高見知英のかいはつにっし(β) (original) (raw)
8月も最終日となってしまいました。
9月からは最近SIDE BEACH CITY.で毎年行っているプログラミングの授業が始まります。
この授業は泉区の緑園学園という場所で行われているもので、地域の人に学校の授業とは違う何かを学ぼうというような取り組み。 その中のプログラミングコースとして、自分が講師として参加する講座があります。
プログラミングの授業とは
今回行うプログラミングの授業は、毎回2時間、5日間にわたる合計10時間分の授業で、今年からはそれに加えて2日の発表会が追加されました。
基本的には今までと同じような形で進めていければいいなと思ってはいますが、少しずつ体制を変えたり、より面白いものにしていければいいなと思っています。
授業の内容
授業に使う環境は、1日目がScratch、2日目以降がJavaScript。
環境は、1日目のScratchは公式サイトのもの。
2日目以降のJavaScriptにはWebMakerというものを使用します。
このWebMakerはCodePenなどのようなHTML・CSS・JavaScriptをその場で編集しデモ実行ができるという環境ですが、他のものと違いアカウントの作成をしなくてもブラウザ内にデータを保存できるという特徴があります。
今回は開発環境のバージョンアップもあり、スクリプト内のエラーなどの対応もしやすくなっているとのことで、今まで以上にスムーズな授業ができるのではないかなと期待しています。
目指しているもの
このプログラミングの講座は特にこの授業が受けたいと立候補された生徒さんが中心のものなので、皆さんある程度以上プログラミングに興味がある方が参加される授業ではありますが、よりプログラミングに興味を持っていただくとか、プログラミングが楽しいと思ってもらえるような授業をやってみたいなと思っています。
まあ、最終的にプログラミングを職業にしなくてもいいので、何かの活動をするときにその解決策の選択肢にプログラミングというものを持ってこれる人、コンピューターの中の仕組みをある程度以上理解し問題の解決の手段としてプログラミング的なことを選んでくれる人、そんな人が一人でも出てきてくれるといいなと思って授業を進めていきます。
実際自分もプログラミングを専門の仕事にはしていませんし、過去にもそういう企業に勤めたことはありませんが、プログラミングが必要とされる分野は非常にたくさんあります。
プログラミング以外の仕事や、そもそも仕事ではなく家庭や趣味の範囲内で、プログラミングをすることで解決できる課題というのはたくさんあります。
むしろそういう分野でプログラミングをするという人は意外と多くないのか、そういう人が触れられる課題はかなり放置されてしまっているなと感じます。
だからこそ本職じゃない人・職業としてプログラミングをしない人がもっと増えてくれるといいなと思います。
本当はやりたいこと
ただ、こうやって子ども向けのプログラミングの授業を行っている自分ですが、個人的には子ども向けだけでなく、大人向けにも何かをやっていきたいなと思っています。
というのも、ポッドキャストなどではたびたび言っている通り、子どもの環境を作るのは大人だからです。
親だったり、学校の先生だったり、地域の大人だったり、あるいはその子が大人になって就職する会社の社長や管理職だったり。
そのような人の理解がない限り、その子が存分に力を発揮できる社会はできないと思っています。
学校の授業で知識を得た子が、現在も将来も存分に力を発揮できる環境を作るためにも、大人に向けた学習の機会が必要になるんだろうなと思います。
こちらはプログラミングというより、もっと基本的な何か。
コンピュータに興味を持ってもらい、コンピュータの中の仕組みを知る。プログラミングそのものだけではなく、プログラミングとはそもそも何なのか、プログラミングをするためには何が必要なのかを知る。
デジタルなものをただ利用するだけでなく、もっと活用するための知識を得る。そのための授業が必要だろうなと思っています。
もっと活用を応援できる人が必要
SIDE BEACH CITY.には今のところ残念ながら、あまりそのようなことを積極的にやっていこうという人が多くありません。
やっていたとしても、あまり情報が発信できていない。
そのためにもやはりデジタルなものの情報発信や活用に長けた人にもっとSIDE BEACH CITY.に来てくれると嬉しいなと思っています。
無理に最前線で活動をしなくてもいい。
こちらの制作物にこうすればいいんじゃないと提案するとか、ここをこうするといいかもとコメントをしたりとか、そのような人たちだけでもいい。
もっともっとSIDE BEACH CITY.にはデジタル空間側で活動を主にする人が必要だなと感じています。
そして自分たちとしても、そのような人たちに対するアプローチというのは非常に足りていないなと思っています。
