めたぞ。ええと。オーディオブックの話です。 今回、yteppeiさん の紹介で、オトバンクの提供するFeBe - オーディオブックのブロガーキャンペーンに誘っていただきました。ありがとうございます。 サンプルに一冊好きなものをいただけるとのことだったので、何にしようかな−、と迷って、 オーディオブック | 『日本史集中講義—点と点が線になる』井沢元彦 これを選んだ。現在キャンペーン中とのことで、この記事から飛んで新規登録*1&1冊購入すると500円分のクーポンプレゼント、だそうです。以下よりどうぞ↓ はじめての方へ - オーディオブックとは? さてさて本題、オーディオブックについて。 よく言われるのは、アメリカは車社会で通勤

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新年二本目、というわけで2009年に読んだ良本をまとめて書評しちまうぜエントリ。いざ数えるまで何冊読んでいるのか知らなかったんだけど、これは...案外読んでるな。まぁ、うち40冊くらいは小説なんだけど。舞城王太郎とか西尾維新とか村上春樹とか司馬遼太郎とか真山仁とか福井晴敏とか。 ちょいと余談なんだけど、...いや、そう言うことならこのブログ自体が余談の固まりのようなものか。戯言雑感チラシの裏。すなわちそれは、僕は余談に生きているというか、生き様が余談的なのかも知れない。なんとなくそんな感じはする。となると、じゃあ本論はどこにあるんだろう?という疑問が沸いt ってなぜ余談に入る前に余談に逸れるのか。信じ難いな。 気を取り直して。僕にとって読書ってのは、どうもそのときの心理状態をセーブする"鍵"になっているらしい。タイトルを眺めてぱらぱらとめくってみると、以前読んだときの心理状態が再現できる。

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ども、あけましておめでとうございます。年が明けても相変わらずな感じで行きますが、今回は珍しく続き物です。続き物というか、相も変わらず戯言です。戯言というか、論理を放棄し、言葉の断片をちぎっては投げちぎっては投げ、という様相を呈しております。どうでもいいね。ゆるふわでいくぜ。 前回の記事、世界はROMで出来ている。 のラストで、以下のような言葉を投げておいた。 不要なフィールドでまで戦わなくて良い。相手の挑発をことごとく買ってやる必要はない。全ての問題に立ち向かわなくて良い。捨てるべきものは捨ててやれ。肩の荷を下ろして、自分の持っているもの、本当に取り組むべき問題に目を向けてやれば、それでいい。当事者でないことは必ずしも罪ではない。あなたも私もROM上等、世界はROMでできている。 世界はROMで出来ている。 - ミームの死骸を待ちながら 否定されることを恐れる必要はないし、否定することに後

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僕がここで語りかけるのは、このブログを読んでいるが僕にそのことについて語ろうとはしない...ただ読んでいるだけである研究室のアイツであり、とある血縁であり、故郷にいた頃からの友人であり、かつて絶縁したあなたであり、一時だけ関わったあの人であり、そして、名も知らぬ読者のひとりであるかもしれず、あるいはそれが故に、誰に対するものでもない独白とも言える。 世界はROMで出来ている。 うすうす感じていたこの感覚を具体的な言葉で肉付けするきっかけとなったのは、後輩の一人からもらったメールだった。彼は僕のTwitterを見ているというのだが、アカウントを取ってFollowするのではなく、ブックマークに入れてちょくちょく閲覧しているらしい。確かにプロテクトにしていないからそういった見方も可能だ。Twitterの使い方は自由だが、僕はそうした使い方があるものかと少々驚いた。 それに加えて、先月自分の知名度

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