CRY (original) (raw)

YouTubeで、おもしろ映画をおすすめするラジオをやっています。

タイトルは「ホームラン映画劇場」

映画めっちゃ大好きな僕(CRY)が、映画まあまあ大好きなみちこさんにホームラン級のいい映画を紹介し、観てもらった後に感想をおしゃべりして、その作品が本当にホームランか判定してもらう番組です。

ネタバレなし。

もしどれか1回でも聴いてもらえたらめちゃめちゃうれしいです。

これまでにおすすめした映画はこちら。

第27回

金髪危機一髪 『殺しのドレス

1980年 アメリ

監督 ブライアン・デ・パルマ

出演 アンジー・ディッキンソン ナンシー・アレン マイケル・ケイン

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第26回

キャプテン ロビン・ウィリアムズ 『いまを生きる』

1989年 アメリ

監督 ピーター・ウィアー

出演 ロビン・ウィリアムズ イーサン・ホーク ロバート・ショーン・レナード

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第25回

シンプルにやる気が出る 『フラッシュダンス

1983年 アメリ

監督 エイドリアン・ライン

出演 ジェニファー・ビールス マイケル・ヌイーリー サニー・ジョンソン

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第24回

時間と謎の迷宮 『12モンキーズ

1995年 アメリ

監督 テリー・ギリアム

出演 ブルース・ウィリス マデリーン・ストウ ブラッド・ピット

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第23回

黒澤明 入門編 『用心棒』

1961年 日本

監督 黒澤明

出演 三船敏郎 仲代達矢 東野英治郎 加東大介 山田五十鈴 渡辺篤

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第22回

お下品ネタも大丈夫なら 『ジム・キャリーはMr.ダマー』

1995年 アメリ

監督 ピーター・ファレリー ボビー・ファレリー

出演 ジム・キャリー ジェフ・ダニエルズ ローレン・ホリー

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第21回

やりたい放題 『スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団』

2010年 カナダ・アメリカ・日本・イギリス

監督 エドガー・ライト

出演 マイケル・セラ メアリー・エリザベス・ウィンステッド

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第20回

賛否両論 『フロム・ダスク・ティル・ドーン

1996年 アメリ

監督 ロバート・ロドリゲス

出演 ジョージ・クルーニー クエンティン・タランティーノ ハーヴェイ・カイテル ジュリエット・ルイス

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第19回

ライバルのいる人 必見 『プリティ・リーグ

1992年 アメリ

監督 ペニー・マーシャル

出演 ジーナ・デイヴィス トム・ハンクス マドンナ

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第18回

超絶ダンス 壮大セット 『ザッツ・エンターテインメント』

1974年 アメリ

監督 ジャック・ヘイリー・Jr

出演 ジーン・ケリー フレッド・アステア フランク・シナトラ

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第17回

これが映画の力 『カイロの紫のバラ

1985年 アメリ

監督 ウディ・アレン

出演 ミア・ファロー ジェフ・ダニエルズ ダニー・アイエロ

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第16回

推しの輝き オタクのよろこび 『ギャラクシー・クエスト

1999年 アメリ

監督 ディーン・パリソット

出演 ティム・アレン アラン・リックマン シガニー・ウィーバー

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第15回

永遠の愛を求めて 『きみに読む物語

2004年 アメリ

監督 ニック・カサヴェテス

出演 ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジーナ・ローランズ

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第14回

何という設定 『ゲット・アウト

2017年 アメリ

監督 ジョーダン・ピール

出演 ダニエル・カルーヤ アリソン・ウィリアムズ キャサリン・キーナー

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第13回

アメリカ政治を陰で動かす強い女 『女神の見えざる手

2016年 イギリス・アメリ

監督 ジョン・マッデン

出演 ジェシカ・チャステイン マーク・ストロング ジョン・リスゴー

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第12回

映画館を生きて出られてホッとした 『ブレーキ・ダウン

1997年 アメリ

監督 ジョナサン・モストウ

出演 カート・ラッセル J・T・ウォルシュ キャスリーン・クインラン

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第11回

毎日が色づく♪ 『アバウト・タイム 愛おしい時間について』

2013年 イギリス

監督 リチャード・カーティス

出演 ドーナル・グリーソン レイチェル・マクアダムス ビル・ナイ

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第10回

オードリー・ヘプバーン後期の傑作 『暗くなるまで待って』

1967年 アメリ

監督 テレンス・ヤング

出演 オードリー・ヘプバーン アラン・アーキン

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第9回

19歳男子と79歳女子のカップル? 『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』

1971年 アメリ

監督 ハル・アシュビー

出演 バッド・コート ルース・ゴードン

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第8回

みんな彼女が好きになる 『この森で、天使はバスを降りた

1996年 アメリ

監督 リー・デヴィッド・ズロトフ

出演 アリソン・エリオット エレン・バースティン マーシャ・ゲイ・ハーデン

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第7回

ナンシー・ケリガン襲撃事件 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』

2017年 アメリ

監督 クレイグ・ギレスピー

出演 マーゴット・ロビー アリソン・ジャネイ

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第6回

歌うマリリン・モンローお熱いのがお好き

1959年 アメリ

監督 ビリー・ワイルダー

出演 マリリン・モンロー ジャック・レモン トニー・カーティス

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第5回

25歳、初めて家の外へ 『ブリグズビー・ベア

2017年 アメリ

監督 デイヴ・マッカリー

出演 カイル・ムーニー マーク・ハミル グレッグ・キニア

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第4回

泥酔女性の目的とは? 『プロミシング・ヤング・ウーマン』

2020年 アメリ

監督 エメラルド・フェネル

出演 キャリー・マリガン ボー・バーナム

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第3回

日本の青春映画といえば 『バタアシ金魚

1990年 日本

監督 松岡錠司

出演 筒井道隆 高岡早紀 東幹久 土屋久美子 白川和子 大寶智子 浅野忠信

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第2回

英国女流文芸恋愛映画 『いつか晴れた日に

1995年 イギリス・アメリ

監督 アン・リー

出演 エマ・トンプソン ケイト・ウィンスレット ヒュー・グラント

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第1回

デ・ニーロの最高傑作!? 『ミッドナイト・ラン』

1988年 アメリ

監督 マーティン・ブレスト

出演 ロバート・デ・ニーロ チャールズ・グローディン

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どうぞよろしくお願いします。

7月9日(土) 老婆のもみあげ

夜になんば紅鶴である「水着下ネタ大喜利」に出場するために大阪に来られたステイゴールドさんが、昼になんばのカラオケ屋さんで大喜利会を開いてくれた。

部屋に入る前にIkorihaYimiranさんと棚卸し代行ハウスさんと遭遇。イコリハさんのことは、もちろんケータイ大喜利で知っていたし(その頃はイコリ・ハイミランさんだと思っていたが、大喜利でお会いしてイコリハ・イミランさんだと知った)、バトルZAライブでネタをなさっているところも見ていた。逆にイコリハさんは、僕がネタを見たことを知ってくれていた。

老婆のもみあげの幕開けは、自己紹介を兼ねたなぞかけだった。テーマは「ロボット」。なぞかけは参加者の中で自分が一番見てきた回数が多いのではと思ったが、緊張している中でいきなり自分がやるとなると、どの部分を自分で言うかも把握できずあたふたした。

いわゆる車座形式の会で、僕はこの日も苦手を克服できず、せっかくのステイさんの会だというのに全く活躍できなかった。一答もできないお題もいくつかあり、仕事のために途中で抜けるまで1ポイントも取れなかったはず。

誰かが挙手して指名されると、自分の回答をつくるのを止めてそっちを見る。思考が途切れる。さっきまでの考えが思い出せず、回答の続きを仕上げるのに時間がかかる。その間にまた誰かが指名される。もともと思いつくのが遅いのが、さらに遅くなる。たまに自分の答をホワイトボードに書き終わりそうなときに誰かが指名され、パパッと最後まで書いているうちに、回答者を見るタイミングが少しでも遅れると、罪悪感を感じてしまう。

この日の自分の答で覚えているのは、「斎藤工が『ザ・ブリーフドクターズ』と回答したのはどんなお題」に対して、「『フリー豚クズZARD』でアナグラムを作ってください」と出したやつだけ。

最後のお題でも答を仕上げられず、何も出さずに部屋を後にした。

7月10日(日) fromKit会

午後からの未来杯に出る蛇口捻流さんが来られていた。蛇口さんが名古屋の人で、全国の大喜利大会で優勝していると知る。とんでもない強さを示す実績。僕からははかり知れない遠さだ。

大喜利未来杯~☆~

(続く)

2020年の生大喜利で自分が出した回答で好きなもの。大会中心。

1番レフト

友達の家に遊びに行って、「友達のお父さん、もしかしてRPGの勇者なのでは」と思った理由

友達とベラルーシの話をしようとして、間違えてバシルーラと言ったらお父さんが吹っ飛んで行った

2番センター

(外国人たちが楽しそうに談笑している画像)

画像で一言

エリアマネージャーが来る日

3番キャッチャー

天体望遠鏡で新しい星を見つけたオチンチン博士が、星に自分の名前を付けるのを嫌がっています。優しい奥さんとして説得してください。

ウチなんか、途中からオチンチンになったんよ

4番サード

「5G」に関する間違った説明

先に3G取った方が勝ち

5番DH

(スーツを着た人のよさそうな笑顔のサラリーマンが、タオルハンカチで額の汗をぬぐっている画像)

画像で一言

来月、別府行くんすよ いい湯だ~

6番ファースト

「高槻大喜利殺人事件」どんなの?