もしこの記事やちえラジChatなどの自分のポッドキャスト配信などを聞いて、少しでも興味を持つ人がいれば、ぜひSIDE BEACH CITY.に関わっていただければいいなと思っています。
表題のとおりではありますが、8月1日2日、パシフィコ横浜にて行われていたイベント、Google Cloud Next'24 に参加してきました。
こちらは、GoogleやGoogleの関連サービスを扱っている企業さんの展示会&セミナーのイベント。Googleのサービスや、Google Cloud向けのサービスを提供している企業の出展、セミナーなどさまざまな展示発表を行っていました。
入り口パネル
近場*1というのもあり、結局二日とも参加。このような展示会に2日連続で行ったというのは初めてかもしれません。
やっぱりこういうイベントに参加するというのは、普段IT勉強会でプログラマやデザイナーの話を聞いているとか、地域のイベントで地域で活動されている方の話を聞いている時とかとはまた違った方向性の話を聞くことができて、楽しいですね。
当日の内容
当日展示されていたものは前述のとおり、GoogleのAIサービスGeminiやその最新モデルで何ができるのかの紹介、関連サービスを提供している企業のサービス紹介などや、それに関するセミナーの開催。
自分自身企業に勤めてプログラミングなどをしているわけではないので、あんまりセミナーで紹介されているような物には関心がなく、基本的には出展されたブースの内容を見てまわっていました。
出展も本当に色々あり、Geminiの最新モデルについての紹介や、最新モデルを使ったアプリケーションの紹介、企業や自治体での利活用事例など、実に様々。
様々な団体出展・ミニセミナー
特に興味を引かれたのは自治体でのAI活用事例。こちらについてはデジタルガバメントラボのポッドキャスト配信で常々IT利活用事例をちらっと聞いてはいたものの、ここまでやっているところがあるんだというのは個人的には驚きでした。
そのほかにもGemini最新モデルを使った画像認識からのデザイン作成や、プロンプトからそれに合う花を提案し、さらにそれを生け花にした写真を作成するなど、かなり手の込んだAIサービスの紹介など、こういう使いかたがあったのかと驚かされる内容もとても多かったです。
特にAIについてはなかなかほかの場所で公開されている使い方しかできておらず、やっぱりこういうようなところで実用例を見てみないと分からないものも多い。そういうのを見て回るだけでも、こういう展示会に来た価値ってあるんだなあと思いました。
様々なAI関連サービスの出展
その他出展企業のサービスは、自分自身NPOだったり個人事業主で活動している都合上、このサービスを直接使うということはきっとないだろうなとは思うものの、こんな取り組みがあるんだとか、こういうところ気をつけなければいけないんだというような、行動のヒントにつながるようなものはたくさんあったなと思います。
またサービスの稼働状況を監視したり、情報を集計したりするようなサービスのデモを見ると、このようなものを地域で活動する人々に見せるにはどのようにすればいいんだろうなとも思いました。
特に今、地域で活動しているような人は、あまりにもコンピューターの裏側で動いている物事を知らなかったりする。
それは問題が起こった時に対象を誤ってしまったり、批判すべき対象を見誤ってしまったりといった問題に発展してしまう。
こういう展示を地域の方々に向けた学習資料としていき、ここから動いているシステムを想像してもらうにはどうすればいいのだろう?ということを考えたりもしました。
みんなが使うものなのに、デジタルデバイスに関する関心はほかのものより低いのではないか
例えば、車を運転するかしないかにかかわらず、車ってどういう仕組みで動いているのかというのをおぼろげにでも知っているという人は少なくないと思います。
普段食べている料理がどういう風に作られているかも、想像できる人が多いのではないでしょうか?
でも そんな人たちも、普段使っているパソコンやスマートフォンなどのようなデジタル機器の中で何が起こっているのか、インターネット上にどういうつながりを作っているのかというものを知らなかったり、想像がつかなかったりする。
それは何らかのサービスに障害が起こったときに正しい対処ができないということにもつながりますし、何らかのサービスが機能変更をした時に、筋違いの批判をしてしまうことにも繋がるのではないかと思います。
パソコンやスマートフォンに深く関わらない人でも、プログラミングをしない人でも、なんとなく裏で何が起こっているのかというものを知ってほしい。そのために今回のような展示会で見たものが役に立つのではないかと思ったりもしました。
その他思ったこと
その他イベントをとおして思ったこともいくつか 。
こういうイベントのMicrosoft版はどこに?
