それは易です。 (original) (raw)

前々回の「光る君へ」で大江匡衡赤染衛門のダンナ)が、一条天皇の在位について占筮するシーンがありました。

筮竹とか使わずに、算木と、指で何やら数えていましたが、時代考証をしっかりやっていると思うので、アレをどうやって出したのかかなり知りたいです。

(現在は、筮竹やコイン、八面体サイコロを使います)

愛用の八面体サイコロ(赤と黒)、六面体サイコロ

数えた後、上から四つ目算木をひっくり返していました。

易は下から初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻と数えます。

得卦(最初に得た卦)地火明夷の四爻、陰爻が変爻し陽爻になり、之卦(変爻後の卦)が雷火豊になります。

算木ってこれ↓です。真ん中に赤い線が入っているのが「陰」ですね。

算木・黒檀 15mm×15mm×90mm

ただ、あるネット上のグループで「コックリさん」と言っていたので、「それはコックリさんじゃなくて易ですよ」というコメントをしたら「コメントは承認されないとアップされません」が継続しているので、そこはやめとこう、と思いました。

っていうか、何故にコックリさん???

ナゾですが、まあそのようにとったのでしょう。

ただ、しつこいけどアレは易です。

易者としては断固「アレは易です」と言います。

ちなみにこれは、私の周易の先生が書かれた本です。

源氏物語を陰陽五行と易で紐解いています。

「源氏物語」を読み解く: 源氏物語は五十五帖? 陰陽五行・易でみる源氏物語の深層

あれは、地火明夷(ちかめいい)四爻が得卦で、四爻変で雷火豊