実際に殺されてるんで、「フィジカルやなー」ってなる

7番ショート

(ステージ上の女性が、客席を埋めた何百人もの客とじゃんけんをしている画像)

画像で一言

おかしいな…またまたあいこでーす

8番セカンド

来年あたりに放たれそうな文春砲を教えてください

歌丸 生きてた

9番ライト

お婆さんが料理を運ぶ「バーバー・イーツ」でありそうなこと

先におっぱいだけ届く(絵回答)

ピッチャー

プロ野球選手がやっているラーメン屋の変なサービス

2人続けて「おいしかったです」って言われたら、まずいラーメンを作って1杯外す

戦とは、大喜利団体対抗戦と銘打たれた大喜利大会である。さまざまな大喜利団体(大喜利大会や大喜利会を開くグループ)から、それぞれ3人あるいは4人が代表者として参加する。昨年は全国から28団体が出場し、参加者は100人を超えていたはずだ。観覧のお客さんも多かった。

今年も春に大阪市立中央会館1階ホールで開催予定だったが、やむなく延期。11月22日(日)に、会場を西淀川区民会館(エルモ西淀川)1階ホールに移し、参加団体を地元関西の14団体に限定して行われた。大会の名称もIkusa KOOTに改められている。

僕は昨年に続き、ラジオ番組「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」チームの一員として参加した。BBガールズはミュージシャンだが、番組内に大喜利コーナーがあり、リスナーが実際に集まって行う大喜利大会も開かれている。

「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」チームは、番組に顧問の肩書で出演している脳髄筋肉さんを筆頭に、ゴハさん、白魔導士さん、CRYという4人だ。

事前の抽選により、「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」チームは、Bブロックの6番目となった。戦のルールは独特なので詳細は公式サイトに譲るが、戦の予選はこの順番も鍵となる。1番のチームから順に親となって、「文章」「画像」「穴埋め」「リズム」「一問一答」「???」という大喜利のお題のジャンルと点数を選択、そのお題で勝ったチームに得点が入る。

ogrcrazy.webcrow.jp

僕はチームに、「一問一答が特に好きで、リズムで浜崎あゆみなど自分がよく曲を知らないミュージシャンに関するお題が出た場合が最も苦労しそうです」と伝えた。他のみんなも希望や意見をくれた。僕は一問一答で出る予定になった。とはいえ、親番が7チーム中6番目と遅いので、展開にもよる。

尼崎と大阪難波を結ぶ阪神電車なんば線。通過したことはあるが存在は知らなかった福駅で降りた。

改札でいっしょになった5~6人で会場へ歩く。神聖な大木さんと「ダイアンのよなよな」の話をし、一撃という大喜利大会で優勝した眠都さんに「だから、そのうち優勝するって言ったでしょう」とか言って祝福しながら。道順を調べてもらいつつ進んでいたし、ゴハさんから道がわかりにくいから気をつけてという連絡ももらえて、安心だった。

会場着。表にゴハさんがいて、開場が遅れていそうだと教えてくれた。開いてる可能性もありそうかなと、中に入る。

ロビーのソファに解の会の面々がいた。ハッピイターンさんがぐったりしている。緊張しているのかと思って声をかけたら、二日酔いとのこと。だいぶつらそうだ。ちょっとの間そこにいたが、もう開場していると聴いて、ホール内に向かった。

受付で団体名を告げると、脳髄さんが手続きを済ませてくれていたため、すぐ通れた。手指など消毒して、客席真ん中上段寄りの自チームの席へ。今日は1席ずつ空けて座らなければいけないが、座れない席には不治ゲルゲさんによる戦の女の子キャラのイラストが置いてある。だが、なぜかうちのチームのイスだけに1つ、ギャラ☆さんの写真が貼ってあった。

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BBガールズ・たじさんデザインのBB大喜利Tシャツを着て、BBガールズ・カナさん手作りのマスクをつけ、臨戦態勢。BB大喜利Tシャツは3枚がピンクで1枚が紫。脳髄さんが紫を着用。戦の運営から配られたフェイスシールドとビニール手袋もある。対策は万全。いざ決戦。

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凝ったオープニング映像が流れる。今大会の出場団体が紹介されていくが、今日出場できなくなった関東や他の地方の方々の姿も多く映っている。思いを込めた編集だ。

MCのソバ2さんと橋本さんが自己紹介。

参加できなくなった他の地方の団体には返金をしたが、ハシリドコロさんはそれを辞退、フェイスシールドを贈ってくれたという。何という心遣い。ハシリドコロさんからのメッセージも紹介された。

フェイスシールドの保護フィルムがはがれることをギャラ☆さんが発見してくれて、ハシリドコロさんの厚意が無事に活かせることになった。

毎年したかったというルール説明をしてから、ついに予選が始まった。

「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」チームは予選Bの方に出るので、予選Aでは審査を担当する。僕はカナさんのマスクとハシリドコロさんのフェイスシールドを両方して、最前列に座った。

3問目で初めて得点が入る。大阪芸大落研大喜利部・島さんが画像お題で25点獲得。

4問目、リズムの女王ハッピイターンさんが、リズムの五七五お題を破調と季語で攻め、解の会も25点獲得。

この2チームに、5問目で昨年準優勝の北摂大喜利会が並ぶ。一問一答の「来年の新語・流行語にノミネートされる予定の言葉」というお題に、水山さんが複数の言葉を挙げて大ウケし、勝ったのだ。僕はこのお題を見て、ノミネートなら50語挙げてもいいんだなと思ったし、水山さんは何も恐縮することはない。堂々たる勝利だ。

北摂大喜利は6問目の親番でもリーダーのとうふさんが得点を挙げ、その時点でトップに立った。

7問目の画像お題はスズケンさんが取り、解の会は合計40点で単独2位に浮上。55点でトップの北摂大喜利は、最終8問目を待たずに勝ち抜けを決めた。予選は各ブロック7団体中2団体が勝ち上がるのだ。

最後は、取れば100点が入る下剋上チャンス。「素敵なBGMにのせながら一言」という音楽を使ったお題だった。ここで金子杯・カネコさんが見事に勝利。金子杯が115点となり、逆転で本選に進出した。

予選A 勝ち上がり 金子杯 北摂大喜利

TEPPANと芸大も、僕は特に好きな答が多かった。

換気消毒の休憩を経て、僕らの予選Bへ。

予選B

1問目 親:ホシノ企画 ジャンル:穴埋め(50点)

乗る予定だった電車を乗り過ごしたIKKO「○○○○」

我が「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」チーム、最初の回答者はゴハさん。

僕らは1席ずつ空けて、舞台に向かって左からCRY、ゴハさん、脳髄さん、白魔さんの順で座っていた。僕は空いたゴハさんの席に移動した。ポツンと離れずに一体感を出したかった。

戦では、大喜利の回答を書き上げて挙手すると、個人名ではなく団体名で指名される。そのことが予期せぬトラブルにつながった。ホシノ企画のベンチウォーマーさんが指名されたとき、間違えてゴハさんが答えてしまった。ゴハさんはホシノ企画の主催だから。近年ゴハさんは自分の枠を空けて、いろんなホシノ企画参加経験者に戦に出てもらっている。自分でミスに気付いたゴハさんはフリーズ、やがて何度も頭を下げた。

番茶が飲みたい・チーズ捨て丸の大喜利勉強させていただきます!・ちゃんもみさんが「感慨深すぎ~」などでウケて、子なので25点獲得。さすが。

ゴハさんは審査結果が出るとすぐに、左端のベンチさんの元へ走り、土下座のアクション。こういうコメディらしい動きがすぐできるのもゴハさんの魅力だ。

ゴハさんは席に戻ってきても一言謝った。謝る必要なんてないですよ。うまくいかなかった、結果が出なかったからといって、責めるような人は、BBガールズチームにはいない。

ホシ0 崩解0 クレ0 貯蓄0 番茶25 BB0 新春0

2問目 親:崩解 生 ジャンル:リズム(70点)

「Youtuber音頭」の冒頭部分を歌って下さい

崩解 生・すり身さんが「馬の視野ぐらい広いお題の100」とボケてから、リズムの70を選択。BBガールズチームは、リズムお題でハマる可能性が高めとふんで、白魔導士さんを送り出す。

オオギリクレイジー・ギャラ☆さんが全体の第1答で「♪Yu、Yu、Yuチューバ ブギウギ」と歌って、「ブギウギじゃん!」とツッコまれ、大ウケ。僕の前列に座るちゃんもみさんなど、笑い崩れていた。ギャラ☆さんの雰囲気もあいまって、すごい爆発力だ。

ギャラ☆さんは全体の最後でも「♪ゆーゆーゆーゆーゆーチューブ ゆーチューブ ほら、潜水艦」と、金沢明子の「イエローサブマリン音頭」に乗せてさらなる大爆発を起こした。僕は年間ベスト級に笑った。

審査員の支持もギャラ☆さん。オオギリクレイジーに35点入る。

白魔導士さんも帰ってきて一言謝った。もちろんそういう感じはわかるけど、謝らなくていいよ~。

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄0 番茶25 BB0 新春0

3問目 親:オオギリクレイジー ジャンル:一問一答(50点)

来年あたりに放たれそうな文春砲を教えてください

オオギリクレイジー・村橋ステムさんが「シャネルの5番」からの「ギャラ☆さん、お任せします」。ギャラ☆さんは一問一答の50を選んだ。

僕が「予定通り出ましょうか?」というふうに脳髄さんの顔を見ると、脳髄さんはうなずいて「行きましょう」という感じだ。それで、今日初めて舞台に向かう。左右の階段脇に消毒液が置いてある。回答席に近い右の階段を上り、手指をこすりながら席に着く。

お題が出た。わりと早めに1つ答が浮かんだ。ウケそうだ。しかし、もっと強い答はないか。やがて浮かんだ。後はどっちを選ぶかだ。広くウケそうで、ひねりがあるのが前者。でも、シンプルで強そうなのは後者。どっちにするかでずっと迷っていた。やっと書いてからも迷いはあったが、もうどうしようもない。

左端のヒゲ王子さんから順に回答。僕は「歌丸 生きてた」と出した。悪くない反応。しかし、強龍~新春大喜利会~・合田団地さんが「新大陸発見」と答えた。文春がそれを扱うの?というのが乗っかって、めっちゃ面白かった。さすが合田団地さん。

やはり新春大喜利会に25点入ったが、とてもすがすがしい負けだった。自分がいいと思う答を出せて、それを上回られたなら仕方がない。合田さんをたたえるのみ。

チームの席に戻っても、あえて形式的にも謝らなかった。みんなわかってくれるはず。脳髄さんも、「よかったよかった」と迎えてくれた。BBガールズチームはいいチームなのだ。

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄0 番茶25 BB0 新春25

4問目 親:貯蓄アンドザシティさんに大喜利を教えてもらう会 ジャンル:文章(50点)

ドラえもんのBGM「スネ夫が自慢するとき」以外にもこんなときのBGMがある。

文章の50で、「ここは僕かな」という感じで脳髄さんが立ち上がる。脳髄さん初登壇。前半の4問でちょうど4人が1回ずつ出たことになる。

脳髄さんはいい答を出してウケていた。ただ、番茶チーズ・ちゃんもみさんが「のび太マックスバリュに行くとき」で大ウケ、満票でこのお題を取る。今回から導入された満票ボーナスが初めて適用された。番茶チーズチームには、子の取り分25点と、さらに満票ボーナスの25点が加算された。問題獲得数も1問で2問分として数えられるようだ。番茶チーズがトップに立った。

会場が満票ボーナスに沸く中、脳髄さんはBB大喜利Tシャツをめくって、下のTシャツを隣の二朗松田さんに見せていた。後で知ったところによると、脳髄さんは、二朗松田さんの劇団「カヨコの大発明」が大喜利を題材にした公演「圓楽」のTシャツを着ているのを見せていたらしい。脳髄さん、相変わらずいい人だ。

ちなみに僕は、BB大喜利Tシャツとシャツの下に、BBガールズ「ラ・ブラバ/LA BRAVA」Tシャツを着ていた。

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄0 番茶75 BB0 新春25

5問目 親:番茶が飲みたい・チーズ捨て丸の大喜利勉強させていただきます! ジャンル:画像(30点)

バギーが荒野を走っている画像) 画像で一言

ここは白魔さんに行ってもらう。戦には、同じ人が2問連続で出てはいけないというルールがあるため、どこで誰を出すかという作戦も必要だ。白魔さんは、チームのためにどのタイミングでも行くと言ってくれていた。