SIDE BEACH CITY.でも個人でも現在主力に使っているのは基本的にはMicrosoftのサービスです。
もちろんGoogleのサービスも場合によっては使っていますが、主力で使っているわけではないので、今回紹介されていたようなGoogle workspaceの内容に依存したサービスは、そもそも使える可能性すら無いということになってしまう。
そう考えると、これらのサービスを紹介するMicrosoft版のイベントがあるといいなと思いました。
Microsoftの技術系イベントと言えばbuildというイベントもあります。
ただこれはMicrosoftの技術についてのイベントであってあまり関係の会社が来ているというものではないという認識。
そうではなくてMicrosoftのサービスや関連企業が一堂に会するような、今回のようなイベントがあればいいなと思いました。ひょっとしたらもうあるのかもしれませんが。
展示会はとにかく紙が多い
また展示会といえばいまだに紙の資料がとにかく多い。
今回のGoogle Cloud Nextは少ない方ではありましたが、それでも一日でリュックにギリギリ入る分ぐらいの量になってしまいました。
このペーパーレスの時代に展示会だけ紙だらけというのは果たしていいのだろうか?と思ったりもします。
もちろん紙資料の方が会社に持ち帰って上司に見せるとかそのようなことがしやすい分、営業的な効果は大きいんだろうなと思うのですが、ただこのご時世にそれに依存しているのも果たしてどうなのかなと思ったりもします。
できればせめて、展示スペースや紙資料のどこかにあるQRコードを読むとPDFデータがダウンロードできるとか、そのような仕組みになっているといいのですが。
非専業プログラマがIT系展示会を見る価値
こんな感じで2日間参加してきたGoogle Cloud Next。
正直自分にはそんなに専門的な知識があるわけでもないし、企業でプログラミングをやったこともないので、内容も全くピンと来ないことも少なくなかった。
でもそれでも充分に楽しめたなと思います。2日もあるから全部回れるだろうと思いきや、それでも回り切れないぐらい様々なブース出展があり、それを見て自分たちに適用できないかと考えることもとても楽しかったです。
ただいかんせん(そもそも平日昼間だったからというのもあるんですが)他の人を呼んだりできなかったのは残念。
内容的にはやはり地域であまり深くパソコンに関わらないというような人もなんとなく知っておいてほしいなあというものも少なくなかったので、やはりこういうようなところに誰かを呼べるようにしたいなあと思いました。
特に今回のイベントは夏休みの時期、学生さんもお休みだったりするところもあるでしょうし、見聞を広めるいい機会として、学生さんや親御さんなどにも来てもらえればよかったんだろうなと思いました。
地域コミュニティが見える場所にいる者として、SIDE BEACH CITY.の理事として
これからSIDE BEACH CITY.の方でもプログラミングの授業などが始まり、ITに関する活動もまた多くなっていくであろうと思います。
SIDE BEACH CITY.では、IT利活用支援として、様々な活動を行ってはいますが、だからこそ、子どもの環境を整える親が、先生が、地域の大人たちが、もっとコンピュータに触れる機会を作る必要があるなと感じています。
別にプログラミングに触れなくたっていい、コンピュータってなんなのか、コンピュータの裏側には何があるのか、インターネットはどのような構造になっているのか。
そういうようなものを知ってもらえるような、興味を持ってもらえるような活動をして行きたい。
その動機になるものがこのGoogle Cloud Nextにはあったなと感じました
*1:それでも徒歩だと2時間ぐらいある距離ですしバスでも40分ぐらいはかかるのですが
さすがに何も書かずに過ごすのもどうかと思ったのでこちらにも。
表題のとおりではありますが、6月27日で41歳になりました。
早いもので前回その辺のブログを書いてから一年経ってしまったということになります。早いものです、意外と何もできていません・・・。
今年の6月27日は木曜日、山手縁乃庭での活動がありましたので、ゲームの誕生日イベントにはほとんど立ち合えませんでした。
とりあえずあつまれどうぶつの森では一日過ぎちゃったけどのメッセージを受け取ることができましたが・・・。
いままでやってきたこと
昨年と同じようにTogglを使って今年一年を振り返ってみると、やはり音声発信が非常に多い一年でした。