審査は割れたが、「さあ、今年の福男は誰だ」でウケた貯蓄会・大葉さん、「後ろから追いかけてくる人が無免なんですけど、英検六段です」でウケた新春大喜利会・ひらたいさんが15点ずつ獲得。

戦では、20人以上いる審査員がそれぞれ一番面白いと思ったチームの色札を挙げ、そこからさらにルーレットで選ばれた7人の審査員が挙げた色札だけが審査の対象になる。30点のお題のノルマは、2。7人中2人以上の票が入ったチームが得点を得る。だから、このように1問で複数のチームに点が入ることもある。

新春大喜利会が2位に浮上。7チーム中4チームに点が入った。

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄15 番茶75 BB0 新春40

6問目 親:BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら ジャンル:一問一答(70点)

「5G」に関する間違った説明

我がBBガールズチームは、無得点のまま親番を迎えた。もう全8問のうち6問目だ。

「行きますか?」という思いで脳髄さんを見ると、「行きましょう」とうなずく。脳髄さんがよく通る声で「一問一答の70」と宣言した。が、すぐに「風のファンタジスタ!」と言い換える。ボケるの忘れてたー! という様子だ。「風のファンタジスタ」というのは、BBガールズの曲のタイトルだ。

僕は回答者席に座り、今日2度目の一問一答のお題を考える。さっきより早く答を書いた。出したいと思う答が1つだけだったから。答の方向はいいと思う。ただ、他の人とかぶるのが怖い。

シンキングタイムの3分が終わり、ホシノ企画のベンチさんから順に答を出していく。いい答が多いが、かぶってはいない。僕は「先に3G取った方が勝ち」と出した。いい反応。答を出した瞬間、隣の二朗松田さんが吹き出してくれてうれしかった。それに、二朗松田さんが笑うということは、後に残った二朗松田さんとも答がかぶっていないということだ。

審査員が色札を挙げる。ルーレットが止まる。選ばれた7人以外の色札が下がる。BBガールズの紫の札が残る。ノルマ達成。普段はやらないガッツポーズがしぜんに出た。右の拳を突き上げる。客席で見ているチームメイトに示したかった。

チームの席に戻ると、3人が土下座のポーズで待っていた。「いやいや、そんなんやめてください」と真面目に言うのも無粋かなと思って、「おもてをあげい」と時代劇のお奉行様のセリフで伝えた。みんなよろこんでくれている。めっちゃうれしい。これぞチーム戦の醍醐味。

BBガールズチームは親だから70点がそのまま入り、本選進出圏内の2位につけた。

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄15 番茶75 BB70 新春40

7問目 親:強龍~新春大喜利会~ ジャンル:画像(50点)

チンパンジーが煙草を吸いながらエレキギターを弾いている画像) 画像で一言

ここで脳髄さんが自ら立つ。画像お題にやりやすさを予感し、変わったお題が出やすい下剋上チャンスにゴハさんが合うという判断だろう。

脳髄さんは「何でみんな言わないのか…と思ってたんで僕が言いますけども、クロマニヨンズです」「ギターはなんとなく弾いてるうちにわかったんですけど、まだエレキを理解するにいたっていない」「非力な俺が”山”を獲るのは この方法しかない…」と順調にウケていく。

オオギリクレイジー・村橋ステムさんも、加山雄三「君といつまでも」を使った「二匹を」をはじめとして大きくウケていて、ある程度審査は分かれた。

しかし、BBガールズチームがしっかりノルマ達成。脳髄さん、やった!

脳髄さんを迎え、連続得点に沸くBBガールズ席。しかも、7問目でトップに立ったため、最後の下剋上チャンスでどのチームが100点を取っても、3位以下に落ちることはない。つまり、本選進出確定だ!

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄15 番茶75 BB95 新春40

8問目 下剋上チャンス(100点)

何か一言の後に素敵なBGMが流れます。一言を考えてください。

ここは当然、ゴハさんの2度目の出番だ。思えば、1問目以来になる。僕はゴハさんの席に移る。

Aブロックと同じく、音楽を使ったお題。この曲を使いますよと実際に流れる前に、貯蓄会・宇多川どどどさんがもう手を挙げている。ツッコまれて手を下ろしたが、スタートすると真っ先に挙手、「いや、これは馬の視野ぐらい広いお題が出ましたね」と大好きなツイートを答にする。ややあって、素敵なBGMが流れる。ウケる。

他の人もウケていく。この曲、すごいパワーがあるな。宇多川さん「小田和正 歌わせていただきます!」がめっちゃ面白くて会場が沸く。

ゴハさんは満を持して「それではお聴きください。今週の第1位、BBガールズで『アタシはバリア』」と好きなことを言い出す。我々は本選進出を決めている。ゴハさんは自由だ。

みなさんウケていく中、ゴハさんはエビ反りイラストで、本格派回答でもウケていた。

審査の結果、宇多川さんの貯蓄会はギリギリでノルマ達成を逃がした。めちゃくちゃ惜しい。どのチームも下剋上ならず。ちゃんもみさんが「やっぱりおばあちゃんだから、せきついつぶれてるね」などで大きくウケて票を分散させた、番茶チーズの逃げ切りともとれる。

BBガールズと番茶チーズが勝ち名乗りを受ける。ゴハさんは右手を挙げて右足で跳ね、一周する。僕は気づいていた。これは、BBガールズ・たじさんがライブで「情熱のベル」を歌うときのアクションだ。

ホシ0 崩解0 クレ35 貯蓄15 番茶75 BB95 新春40

予選B 勝ち上がり BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら 番茶が飲みたい・チーズ捨て丸の大喜利勉強させていただきます!

休憩後、Aブロックの敗者復活戦。

BBガールズチームは、他の本選進出団体とともに審査員を務める。

敗者復活戦は、全4問。ここからはお題の選択はない。各団体やはり1人ずつが代表で回答者となる。審査員全員の票が数えられ、票数が最も多かった人の団体がそのお題を取る。お題を取った数が多い1チームが本選進出。

第1問 スズケンさん 解の会 1勝

第2問 わたあめさん 大阪芸大落研大喜利部 1勝

第3問 ハッピイターンさん 解の会 2勝

第4問 店長さん 解の会 3勝

4問目の店長さんと眠都さん(大阪芸大落研大喜利部)は6票対5票で、もし芸大が取っていればサドンデスになる際どい結果だった。

敗者復活戦A 勝ち上がり 解の会

引き続き、Bブロックの敗者復活戦。

第1問 村橋ステムさん オオギリクレイジー1勝

第2問 ノディさん 崩解 生 1勝

第3問 村橋ステムさん、宇多川どどどさん オオギリクレイジー 2勝 貯蓄アンドザシティさんに大喜利を教えてもらう会 1勝

第4問 ヒゲ王子さん ホシノ企画 1勝

4問目のノディさんがすごく惜しかった。崩解 生がオオギリクレイジーとサドンデスになりそうかと見えたが、ヒゲ王子さんがマジックタイムにパワーで引っくり返した感じ。

敗者復活戦B 勝ち上がり オオギリクレイジー

約1時間の休憩。

まずはチームで、本選の出順を相談する。本選は先鋒・次鋒・副将・大将の順で1人ずつ出て、3団体で争う勝ち残り戦。大将が敗れたチームは敗退。1チーム残るまで続ける。

審査方法は予選と同じだが、ルーレットで選ばれる審査員は5人。過半数を取ったチームが勝ち残る。票が2・2・1で分かれた場合は、2チームが勝ち残る。

僕はどこでもやると言った。チームの役に立ちたい。

1・2番を白魔さんとゴハさん、3・4番をCRYと脳髄さんで行こうという方針は、わりと早く決まった。問題は、それぞれの順番をどうするかだ。特に大将。

本来ならば、チームリーダーの脳髄さんが大将を務めるのが順当だろう。実力・実績ともに充分。リーダーシップもある。人柄までいい。僕は、大将をやりたいという気持ちなど本当に皆無だ。ただ、4人の中で脳髄さんはラジオ番組「BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら」唯一の出演者であり、大喜利コーナーの顧問を務めていて、チームリーダーで、大喜利歴も一番長い。そのうえ大将の責任まで背負わせては、脳髄さんが大変だろう。プレッシャーを感じたり緊張を強いられたりすることにもなりかねない。それを軽減してあげられれば。脳髄さんにはできるだけ自分のやりやすい順番で出てほしい。決めるのは難しかったが、CRYを大将にして決勝まで出さずにすめば理想なのでは、という意見が出て、それが通った。

ゴハさんをあえて斬り込み隊長に、白魔さん、脳髄さん、CRYの順で続くのが、BBガールズチームの布陣だ。

対戦相手は、北摂大喜利会とオオギリクレイジー。やりやすい人などいない。全員強敵だ。

次は腹ごしらえ。

「一応、全員分ワッツマフィンがありますよ」と言うと、みんなよろこんでくれた。昨日ワッツマフィンで買っておいた。

会場を出て、向かいにある公園でマフィンを食べる。「おいしいし、お腹一杯になり過ぎないし、ワッツマフィンは大喜利大会の食事として最適なのでは」という声もあがった。みんな大好きワッツマフィン。

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会場に戻って、本選開始。ここでもオープニング映像があり、拍手が起きる。

本選Eastブロック。

第1問 金子杯・先鋒カネコさん VS 番茶・先鋒チーズ捨て丸さん VS 解の会・先鋒スズケンさん○

全員ウケていたがスズケンさんが制し、まず解の会がリード。

第2問 金子杯・次鋒極道の娘さん VS 番茶・次鋒ちゃんもみさん VS 解の会・先鋒スズケンさん○

馬の画像お題でスズケンさん連勝。メンバー交代の間、舞台上がスズケンさんだけになり、ソバ2さんが「♪スズケン オンリー タイム」と歌い、スズケンさんが客席に手を振る時間が流れた。

第3問 金子杯・副将吉永さん○ VS 番茶・副将チーズ捨て丸さん VS 解の会・先鋒スズケンさん

番茶チーズは、時間の関係で番茶さんが離脱したため2人となり、チーズ捨て丸さんとちゃんもみさんが交互に出ることになる。

ロボット落語家お題。吉永さんが「ぺぺぺぺぺぺぺぺ」とロボットの動きと声を再現、流れをせき止めた。

第4問 金子杯・副将吉永さん○ VS 番茶・大将ちゃんもみさん VS 解の会・次鋒二塁さん

吉永さんが席を立って机から離れて動作で答えたり、サイレント回答したり、動きで表現したり、どんどん攻める。後がないちゃんもみさんも、「2度と盗塁できない体にしてやる」など罰シリーズでウケる。票は割れたが、ルーレットは金子杯。番茶チーズは惜しくもここで敗退。

第5問 金子杯・副将吉永さん○ VS 解の会・副将ハッピイターンさん

お題が出る前から、ハッピイターンさんがおしとやかに座ったり脚を開いたりして沸かせる。

男の子のアップ画像お題で、吉永さんが3人抜き。金子杯が王手をかける。

第6問 金子杯・副将吉永さんVS 解の会・大将店長さん○

僅差で店長さんが勝利。吉永さん、ついに止められる。大将対決へ。

第7問 金子杯・大将カネコさん VS 解の会・大将店長さん○

開かずの金庫お題。カネコさんが「総理大臣を金庫に入れる」などで押す。店長さんも「横に座って、『俺も開くからさ、な?』と言って切腹をし始めた」で押し返す。

審査は3-2で店長さん。解の会が決勝進出。店長さんがカネコさんに歩み寄る。肘を合わせてお互いに健闘をたたえていた。

本選Eastブロック 勝ち上がり 解の会

10分休憩の後、BBガールズチームの出番が来た。

本選Westブロック

第1問 北摂・先鋒ダンジョンのTさん VS BB・先鋒ゴハさん VS クレイジー・先鋒ギャラ☆さん

満員の車輌をガラガラにする方法

ゴハさんが後半、絵回答に活路を見出す。いい感じ。僕はまた、ゴハさんの席で見ている。

審査。BBガールズチームの緑の札が多い。これは充分にある。ルーレット、も大丈夫だった。ゴハさん先勝。よっしゃ!

第2問 北摂・次鋒水山さん VS BB・先鋒ゴハさん VS クレイジー・次鋒村橋ステムさん

(魚たちの顔のアップに集中線が付いている画像) 画像で一言

ゴハさんの「えっ、ぬりえの1ページ目これは向いてなくない?」もよかったが、水山さんが「僕たち、刺し身になりたいです! 僕たちはどうやって調理されるんですか? 煮付け? そんなっ!!」で大ウケ、空気をつかんでいく。ゴハさんもいい答を出していく。村橋さんも強い答を打ち続けている。水山さんは調理シリーズを続けてウケる。

審査は2-1-2。惜しいところだが、BBチームだけ交代になる。ゴハさんは「この場合、僕も残っていいとかないですか?」とコメントし、笑い飯・哲夫イズムを発揮する。さすが。

第3問 北摂・次鋒水山さん VS BB・次鋒白魔導士さん VS クレイジー・次鋒村橋ステムさん

不倫がOKな国の唯一やってはいけない事とは?

白魔導士さんは数を打ち、立ってパントマイムをするなど奮闘。しかし、水山さん村橋さんは難敵、ウケる答をしっかり重ねていく。

村橋さんの勝ち残りとなった。オオギリクレイジー1歩リード。

第4問 北摂・副将モモスさん VS BB・副将脳髄筋肉さん VS クレイジー・次鋒村橋ステムさん

ミステリーツアーの行き先が客にバレてしまった理由

村橋さんがまたまたウケていく。堀さん(モモスさん)もタカラヅカの人を出し、行き先を大声で発表してしまうシリーズでウケていく。

村橋さん三度の勝ち残り。脳髄さん、惜しかった。村橋さん1人でもう5人倒している。オオギリクレイジー、王手。

第5問 北摂・大将とうふ第三軌条さん VS BB・大将CRY VS クレイジー・次鋒村橋ステムさん

(スーツを着た人のよさそうな笑顔のサラリーマンが、タオルハンカチで額の汗をぬぐっている画像) 画像で一言

上の方の席から降りてきたとうふさんが、うちのチームの段で止まった。僕は立ち上がり、「行きましょう」と声をかけた。ウケ続けている村橋さんの待つステージへ、とうふさんといっしょに歩いていくのは感慨深かった。同じ2016年組。僕が優勝した大会でデビューしたとうふさん。サドンデスでタイマンしたことも何度かある。事情ができてなかなかネタを見に行けなくなったのはごめんやで。いちばん強く思い浮かんだのは、おたがい名古屋の大会でしっかりウケたことがなくて、いつかウケようと言い合ったこと。並んで大喜利をするのも、何だか久しぶりだ。うれしい。

画像が出た。難しそうかも。画像のサラリーマンは傘も持っている。これを使おうと考えた。「傘で飛んできました。2日遅れました」と出した。何とか及第点まで持っていけたと思った答だが、そこまではウケなかった。

僕の2答目は、「私がバスタオル出す前にうんと言った方がいいすよ」。好きな答だが、本当はもっと細部を練りたかった。しかし、傘の1答目に1分半近く使っていたため、これで行くことにした。何とか言いたいことは伝わって、ウケる人には強くウケた感触。

3分が過ぎ、マジックタイム。最後の一答。「来月、別府行くんすよ いい湯だ~」。いい反応だったと思う。

BBガールズ、勝ち残り。北摂大喜利会は敗退となったが、4人とも面白いうえに強い個性があって、とても怖い相手だった。

第6問 BB・大将CRY VS クレイジー・副将ギャラ☆さん

正しいグラビアアイドルを抱くまでの手順

オオギリクレイジーは、不治ゲルゲさんが急遽お仕事で参加できなくなってしまったので、今年の特例で2人での参加だ。村橋さんとギャラ☆さんが交互に登場する。

ギャラ☆さんの大爆発は今日何度も目の当たりにしている。ギャラ☆さんの空気になったら終わりだ。僕はどんどん答を出していこうという気になっていた。こういうときの自分はダメなことが多いのだが、また忘れてしまっていた。

やはりいい答が出ない。そのうち、MEGUMIがグラビア界を牛耳っていて、MEGUMIに頼めば売れないグラドルを斡旋してくれる世界が思い浮かんだ。でも、これってMEGUMIにじかに頼む方がシンプルでウケるのでは。そう思って「MEGUMIに2万渡す」と出した。やっと有効打になってくれたと思う。

勝ち残ったが、審査以上に紙一重だった。後から思えば、もっと考えればよくなる答がいくつかあった。そういうのを突き詰めるのが、僕がやりたい大喜利だ。危ないところだった。

第7問 BB・大将CRY VS クレイジー・大将村橋ステムさん

童貞同士による恋愛のQ&A

お題を見て、頭の中が仲間内の愛すべき元童貞たちで一杯になってしまった。悪いけど出させてもらうことにして、「ステイさんに聞いてください」と言った。ごめんなさい。

これは恋愛の方で考えようと思い、夏目漱石の「月がきれいですね」を使う案が浮かんだ。「先生」とか「K」とかを使いたかったが、伝わらないかもしれない。「こころ」というタイトル自体も伝わらない可能性がある。夏目漱石なら「吾輩は猫である」か「坊ちゃん」、でもそれだと逆にベタ過ぎないか。夏目漱石という名前だけ使おうか。いや、ダメだ。強引な答になっている。ちゃんと仕上げてから出すべきだ。書いた答を消す。その間にも村橋さんはウケ続けている。夏目漱石は文面から捨てた。月で行こう。それでようやく、「『何か、恋愛って、月ほめたらいいらしいな』『いつも満ち欠けしてくれてありがとう』」と出した。何とか仕上げたと思ったし、好きな感じの答だったが、大ウケとはいかなかった。童貞の純粋さ淳朴さを出したくて、なるべくそういうしゃべり方にしたが、元から声が小さいうえにマスクもしているのに、声が弱すぎたかもしれない。

月を出したときにはもう残り30秒を切っていた。あと一答。童貞を使って突破口を見つけたい。マジックタイムに入って、「『はあ、童貞ちゃうし。はあ?』『はあ?』」と出した。これももっとQ&Aっぽく仕上げたかったが、時間がなかった。

審査は割れた。劣勢から何とかここまで持っていけた。あとはルーレットだ。結果、緑が多く、BBガールズチームの勝利。決勝進出。

ルーレットの結果でたまたま勝ったことには、全く引け目を感じない。大喜利の勝敗にはどうしても運がからむという説に、僕も賛成だ。戦の審査方法は、運の部分が目に見えやすくなっているだけ。むしろ、自分の票で結果が決まってしまうというプレッシャーが少し軽くなって、特にいい審査方法だと思っている。

それに、僕は去年、一問一答の70のお題「戦のマスコットキャラクターを考えてください」に、「山田優」と答えて最も多く色札を挙げてもらったものの、ノルマに達しなかった経験もある。どのチームもお互い様だ。

ただし、オオギリクレイジーだけは、毎回毎回ルーレットのせいで涙を飲んでいて、何と言ったらいいかわからない。

「BBガールズ!」と勝ち名乗りを受け、お辞儀を繰り返しながら、僕は席に座ったままでいた。「このまま決勝に入るのかな」と、そんなはずはないのに思っていた。ぼーっとしていたんだな。主催者さんたちにジェスチャーで確認して、ゆっくり席を離れた。

BBガールズチームの席では、また3人が土下座ポーズで待っていた。「おもてをあげい」と言ったのはこのときだったかもしれない。

本選Westブロック 勝ち上がり BBガールズのまだまだGIRLでいいかしら

10分休憩。

決勝の出順を決めるのはすぐに終わった。

すれちがう人が何人か声をかけてくれ、予選の答や本選の様子をほめてくれ、激励してくれる。とてもうれしい。吉永さんもほめてくれたが、あんなに活躍したのに打ちひしがれている様子。僕は吉永さんをたたえた。吉永さんに極道の娘さんの大喜利の印象を聞かれ、自分の世界を持っていて個性が強くあると思っていたので、「ネット大喜利が強そう」と答えた。もちろん、ほめ言葉だ。そして、「金子杯はすごくいいチームだと思う」と付け加えた。吉永さん、本当によかった。

勇壮な曲とともに、歴代優勝チームの優勝の瞬間の映像が流れる。決勝開始だ。

決勝

1問 解の会・先鋒ハッピイターンさん VS BB・先鋒白魔導士さん

人をダメにする○○○

白魔導士さんはねじり鉢巻きをしていた。

しかし、ハッピイターンさんは強い。初戦を取られた。

2問 解の会・先鋒ハッピイターンさん VS BB・次鋒ゴハさん

「つまならい物ですが」と前置きされてもつまらないもの

ゴハさんが確かにつまらない物で攻め、数も出していく。だが、ハッピイターンさんが最後に出した「君のいない夏」が大きくウケた。

色札は半々。ルーレットの結果、ゴハさんの勝ち。強敵を倒して追いついた。ゴハさん、すごい!

ゴハさんは立ち上がってお辞儀をし、「負けたと思った」と言っていた。

3問 解の会・次鋒店長さん VS BB・次鋒ゴハさん

(2匹のじゃがいもキャラが、寝ている1匹のじゃがいもキャラにフォークを刺し、そこから血?が流れている。背景も血?だらけの画像) 画像で一言

難しい画像に見えたが、ゴハさん店長さんともすぐにウケる。そして、店長さんが出す答がことごとく強い。しかも多岐にわたっている。すごい。これは致し方ない。解の会にリードを許す。

4問 解の会・次鋒店長さん VS BB・副将脳髄筋肉さん

ちちんぷいぷいが終わったあとの新番組のタイトル今決めへん?