ポッドキャストのSBCast.にビデオポッドキャスト的な側面もあるSBC.オープンマイク、そして今年から始まったSIDE BEACH CITY.の活動をもっと深掘りするSBCast. Ch2、そして個人での配信であるちえラジChat。
またここ最近ほかのポッドキャストの立ち上げにも関わっているため、音声配信に関わる機会はどんどん増えています。
音声で発信を続けることで、普段は文字にしないようなことも意外と簡単に表現できる。
SBCast.やSBC.オープンマイクで他の団体の方々の話を聞いていても、公式記事には書かないけれど大切にしていることや、公式には書かれない設立の背景など、話を聞くことで改めてその人の活動をもっと立体的に知ることができる。
これらを記録として残せるというのも音声による情報発信の大きな価値なのだなと、最近感じています。
LISTENという存在
さらに今であればLISTENもあります。
LISTENを使うことで音声だけでなく文章としてその内容を読むこともできる。
音声で聞きたい人は音声として、文章で読みたい人は文章として、好きな方法で情報を知ることができるようになった。
その分「でも音声は聞くのにコストがかかるからなぁ」とかそういうことを気にしなくてよくなったというのも大きいかなと最近思っています。
自分の活動をなかなか表に書いていられない、そういうような人たちにはポッドキャストを積極的に勧めてみたい。
最近特にそういうようなことを感じるようになりました。
AIによる文字起こしと、読ませるために書いた記事
もちろんそれでもAIによる文字起こしされた音声ともとよりテキストとして読ませるために書いた記事は全く違うし、いくら「えー」とか「あの」とかのフィラーを削除したとしても、断然元からテキストとして読ませるために書いた記事の方が読みやすい。
時間に余裕があるのであれば音声として喋った事をテキストとしてリライトするということもやっていきたい。
去年はやると言っておきながら全然できなかったので、これは来年度から頑張っていかなければいけないなと思うところではあります。
これからやって行きたいこと
来年度からは実はSIDE BEACH CITY.のプログラミング授業の活動が徐々に増えており、学校だけでなく、いろんなところで講師をやることになっています。 個人でもそういうような事業は作っていきたいなと思っています――といいつつまだ何もできてないんですが――
今のプログラミングって初心者向けと上級者向けの内容はそこそこあるものの、中級者向けの情報って案外足りない。
そして初心者向けと言ってももうその時点でそこそこのレベルがあり、本当に初心者向けの情報って意外とない。
だから、プログラミングにもっと気軽に触れられる情報源や、さらにスキルを高められる情報源はどんどん増やして行きたいなと思います。
ギークがもっと居られる地域を
また今までの話の中でもちょくちょく取り上げてきましたが、パソコンやインターネットなどの知識があり、それらの活動を楽しむ、いわゆるギークがもっと居やすい地域を作っていきたい。
自分がいろんな場所に顔を出すことで存在感をアピールして行くことももちろん、そういうような人の活動にフォーカスするようなことも増やして行きたいなと思っています。
もちろんできることに限りはあるのでほどほどに時間を使いながら関わっていきたいと思うのですが。
ただSBCast.の活動ですとか、その他のSIDE BEACH CITY.の活動ですとかで、少しでもそういうような人たちの存在感が多くの人に伝わるようなことができればなと。
AIに関して
それからここ最近のことといえばAIなんかもありますね。 自分は常々言っている通り、ほぼ毎日1個、Bing Image Creatorに画像を作ってもらうという試みをしています。
その他最近はSunoによる音楽生成や、Perplexityなどの文章生成AIを使った地域情報の調査などもはじめました。
ただ地域で話をしていると、そういうようなものを使っている人と使っていない人は極端に分かれてしまう。ちょうどよく使って何かを考える ということをしている人が意外といない。
地域の人がそういうAIだとかさまざまなツールを使えば何ができるのだろうかというのは個人的には非常に気になるところです。
だからこそもっとこれらのツールを使ってみるという人が地域に増えてくれば自分ももっと新しいものを見られるのかなと思っています。
どこまでできるのかどういう形でできるのかわかりませんが、もっと地域の人が面白いものに気軽に触れられる環境というものを作っていきたいなと。
今後に向けて
結局また流されるように41歳になってしまった今の自分。
ただ今年こそ、ある程度のことはできたなと、自信を持って言えるようにしたいなと思います。