脳髄さん 対 店長さんの組み合わせになった。すぐに思い出すことがある。木曜屋さんとYouTubeでやっている「関西生大喜利回顧ラジオ」で、脳髄さんは勝てないと思う相手を質問されて、店長さんと答えていた。今まで横並びで大喜利をして勝った記憶がないと。最大の難敵だが、やってみないとわからない。戦で初めて勝つなんて劇的だ。「初勝利には最高の舞台じゃないですか」と言って送り出した。戻ってきたゴハさんには、1つ勝ってくれたことを拍手でたたえた。

脳髄さんはいい答を出す。だが、店長さんが強い。大きくウケる答を何発も出してくる。ここも仕方がない。BBガールズチームは追い込まれた。

5問 解の会・次鋒店長さん VS BB・大将CRY

「どんな商品やねん」YouTubeの冒頭で広告として流れた動画の内容

回答席に向かう間、ソバ2さんがBB大喜利大会について話してくれていた。BBガールズの大喜利大会で優勝すると、師匠と呼ばれると。「CRYさんは現師匠」と言われた気がしたが、聞き違いかもしれないと思い、訂正しなかった。実際には、現師匠はゴハさん。僕は前師匠と前前前師匠だ。

お題が出た。広い、と感じた。でも行くしかない。まず「せやねんの雅の名場面集」と答えた。しかし、いい答ではなかったかもしれない。少し後悔する。何でもよさそうなお題に見える。僕はお題から出発したいのだが、手がかりがない。こういうときは自分の中から何か面白いものを出さなければ。ところが、何ひとつ浮かばない。これはヤバい。しかも、相手は店長さんだ。焦って、仕上がっていない答を出してしまった。自分の典型的な負けパターンだ。これは完封されそうだ。全員が解の会の赤い札を挙げるだろう。しかし、最後まであきらめない。何とかマジックタイムにまだまともな答を1つねじ込んだ。

判定。0票を覚悟したが、意外とBBガールズの青い札も挙がっている。とはいえ、もちろん赤が圧倒的だ。ルーレットがどうあれ、僕は店長さんに負けたのだ。青い札は自分から見て左に多い。ルーレットの結果、右の札が残る。順当だ。完敗である。

終わってから見てみれば、別にお題から出発することもできるお題じゃないか。どれだけ焦っていたんだ。

大喜利で負けたとき、僕は悔しいとは思わない。ただひたすら悲しい。そして、もっとやれたんじゃないかと、自分を不甲斐なく思う。焦らずに考えていれば。もう一度平常心でやりなおしたいと感じてしまうが、たとえそんなことをしても、相手ももっといい答が出せるから、結果は永久に変わらない。制限時間内に回答席で出したものが全て。当たり前のことだな。

優勝 解の会

解の会が優勝の栄誉を浴びる。拍手をおくる。店長さんが近づいてくる。これは肘を合わせるやつだなと思ったが、グータッチだった。そして、いつも優しい店長さんは「面白かったです」なんて言ってくれた。「店長さんこそ面白かったです」と返す。

解の会のメンバーがステージに向かってくる。今年は準優勝チームが舞台の端で待つことはできない。僕は舞台を下りる。スズケンさんとすれ違う。拍手をおくったら、ほめてくれた。スズケンさん、いつもいい人だ。もちろん、二塁さんもハッピイターンさんも。客席の階段を上る。目の合った何人かが拍手をくれた。ありがたい。負けたときに優しくしてくれる人は本当に優しいと思う。

解の会の4人が、感激したりおどけたりしながら晴れやかに話していく。トロフィーと賞金が贈られた。

準優勝のBBガールズチームが壇上に呼ばれた。距離をとって4人並ぶ。

脳髄さんは言葉につまっていたが、やがて話し出す。最後にBBガールズのニューアルバムとMUSEライブの告知も行う。

次に、ゴハさん。真面目な言葉に、BBガールズのライブの魅力を語る告知も。

白魔さんは大号泣していた。しゃべれなくなる程、それはもうめちゃくちゃに泣いていた。

僕の番が来た。「えーっと。まあ、ね、店長さんに勝つ実力はなかったなあという感じなんですけど、それは何というか、仕方ないというか。解の会さん、4人ともすごく面白いし、大好きなんで、解の会に負けたら仕方ないんじゃないですか。なんで泣いたり落ち込んだりしてるのかと。ね、解の会に次ぐ2位やったら僕は誇っていいんじゃないかと思います。ありがとうございました」

悲しみはあるけれども、人間がやることで、そのうえ相手があることなのだから、いつもいつも勝てるわけがない。全力は尽くした。次がんばる。

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橋本さん賞 金子杯・カネコさん

おかきさん賞 大阪芸大落研大喜利部・島さん

ソバ2さん賞 北摂大喜利会・水山さん

みなさん素晴らしかった。

最後に、来年5月2日(日)に戦2021を、戦2020の振り替えとして開催予定と告知された。

準備も対策も含めて、今日の開催も来年の開催予定も、本当にありがとうございます!!

どれだけ大変だったことか。

解の会の4人が、舞台上で記念撮影している。

僕は「写真撮りましょうよ」とチームメイトに呼びかけた。普段は言わないが、今日は絶対撮るべきでしょう。舞台に上がって、マイドンさんに撮ってもらった。ありがとう。

みなさんに挨拶して客席を出たが、脳髄さんとゴハさんが出てこない。もう一度戻って、2人に僕はもう行かないといけないと告げて、会場を出た。本来ならば、ビールを飲みながら今日のことをたくさん語り合いたいところだけれど。

向かいの公園に眠都さんと島さんがいて、いいことを言ってくれた。「やったぜ!」と言って帰る。

福駅のホームには、ギャラ☆さんがいた。黒の革ジャン姿がかっこいい。

電車がなかなか来ない。ゴハさんが合流した。

電車に乗り、ギャラ☆さんと別れた。ゴハさんとNの話などをする。やがて、ゴハさんとも別れて、休日出勤の仕事場に向かった。

2020年10月31日(土)にGIG-1グランプリ予選2が行われた。

GIG-1グランプリとは、インターネットラジオ局fm GIGプレゼンツのお笑いコンクール。

ピン芸、漫才、コントほか何でもOKの4分ネタの大会。

今回もMCはBBガールズ・たじさんが務める。

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仲邑ルルさん

男性ピンフリップ。逆の意味。

発想がだいぶ好き。思いもよらないものが見れてうれしい。「見る」のフリップは二重に笑った。

フルスイングバント

男性漫才。ポケモン

ポケモンがしっかり気持ち悪かった笑。収束がきれいだと思いました。静と動でいうと静のオチだった。

デコトラ

男性漫才。困ってる人を助ける。

HAPPY教授のツッコミの言葉が面白かった。あまり使われない言葉が出てきたのが好き。

魚雷2倍速

男性ピンフリップものまね。フリップショートコント。

今日も面白い。設定も速さも好き。特に千、グー、ポケット、ナポレオンが好みでした。

たけの子さん

女性ピンコント。29歳だから。

展開が折れ曲がってて好き。服のところで一番笑いました。

宇多川どどどさん

男性ピンコント。美容室。

キラーワードが随所に光る。さすがに言葉が選び抜かれてあって、ここで笑いをとるというパワーを感じる。

へちまさん

男性ピンコント。万引き。

主婦のところが一番好き。声の強さ。終盤もお見事。

ダイチャンセイチャン

男性コント。デリバリー。

設定もオチも特に面白かった。少しも下品じゃなかった。けっこう体格差があるような感じに見えた。

せいいち。さん(元タイガーバームガーデン)のコンビだと気づかずに見てました。

千代美たけし

男女漫才。相談。

最後までネタに入らないのかと思った。アドリブっぽく見せていたように感じます。今回は、夫婦ではないという説明はなかった。

フリックフラック

男性漫才。からあげクン

技術が高いと感じました。お2人とも面白い。落ち着く収束にきれいなオチ。

山寺メイスさん

女性ピンコント。会社のトイレ。

成分のところ好き。小道具でより見やすくなっていた気がします。

ボラボラ

男性漫才。もしもの話。

お2人とも味のある雰囲気で、口調も芸人さんらしい。次第に熱が増していく感じ。

よこたつやさん

男性ピンコント。居酒屋。

1人なのに実際に会話してるように感じるし、画も想像しやすい。これはうまいのではと思いました。店長の作戦が好き。

票の集計中に、BBガールズ・たじさんの歌。

BBガールズはボーカル・たじさんとキーボード・カナさんの女性2人組だけど、今日は1人で。

12月23日(水)に発売されるセカンドアルバム「メルシュトレエム」の中から、キュートな「アタシはバリア」を歌ってくれた。

youtu.be

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今日までの2回の予選を経て、決勝は11月29日(日)。

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fm GIGで番組を持っている方々による音楽フェス、サウンドパーク。

心配された台風は、それるように聞いていたが、朝起きると雨だった。けっこうきつい。台風じゃなくても、雨だと大変だ。しかし、出かける前に雨はやんだ。大阪城野外音楽堂日和になるのでは。

大阪城公園内の表示を見て、大阪城音楽堂が正式名称らしいと知る。

開場の11時に着いたが、開場および開演が30分遅れだという。この天候だし仕方ない。黒い門の前で待つ。早くから来ているお客さんが予想以上に多い。

神奈川から遠征のジョージさんもいる。そして、冴沢͡鐘己さんのラジオ「かしこTV」(fm GIG 木曜日23時~26時)を通じて知り合ったえりっちさんと初めてお会いした。アーティストのみなさんも、門のところまで来てくれる。

BBガールズとはんなりディスコボールシャワーのリハが聴こえてきた。「人生はミラーボール」だ。やはり、バンドで行うライブでこの曲は外せない。めっちゃかっこいいアレンジなのだ。

開場。検温や追跡アプリの登録などをして、客席へ。最前列の真ん中をキープできた。キーボードはステージの左。

今年は会場のルールで、席の間隔を空け、マスク着用のうえ、声援やコール&レスポンスや合唱など声を出すのを禁止されている。

代わりに鳴り物で応援しようということになっている。僕はサンプラーに声援を入れて再生するのを第1候補にしていたが、うまく録れなかった。では、FRESH LIVEにあるBBガールズのライブ映像で、自分の声援を再生しようか。しかし、タイミングがずれそうだ。いずれにしても、再生するときに一瞬ステージから目を離すことになる。それは避けたい。第3の案は、ポケットの多いフリースを着て、全ポケットに入れたカスタネットを服の上から叩くというもの。だが、ちょうどいいカスタネットを見つけられなかった。

そこで、モーリーさんがみんなのために用意してくれた鳴り物の中から、青いタンバリンを借りた。曲が終わったら、タンバリンを叩こう。

サウンドパークの幕開けは、伴蒼翠さんの書道パフォーマンスから。旦那さんの伴英将さんが尺八を演奏する中、特大の紙に「fm GIG サウンドパーク 2020 Vol.8」と書き上げた。