そのためにはSIDE BEACH CITY.の中のことも、SIDE BEACH CITY.以外のことも、しっかりと顔出していかなくちゃなと。
だいぶ時間が空いてしまいました。 5月8日水曜日は東京ビッグサイトにて行われた教育総合展EDIXというものに行ってきました。
EDIX
教育に関連する様々な製品であったり、教育コンテンツやイベント向けグッズ制作販売などを行っている会社が所狭しとビッグサイトに集まり、出展をするというイベントです。
自分はかなり昔にコミケに行くためにビッグサイトに行ったきり、ビッグサイトはとんとご無沙汰だったので、とても久しぶりにここに立ち寄りました。テレビなどではたまに見るビックサイトですが、ある意味なんかとても新鮮な気分ですね。
今回出展していた企業は、よく名前を知るところでは、MicrosoftやLITALICOなど教育関係の分野ではよく名前を聞く企業。
その他ドスパラで有名なサードウェーブやレノボ、ロジクールなどパソコンやパソコン関連商品の製造販売を行っている会社。
教育向けのパソコンや大きなデジタル黒板、遠隔授業向けのカメラ中継システムといった施設、Chromebook用のアドオンなど様々なツールが展開されていました。
会場の様子
AI関連の試み
Microsoft以外のところもそうですが、AIを活用する取り組みは非常に多く、動画からテキストコンテンツを作る試みであるとか、教師のアドバイスをするAIだとか、様々な分野にAI活用の施策を見かけました。
この辺はやはり時代だなぁと思うのと同時に、例えばテキスト起こしであれば自分がポッドキャストで使っているLISTENなど、既存のtoCサービスがあるものもちらほらあり、やはり学校という比較的大きな単位でやろうとするとできることできなくなることあるんだなぁと思いました。
その他にはメタバースの空間を使って授業を進める方法など様々な取り組みをしている会社もありました。
特にここ最近感じているのは、先生だけでやる授業の限界。
地域の人たちなど、いろいろな分野で仕事をする人たちが学校に関わる必要性。
そのような分野には こういうメタバース授業やカメラを使った遠隔授業など様々な取り組みが必要になるのではないかと感じました。
プログラミング教育分野
個人的にメインと思っていたのはこちら、プログラミング教育の分野。
自分も毎年プログラミングの講師を多少やっているということもありますし、そもそもプログラミング学習という分野については個人的にも興味があります。
今回は今企業が作っているプロダクトとはどのようなものがあるんだろうということで、こちらもいろいろ見させてもらいました。
実際に出展していたいろいろな製品を見ているところ、やはりなんというか、Scratchベースがとても多かったなぁ というところ。
わたしがやっているプログラミングの授業でも1日目にScratch、2日目以降はJavaScriptであったものの、今回見たところは中高生以上もScratchでやっているというところがほとんど。
実際他のところで話を聞くと会社のOJTなどにもScratchを使っている事例もあると聞きますし、やっぱり学習=Scratchという構図はかなり作られているのかなあと思いました。
実際Scratchはオープンソースですから、各社いろいろカスタマイズをして自社製品として出すということもできるはずですし、多分学校の授業で使うのならば、そこが妥当な線なのでしょう。
ただ個人的には、Scratchでアルゴリズムやプログラミングの仕組みを学ぶことはできたとしても、いつしかJavaScriptやPythonなど、文字ベースのプログラミングに触れなければいけない日がやってくる。
そう考えると、学生のうちはScratchで十分と安易にきめてしまうのもどうなのかなぁと思っています。
実際Scratchなどでプログラミングの仕組みを知ってから、他の言語に移るまでの溝が大きすぎて、そこでめげてしまうという生徒さんの話も聞きますし。
ただそこについての対策とか解決策のようなものは残念ながら特に提示されている様子はありませんでした。
まぁ基本的には学校の先生がやるはずの授業、そこまで手を出そうというのは土台無理な話なのかもしれませんが。
今後のプログラミング授業と、その先に向けて
——ということでScratchが大きくいろんなところで使われていると言う状況は見えてきましたが、 逆に言うと、他の言語が使われている授業の事例はあまりなく、そこは自分たちが何とかしていかなければいけないなぁと感じたところではあります。
実際基本情報技術者試験等のカリキュラムも変わってきて、既存のプログラム言語を覚えなくても資格は取得できるようになったとのこと。