これを終演まで、ステージの上に吊るしておく。強風が吹いているので心配されたが、蒼翠さんが「破れたら大笑いでお願いします」と言うので、気が楽になった。

出場全組がステージに呼び込まれ、写真撮影。

MCは黄色いレギンスの曽我未知子さんと、masaeさん。2人ともfm GIG Tシャツのピンクを着用している。

ローザ隊F

サザンオールスターズ「HOTEL PACIFIC」

ローザ隊とは、白いスカートにヘルメットとゴーグルという、60年代の「猛烈」CMの小川ローザと同じ衣装に身を包んだ女性たち。2人だけ色が付いている、黒とピンクのfm GIG Tシャツの方が目立つ。どちらももう顔は覚えている。

ただ、ローザ隊のリーダーであるはずのくにちゃんさんが見当たらない。踊るときもメガネは外していなかったと思うのだが、前列にメガネの人もメガネを外したくにちゃんさんっぽい人もいない。結局最後までわからなかった。

何より、いつものように立っていっしょに振り付けできないのが残念だ。去年のサウンドパークも、今年1月のfm GIG アカデミー賞授賞式も、立って踊って楽しかったのに。

ローザ隊Fのステージ中に、書道の紙はちぎれてしまった。集合写真のときに無事でよかった。

MAYO NAISEさん

マヨネーズのテーマをマヨネーズを持って。オリジナル曲なのだろうか。キュピキュピしたメルヘンなアイドルソングっぽい。

次に「幸せ運ぶピンク豚」という曲を、ピンクの豚?の被り物をかぶって。こちらも楽しい曲調だった。

谷通さん

去年初出場でブルースハープを演奏された方。

1曲目はウクレレで歌う。2曲目はブルースハープ

楽曲提供とかセカンドシングルとかいう言葉が出ていたので、そういう活動をされているのだろう。

穂月心さん

去年は2人だったが、今年は1人で出場。ミュージカルに出演されているとか。

1曲目は映画「RENT」で聴いて覚えていた。「Seasons of Love」というタイトルらしい。日本語バージョン。

ドラマ主題歌メドレー。星野源「恋」、中島みゆき「空と君のあいだに」、いきものがかり「ありがとう」など。

SOSさん

意外に出番が早い。PALMTONE正式加入が決まったのが最近だったからなのか。祇園SILVER WINGSの「ちゃんぽんカーニバル」で聴いたように、ラッパーのステージは短いものだからなのか。

「PALMTONE COMPILATION Vol.2」収録の「イデアル」はなし。客席からいくつか単語を募っての即興ラップもあるかと思ったけど、今日は客が声を出してはいけないのだった。

気合いが入っていて、しっかりしたステージでイベントが締まった感じ。

みどさん

まずは去年の「わくわく梅小路フェス」とサウンドパークでも聴いたレベッカ「フレンズ」。すかいどんさんがエレキギターを弾く。みどさんは去年の梅小路サウンドパークより落ち着いている印象で、最初から拳を上げて声を出すなど堂々としている。僕がこんなふうに書くのは失礼かもしれないのですが、抑揚がぐっと出て、さらに歌がうまくなられたと感じました。

すかいどんさんはサビで「オー フレーンズ」と高いコーラスも。みどさんは間奏ですかいどんさんに寄っていきギターを弾く仕草。

2曲目は去年のサウンドパークでも聴けた、冴沢さん作のオリジナル曲をみどさん1人で。サビの前に2回拳を上げるのを覚えていたから、去年同様いっしょにやった。

小林千夏さん

fm GIGアカデミー賞では2回拝見しているが、たしか歌は初めて見る。

黒で決めたドレスで登場。カラオケで歌う曲だからイントロですぐにわかった。泰葉「フライデー・チャイナタウン」。歌い慣れている感。

2曲目もカラオケで歌う曲。アン・ルイス「あゝ無情」。何気なくゆっくりまわって衣装の背中も見せる。これはいいやり方だな。かなり歌い込んでいる気がする。カラオケとかでも何度となく歌ってキャーキャー言われてきたのではと推し量られる。

僕は開演からタンバリンの輪に腕を通していて、歌が終わるごとに拍手していた。曲中にタンバリンを叩くとじゃまになるかもしれないし、拍手は気持ちを入れて自分の手でやりたい。でも、このあたりでカラオケを盛り上げる感じで曲中にタンバリンを叩いてみたら、いい感じでじゃまにもならないようだった。そこで曲の間タンバリンを使って手拍子する形にしていった。

ラテンキラーズ

マハラジャ祇園の「わくわくソウルフィーバー」でも大活躍だった盛り上げ上手のお二人が、左右から分かれて登場。

まずは欧陽菲菲「雨の御堂筋」

続いて、代表曲「花・誘惑・恋」。去年今年のfm GIG アカデミー賞 授賞式と「わくわくソウルフィーバー」でせっかくなじみになった曲なのに、立って振り付けをやれないのは惜しい。

今日初めての3曲目へ。新曲の「とびっきりハッピーマジック」だ。ポジティブな詞、サビはキャッチー、「マジック」がイリュージョンもやるというラテンキラーズの個性と掛かっている。今日はできなかったが、コール&レスポンスもあった。

僕の足元に青い粉が落ちているのに気付く。これは何だ。驚いた。タンバリンの粉じゃないか。叩いてるうちに塗料が、というかタンバリンが欠けていってるのか。ズボンも粉まみれだった。脚を開いて叩くぐらいしか、これは気をつけようもないな。

内田達雄 with friends

ビートルズをカバーするギターとベースのトリオ。さらに、女性と馬(の被り物をした人)が変わった楽器と歌で参加、ラテンキラーズもポンポンを持ってダンス。

2曲目「ハード・デイズ・ナイト」は僕も好きな曲。冴沢さんもタンバリンで参加してる。

MCで、変わった楽器が鼻笛という物だとわかった。僕はその存在も知らなかった。

3曲目「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」。ビートルズの曲だったとは。

「ありがとうございましたー」と司会が入るが、4曲目突入。「ヘイ・ジュード」

「巻きが入ったのに強引にやってしまいました。申し訳ございませんでした」と言い残していった。

もも色パラダイス

女性ツインボーカルのバンド。お一人は動きまわりながら、もうお一人はセンターでキーボードを弾きながら。バックにギター、ベース、ドラムの男性たち。

開場前から門に並んでいた男性たちはもも色パラダイスがお目当てだったのか。最前列など、グッズを身に着けたファンが目立つ。

幟(のぼり)を立て、オリジナルタオルを飾ってのステージ。あいにくの雨が降ってきたが、そう強くはない。

けっこう激しい曲が多い印象。だからこそ、最初にじっくりお二人のアカペラを聴かせる構成だったのだろうな、と想像する。

8か月ぶりのライブ、おめでとうございます。

綾姫さん

ハロウィンっぽい曲に乗って登場。黒のゴスロリ?に見えるドレス。赤ちゃんの人形?をステージに置く。

1曲目の「シャンパングラス」は、今日がレコ発だという。

人形かと思ったのは歌子というメンバーだった。歌子は腹話術ふうにしゃべる。

2曲目はハロウィンがテーマ。歌子と犬と猫の声入りだと告げる。ベースが目立ってオシャレ。逆回転の時計の振り付け。

最後は客席といっしょに、右手の曲。

動きも含めて世界観ができている。どの曲にもダークな部分がある。普段はバンドで活動されているそうだ。

雨が強まり、傘を差す。席の間隔が開いているので大丈夫。

Hiroko.Jさん

赤い花を持って歌うイメージを持っていたが、アップテンポの曲で幕開け。

次の曲で、あの茎のついた赤い花を手にする。冒頭にセリフがあった。

最後は、来年開くというイベントのテーマソング。ラテンキラーズが三度現れてダンス。子供のセリフ入りだった。

七海りかさん

ジャンジャン横丁の歌姫」と紹介される。

「恋してジャンジャン」と歌うからジャンジャン横丁の歌だと思ったら、横丁や通天閣という歌詞もしっかり出てきた。ジャンジャン横丁のテーマソングなのだった。

キーボード、ギター、お囃子、三味線、そして和太鼓が加わる。河内音頭の始まりだ。「坂田三吉物語」。たっぷりとめっちゃ盛り上がる。河内音頭の方はとても感じがいい。雨もあがった。楽しい!

小栗栖ゆかりさん

去年と曲順を変えて、子育ての曲から。

2曲目は「ブーケ」というバラード。カラオケJOYSOUNDに入っているらしい。曲数が圧倒的に多いJOYSOUNDは偉大だ。

続いて、体が不自由な方を思って書いた曲。

3曲で終わって今年は聴けないのかと思ったが、最後に激しい「断崖絶壁LOVE」を歌ってくれた。席を離れて動けた去年は、BBガールズ・たじさんなどステージ前に立って来る人が続出した人気曲だ。これはやはり聴きたい。

山下忠彦さん

「山下忠彦さんのコーナー」と紹介されてスタート。

イントロできんにく侍と殺陣。大和の歌を朗々と歌い上げる。

曲調が変わって激しくなる。曲の後に再びきんにく侍との殺陣。

山下忠彦さん自身が「ミニ時代劇のコーナー!」と声を張る。姫役を探す山下忠彦さん。舞台袖からSOSさんを連れてきたが、姫の影武者だった。次に、本物の姫として籾井優里奈さんが連れてこられる。今日カメラマン役もしているすかいどんさんが、真ん中最前列に飛んでくる。BGM付きで殺陣。敵はもちろんきんにく侍。ピンチに陥る山下忠彦さん。そこで優里奈姫がきんにく侍を斬りまくった。

時代劇の後は代表曲「大和乃侍 瓏蓮者」。みんなで正拳突きをして大団円。

清水英彰さん

舞台左手から登場。光沢のある濃い水色のジャケット姿。

東京スカイツリーの歌。

ちょっと意外なカバー「翼をください

そして、人気のデビュー曲「夢の三連単」。清水さんのレースでは内枠有利っぽい。

3曲の間、なぜかずっとステージの左寄りで歌ってはった。

(まだまだ続く)

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ATC大喜利ぐらんぷりに出て思ったのは、ラジオ投稿と生大喜利はマラソンと100メートル走ぐらい違うということ。

でも、ラジオを主としつつ、たまには生大喜利に出てみようかな。ATCは負けて悲しかったが楽しさもあったし、永久保存さんと脳髄筋肉さんも励ましてくれたし。

次に参加するのは、2月にもエントリーしようとした大喜利サティスファクションに決めた。今回は、予選のブロックごとに1問ずつお題が公開されていて、やりたいお題のブロックが選べる。公開されているお題の答を考えて行けば、初心者でも点を取るチャンスが増えるのでは。

記憶では、ATCの2~3週間後が大喜利サティスファクションだった感触だが、調べてみると5月1日開催だった。4月は1度も大喜利しなかったんだな。

5月1日(日) fromKit会

次は大喜利サティスファクションのつもりが、同じ日の午前中にfromKit会をやるというので参加した。会場は吹田のジャンカラだった気がする。

主催の他に今思い出せるメンバーは、スズケンさん、棚卸し代行ハウスさん、えりんぎさん、そして東北からの間雲亭吠駆さん。

僕は車座の大喜利がずっと不得手だ。初体験のこのときは1題で1答するのがやっとだったと思う。唯一覚えているお題は「駄菓子をかっこよくしてください」みたいなので、「ベイベー スター ラーメン」と回答したと思う。