ただ資格自体はプログラミング環境の知識なしで取得はできても、本番のプログラミングができるという点にはつながりません、いずれは文字ベースのプログラミング言語にプログラマーを目指す学生さんは触れることになる。そのときのこともできれば見据えておきたいとは思います。
自分は新入社員向けのプログラミング研修のサブ講師もやったことがありますが、やはり大人になればなるほど学習に遊びは許されなくなります。
プログラミングは楽しく学べる体制を作らなければ個人的にはいけないと思っています。
だからこそ、なるべく若いうちに小さいうちに楽しいプログラミングの学び方を身に付けていかないと後につながらないのではないか。
その方法については、今回出展していなかった企業の活動を見るなどして、自分たちで探していかないといけないんだろうなぁと思いました。
その他のいろいろな感想
その他、このような展示会ではつきもののノベルティもたくさんいただきました。
ノベルティいろいろ
ものについてはいくつか山手縁乃庭にそのままお送りしてます。
パンフレットも縁乃庭にいくつかあるので、興味がある方は木曜日や土曜日などのイベントに参加してみるのもいいかもしれません。
パシフィコ横浜などと比べると圧倒的に広い会場で、大量の紙資料も重さもあり足がくたくたになるほどたくさん歩きましたが、ただ面白いものはたくさん見られたなと思います。また機会があればこういうようなイベントには参加してみたいところですね。
NPOには、このような旅人の存在が必要なのではないか
また、今回のイベント参加は、直接的にはNPOの事業にはあまり関係なく、あくまでNPO自体は特に感知しない個人的な活動ではありました。
ただこのようなイベントに参加し、その情報を地域に持ち帰るような人の存在は、やっぱり必要なんだなぁと感じるところでした。
自分たちのようなNPOが地域外の情報得る機会って意外と少ない。
もちろんそこに関わっている人は、別のところで仕事をしていて、いろんなところで刺激を受けている人ではあるはずなのですが、そういう本業での経験がNPOの活動にフィードバックされることって意外とない。
仕事は仕事、NPOはNPOといった具合で完全に分離して考えているという人は思った以上に多いなと感じています。
だからこそこうやって半分NPO事業半分趣味のような感じでいろいろな企業出展に行き、その情報を持ち帰る人の存在は、こういうような場所に必要なんだろうなと思いました 。
もちろんそのような人が現場NPOで居場所を確保できるという状況ではあまりないと思いますし、そういうな人が生活をするための土壌もあまりありません。
ただこうやっていろんなところに行って、積極的に外気を持ち込む人がいないと、NPOってどんどん内向きになってしまうなと。
荷物的な問題もあるので、次はできればパシフィコで済ませたいなぁと思うところではあるものの、またこういった展示会には顔を出してみたいなぁと思いました。
ここ最近地域でいろいろなイベントに関わっていて感じるのは、地域って結構遊びが少ないなということ。
地域課題の解決について考える、自分たちの活動について考える。
考える機会はすごく多いけど、遊びについてあまり触れられない。
触れたとしても「SDGsを学べるカードゲームをやろう」だとか「地域の課題を体感できるボードゲームをやろう」とか。自分たちの団体の目的に近づくことばかり。
そういうような活動を振り返って思うのは、地域には遊びが足りないんじゃないかなということです。
SBCast.では偶数月の前半回(4回に一回)、 ITコミュニティの方をゲストにお招きしてお話を伺うということにしています。
ITコミュニティというのは、例えばIT系の勉強会を行っていたり、Discordでもくもく会を開催していたり、プログラム言語のコミュニティの中核を担っている人だったり。
さまざまな形でITに関わる活動を中心に行っている方をゲストにお招きしています。
こちらについてはSpotifyに専用のプレイリストもありますのでよろしければご覧ください。
日が空いてしまいました。
最近はポッドキャストやstand.fmでの配信ばっかりで、ブログの方がおろそかになっていたのですが、久しぶりにこちらでも更新をしていきたいと思います。
ここ最近はSIDE BEACH CITY.でもどのように情報発信をするべきかというのを考えていました。
ポッドキャストは現在数が増え、いままでやっていたSBCast.のほか、SBCast. Ch2、そしてSBC.オープンマイクも一応ポッドキャストとしても聴けるようになりました。
自分個人のちえラジChatと合わせて都合四つのポッドキャストを日々配信しているということになります。