東北でやっているという、カラオケで歌ってる間に考えて1答するみたいな吠駆さんの企画が素敵だった。1答だけだし、考えている途中に他の人の答を見て思考が途切れるということがないから、やりやすい。

終盤は千鳥・ノブさんごっこになって、めっちゃ楽しかった。

大喜利サティスファクション

公開されていたお題から、「メチャクチャ喧嘩の強そうな人の名前を教えてください」を選んだ。状況や特徴や理由でなく、名前なら数が出しやすいかなと思って。

同じブロックになったのは、AIBOさん、偉業も小さな一歩からさん、永久保存さん、たまころがしくんさん。偉業も小さな一歩からとはやまおとこさんの別名だが、僕はこの時まだやまおとこさんの名前と顔が一致していなくて、のりじゅさんがやまおとこかと思っていた。見た感じで。のりじゅさんはこの日、シャネルゆうぞうという名前だった。

予選は各ブロック3ラウンドに分かれている。

前半の1問目が「メチャクチャ喧嘩の強そうな人の名前を教えてください」だった。

あらかじめ考えた中で一番好きだった「山口組子」という答を最初に出した。4ポイントだった。満点の5ポイントを取ると1点入り、4ポイントが3つ集まっても1点になる、というのが予選のルールだ。

「後頭部ふみ」という答も出したら、「女性多いな」と仲人さんだーさんのガヤが飛んできた。

たまころがしくんさんが「武蔵丸」でウケていたのを覚えている。

2問目は、「F1レース。スタートしてまだ1周しかしてないのに選手がピットイン。何があった?」

「体力の限界」で、3つめの4ポイントをもらった。

前半を終えて、全員が1点でならんだ。ただし、僕だけ5ポイントによる得点がないので、最下位だ。

中盤戦はお題ルーレットを3周やる。前半に続いて、 置く場所がなくてリュックを持ったまま席についた。

各ブロックでテーマが違い、僕のブロックは「返答ルーレット」だった。インタビューのように何か聞かれて、口頭で返すというものだ。

「今日の勝因は?」という問いに、「他がたいしたことなかった」と答えたら5ポイントだった。「悪ーっ」という声も多く飛んだ。

隣の永久保存さんがウケている。僕もなごんで笑いながら、どんな答をしているのか保存さんの方を見たら、無言で僕のことを指差していた。めちゃくちゃびっくりした。なんで?

たまころがしくんさんも無言で僕を指差す回答をした。またびっくりした。なんでなんで?

返答ルーレットは4ポイント5ポイントを取るのが難しくて、僕だけが2点で他の人はみんな1点という途中経過になった。しかし、このまま終わるはずがないと思っていた。

予想的中。後半の2問は全然いい答を思いつけなかった。他の人はどんどんいい答を出している。

「『絶対に起こしてくれる目覚まし時計』5分起きなかったらどうなる?」というお題に、「ドローンが飛んでくる」と書いて、弱いと思い、書き足して「大量のドローンが飛んでくる」にして出した。

全部終わってからあっと気づいたのだが、この答はガゼル西口さんのネタに出てくるセリフに似ていた。無意識だったが恥ずかしい。ネタをたくさん見てきたのが裏目に出てしまった。こういうことはないようにしないといけない。

AIBOさんが自由に楽しむ。保存さんがひるまず突っ込む。そして、偉業も小さな一歩からさんが勝ち上がった。

敗者復活戦に参加する。

ペーパーテスト形式だった。大喜利のお題1つにつき、2つずつ回答が載っている。過去に多く票を集めた方の回答を選べ、という問題だった。

僕は好みでいくことに決めた。より好きな方の答にマルをつけ続け、敗者復活できなかった。

準決勝以上では、特に店長さんが印象的だった。じっくり考えて強い答を出す。こういうふうに大喜利してみたいものだ。

優勝は、偉業も小さな一歩からさん。やまおとこさんの強さは、この後何度も目の当たりにすることになる。

5月4日(水祝) 大喜利限界集落・生

カブトさんがニコ生で放送している「大喜利限界集落」の生大喜利大会版。カブトさんが主催、木曜屋さんがアシスタントで進行する。

まずは横ならびの席で、3分3答。3つ答えられないお題もあった気がする。マジックタイムの対処も、まだよくわからなかった。

次に、2人だけ並ぶ席に移動した。タイマン初体験だ。

大会ルールはうろ覚えだが、これが敗者復活戦の扱いだったように思う。お題が出て最初の3分は、タイマンの2人は答えてはいけない。その間、横で見ている人たちがそのお題に回答していく(これをガヤボケという)。3分終了後、タイマンの2人が1分で答を1つだけ書く。つまり、4分1答だ。

お題は「アントニオ猪木の伝記に出てきそうな言葉」みたいなのだった。

猪木については、今日の参加者の中でいちばん見てきているかもしれない。ただし、僕の知っていることがみんなには知られていない可能性もある。

リズムタッチ、ひまわりナッツ、スポーツ平和党あたりは完全に無理だろう。

異種格闘技戦、イノキ・ボンバイエ、赤いタオル、トップロープからのニードロップ、風車の理論、IWGP、巌流島、INOKI闘魂LIVE、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」、ブラジル、タバスコ、力道山、BI砲、倍賞美津子、訪朝、スネ相撲、「俺に言うな」も危なそう。

アリ・キック、燃える闘魂、「何だこのやろう」、国会に卍固め、消費税に延髄斬りでさえ安心できない。卍固めや延髄斬り自体もだめか。コブラツイストも。

確実なのは、「元気ですかっ」「元気があれば何でもできる」、「1、2、3、ダーッ!」、見た目ぐらいか。

考えている間、ずっとガヤボケが出ているので、かぶらないか心配でならなかった。もしかぶったら、わずか1分で新しい答を考えないといけなくなる。

「卍」という答で行こうと決めた。卍固め、伝わってくれ~。ところが、卍の正しい漢字が思い出せない。緊張するとこんなに言葉が出てこなくなるのか。初めて自覚した。ひらがなにしようか。いや、この答は漢字じゃないといけない。結局、ちゃんと思い出せないまま書いた卍は、後から思うと右上に一画多い誤字だった。

「卍」はウケた。これが初めての勝ち上がり。

次かその次のタイマンが敗者復活の決勝みたいだった。対戦相手はのりじゅさん。

お題は「広辞苑を全部読んで一言」みたいなの。

のりじゅさんが先に回答。「このバス、どこまで行くんや」みたいな、心情をニュアンスで伝える答でよくウケていた。

僕の回答は、「大辞林の方が起伏があって面白かった」みたいなやつ。今ならもう少し表現を工夫すると思う。この答もある程度ウケたが、のりじゅさんに負けた。

脳髄筋肉さんが「出す順番が違ってたらわからなかったぐらいの勝負だった」とフォローしてくれた。

4分1答では好きな答を出せたし、タイマンも体験できた。自分で好きな答を出せたら納得だし、負けても悔いはない。だから、3分3答で苦戦はしても、気分は晴れやかだ。

進行も誠実で、しみじみよかった。

なのに、木曜屋さんは落ち込んでいる様子。時間通りに進められない、うまく仕切れていない、と嘆いている。

このとき初めてしゃべったぐらいだが、何とか少しでもはげましたいと思って、Twitterで木曜屋さんをフォローした。

回答堂・大喜利番付

夜は、スタミナ(5分多答)、パワー(1分1答)、スピード(制限時間10秒)と、3つの形で答えていく大会。

僕は3つ全部で時間が足りなかった。思いつくのが遅い。

ただ、意外とスピードで点をもらえたのはよかった。

昼夜通して特に好きだった答は、脳髄筋肉さんが「明石家さんまが黙るときとは?」みたいなお題に出した、「ホームスチールのサインが出たとき」

のりじゅさんから「あそこにいる宇多川さんも、ラジオのハガキ職人ですよ」と教えてもらったのは、この日だった。

かつて鴨川杯を見た茨木市クリエイトセンターで、初めて自分が大喜利をしたことになる。みなさんとの帰り道、「大喜利番付では全然だめだった」みたいなことを言ったら、のりじゅさんが「俺らは昼間活躍したからええんや」と大声で言い切った。

5月15日(日) 大喜利

ダイナマイト関西形式でミニトーナメントを繰り返すタイマンの会。満票を取れば相手のポイントが1つ減り、0票の場合は自分のポイントが1つ減る。5ポイントずつ持った状態からスタート。

まずエキシビションで、ピエタ・ノアレさんと対戦した。

お題は「この選手、巨人の4番にふさわしくないな。どんな選手?」みたいなの。

1日の最初だし、減点は避けたいし、めちゃめちゃ緊張する。いい答が思いつかず、1つも出せない。時間は4分だった気がするが、何と2人とも1答もしないまま時間切れになりかけた。何も答えないよりはと、「背番号が漢数字」みたいな答を出した。すると、意外なことに、木曜屋さんが拍手してくれた。僕が「この答は、巨人じゃなくてもいいし、4番じゃなくてもいいし、よくないですよね」と言うと、「そういう答でもいいんです」と言ってくれた。初心者に温かい。これで楽になった。その後はだんだん答が出せるようになり、ミニトーナメントで何度か勝てた。

木曜屋さんは、かるたお題で「しそに巻かるることなかれ」とか出していて面白かった。

後半から脳髄筋肉さんも参加。終盤、木曜屋さんはお題に出てきた単語を使って、「これ、ムーミン谷の××なんですけど……」と、全部ムーミン谷縛りにして回答していた。

最後に、残った4~5人で、答え方を限定した大喜利をやった。

必ず絵回答をしなければならない場面もあった。絵回答はこれまでに見ていたはずだが、意識していなかった。自分が絵回答をすることになるとは。これが初めてだ。

「ポテトの間違った使い方」だったか、「ポテトサラダの間違った使い方」だったか、そんなお題で、ポテトサラダの絵を描いて、「この中からこうやってキュウリを取り出すんですよ。2つ取り出して、そのキュウリがぴったり合えば、切る前に隣り同士だったということで得点になる」と、ポテトサラダ神経衰弱の答を出した。

場はざわついて、木曜屋さんには「全く意味がわからない」と言われた。お題が「間違った使い方」と言ってるから、それに沿ったつもりだったが、飛び過ぎだったのか。と思ったら、木曜屋さんを含めて満票が入った。

この日はハデな 緑のシャツを着て行った。脳髄筋肉さんから、「大喜利勢は暗い色の服を着るから、明るい色を着る人が出てきてうれしいです」と言われた。このときはまさか、脳髄筋肉さんがもっと明るいTシャツを着てくる人だとは気づいていなかった。

5月29日(日) ダイキリ大喜利ライブ@第55回友好祭」

大阪府立大学の学園祭で大喜利をする。主催は、社会人大喜利集団ダイキリ

当初は出れないはずだったが、参加者の追加募集があったのと、ノディさんがお疲れのなか回答堂・大喜利番付に来てチラシを手渡してくれていたおかげで、参加できることになった。

1ブロックじっくり50分かけて、数問のお題に答えていく。客席には、普通に学園祭に来た一般のお客さんも多い。ほぼ大喜利勢だけでやっているいつもとは違う環境だ。

同じブロックには、スズケンさん、おかきさん、ゴセンさん、離れた席にいたのはヒロムさんだったかな。

1問目は「アニメ、名探偵コンナの冒頭ナレーション 『見た目は子供! 頭脳は大人! ○○○は○○○!』」

「ヒントを見る奴はクズ!」という答で、ゲスト解説の店長さんからベストアンサーに選ばれた。

2問目からは、お客さんにお題を募る。

「こんな○○はイヤだ」に入れる言葉として、女子高生が「USJ」と言って、「こんなUSJはイヤだ」というお題が完成した。

このお題には苦労したが、最初に出した「ウッドペッカーが異常繁殖」という答を、出題した女子高生がベストアンサーに選んだ。

何問目だったか、指名されたお客さんが「お題はねえ、ここにメモってあるんですよ」と、用意していたお題集を取り出した。「なんやこの人、変な人ですよ」とMCがイジったのは、その人が大喜利勢のすかいどんさんだったからだ。

すかいどんさんのお題は「アホ山くんがチャンピオンベルトを捨てた理由とは?」

ヒロムさん?が最初に、「サイズが合わなくなった」と回答した。すると、スズケンさんが「うわあ、取られた。それ絶対1発目に行くやつやん。みんなそれが言いたいのに」と声をあげた。1答目にふさわしい答というものがあるのか。僕は経験が浅くて全然知らなかった。生大喜利の定石がわからない。

僕は「チャンピオンサスペンダーを買ったから」と答えて、すかいどんさんにベストアンサーに選ばれた。

客席にスズケンさんのお友達がいて、スズケンさんに声を飛ばしていたような記憶がある。スズケンさんはいつでも人気者。

たしか最後が画像お題だった。ジュリー・アンドリュースが山の草原にいる。大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭シーンだ。

僕はテンションがあがってしまい、「こう見えて、敵はナチス」とか、「この2時間後に尼さんが○○を××します」とか本当のことばかり言ってしまった。でも、前の方で見ていた脳髄筋肉さんが「ああ、確かにそうだわ」と言ってくれたので、助かった。

最後の回答だけ「生駒」と出して、「急にウソついた!」と反応してもらえた。

この日は調子がよかったのかもしれない。棚卸し代行ハウスさんが、休憩時間に読まれた投稿の答も含めてほめてくれた。

会場になった教室の壁や廊下には、前年の回答や昨日の回答が貼り出してある。面白い答がいっぱいだ。これを見て入ってくる人もいるだろう。こんなに準備をがんばって、素晴らしいイベントだ。

校庭の方を見に行った帰りだったか、店長さんがいた。すれ違いざまにひと言、「おもしろおじさん」と言われた。

6月26日(日) きのこのドルギリ会 ~ハロプロ編~

えりんぎさん主催のアイドル大喜利会「ドルギリ」。お題も企画もハロプロのアイドルに関するもの限定。

カラオケ店が会場で、ハロプロの歌を歌っている間に答を考える企画もあった。僕は藤本美貴ロマンティック 浮かれモード」と、Buono!「泣き虫少年」を歌った。「泣き虫少年」はハクション中西さんを通じて知った名曲だ。

ハガキ職人奈良市の淳(現奈良市の淳大革命)さん、たぬきなべさんとも会えた。奈良市の淳さんはつぼみ(現つぼみ大革命)のファンなので、つぼみの歌を歌っていた。

お題で覚えているのは、「『ガタメキラ』であいうえお作文をしてください」

「元旦

誕生日

メール

来ません

LINEも来ません」と答えた。

覚えたてのモーニング娘。’16「泡沫サタデーナイト!」をみんなで歌うまでいたかったが、僕はこの日は途中退室。

ドルギリの感想は、

ガンガン歌って

タンバリン鳴らして

メッチャ楽しく大喜利して

キズナを深めた

ラブリー ドルギリ会

大喜利を本格的に始めて3か月。いつの間にか、生大喜利が主になっていた。大喜利も、面白くて優しい人たちに会えるのも、とても楽しい。

ラジオ投稿ももちろん続ける。好きな芸人さんにメールが読まれるのは本当にうれしい。ただ、ラジオの大喜利コーナーへの投稿は、できれば生大喜利の修行も兼ねたいと思うようになった。大喜利コーナーの答に関しては、パーソナリティや番組で話題になっている人をイジったり、番組独自のノリを使ったりしないことに決めた。マラソンと100メートル走を何とか近づけられないかと考えていた。

第5回ATC大喜利ぐらんぷりは春分の日に行われた。

朝から何も食べずに大阪南港のATC(アジア太平洋トレードセンター)に来た。fromyohさんに誘われて早めの時間に待ち合わせをしていた。yohさんのことはバイバイ大喜利で見ていたし、「男ブラ大喜利部」のライブで挨拶したこともあった。ハガキ職人が参加しやすい大会だと、崩解 生をすすめられたこともある。

落ち合ったyohさんによると、すでに集まって野外でウォーミングアップの大喜利をしている人たちがいるという。このままご飯を食べに行くか、みんなに挨拶だけしてご飯を食べに行くか、みんなといっしょに大喜利をするか、聞かれた。めちゃめちゃお腹がへっていたが、挨拶だけしていくと答えた。

大喜利をしている最中のアマチュア大喜利勢の輪に近づく。何年も前から知っている人がいて、めっちゃ驚いた。

「今日初参加のCRYさんです」と紹介され、「どうも、CRYです」みたいなことを言った。みなさんが自己紹介してくれる。左奥にいるゴハさんの顔はもう覚えていた。ATCチャンピオンの木曜屋さんもいる。脳髄筋肉さんには、白鯨とかのライブでお見かけしたことがあると伝えた。黒髪ショートの女性もいた。

すぐにご飯へと思ったら、yohさんはなぜかホワイトボードとペンを持って大喜利の答を書こうとしている。え、大喜利するの? 挨拶したらすぐに食べに行くはずでは? ゴハさんがニコニコと弾むようにしてすぐにホワイトボードとペンを渡してくれた。ゴハさんの親切はうれしいけど、yohさん、ご飯は? 今大喜利するつもりはなかってんけど。お腹が空いてるし、緊張もする。答など思いつかない。それに、みなさん自前のホワイトボードを持っているのか。すごい。脳髄筋肉さんがAVメーカーの名前を入れた回答をした。女のひともいるのに大丈夫なの? だけど、みんな普通に笑っている。これはものすごいところに来てしまったのではないだろうか。しばらく待って、結局一答もできないまま、yohさんに言ってご飯に向かった。

祝日のATCは混んでいて、モスバーガーで食事するにも時間がかかった。集合時間までに全部食べ切れなかったような記憶がある。

広場に行く。ありがたいことに、ステイゴールドさんが挨拶してきてくれた。

MCの芸人さんが、お話しさせてもらったこともあるおなじみの方だ。と思ったが、髪型が全く違う。別人だ。と思ったら声を掛けられた。やっぱりご本人だった。初めて出る場所に知っている芸人さんがいるのは心強い。

控え室に移動するときに聞いてみた。えりんぎさんはやはり、同じラジオに投稿しているハガキ職人さんだった。

控え室でブロック分けがあり、その後は待ち時間。木曜屋さんと脳髄筋肉さんと同じブロックになった。

みんなで長いテーブルの周りに座っている。木曜屋さんはいちばん奥で、「まだ緊張しても仕方ないから、緊張せんとこ」とか言っている。大会チャンピオンでも緊張するのか。木曜屋さんの隣に蛇口捻流さんがいたと思う。蛇口ねんりゅうさんって読むのかなとこのときは思っていたが、大会中に蛇口ひねるだと知って、うまいとうなった。

僕のブロックに強い人がかたまったと話題になっている。初めてだから、よくはわからない。「強い人ばかりなんだ」と、萎縮してしまわないようにしよう。第一、そんな余裕もない。他の人のことを気にするより、自分がちゃんとできるかだ。これまでのような回答では、相手が強豪でなかったとしても勝てるはずがない。

「CRYさん、僕ら、とんでもないブロックに入りましたよ」

脳髄筋肉さんがそう話しかけてくれた。優しい人だ。控え室で僕がしゃべったのは、このとき1回だけだったと思う。

モスバーガーのサイドメニューが残っていたはずだが、この部屋が飲食禁止だったらどうしようと思ってがまんした。入り口側にさっきの黒髪ショートの女性がいて、春雨ヌードルを食べていた。場慣れしている。歴戦の強者なんだろうな。どこかで大喜利されてるのを見たことがある気もする。

キャンセルがあり、繰り上がりでfromyohさんの出場が決まった。

海の前の広場に戻って、大会開始。

お題は各ブロック2問ずつで、自分の前のブロックの2問目になると、ステージ横に集まる。

僕のブロックは、脳髄筋肉さん、まな!さん、ひつじのあゆみさん、木曜屋さん。すごいメンバーにまざっていたものだ。

まな!さんが「緊張しますねー」みたいなことを言っていたような気がする。「がんばりましょう」と両拳を握っていたのを見たような気もするが、後々の記憶と混同しているかもしれない。

脳髄筋肉さんの舞台への上がり方が堂々としていて、さすがにいろんな場でライブに出ている人だと思った。僕は舞台に上がるとき、落ち着いてゆっくり歩くことを心がけていた気もするし、間延びしないように急ぎめで行ったような気もする。

1問目 学年一の仲良しカップルが運動会の後に別れた理由とは?

考えていると、「野村監督が日本シリーズのことを日本選手権と呼ぶのってかっこいいよね」という野球ファンの意見が浮かんだ。それも活かして、生大喜利で初めて自分が好きな答をつくれた。

「女の子は普通に運動会って言ってたんですけど、男の方はかたくなに体育大会と言ってた」

ホワイトボードには「体育大会」とだけ書いて出した。

僕は答を出す時、審査員も観客もMCも見ない。だから、反応はあまりわからない。でも、スベったときは静まり返るのがわかる。今は静かになった様子がない。ということは、ある程度いい感じだったのでは。さすが、自分で好きな答。

もう1つ何か出した後、「運動会のクセで、彼女を友だちにリレーしてしまった」みたいな答を出した。このときの反応も悪くなかった気がする。

ところが、2問目が替え歌お題だった。たしか、「グリーングリーン」の歌詞の穴埋めだったと思う。けっこう長く歌う必要がある。生大喜利って、こういうお題もあるのか。思わず、「えーっ」と口に出してしまった。もうその時点で負けたようなものだ。他の人は平然と替え歌を歌い、特に脳髄筋肉さんがよくウケている。

僕のブロックからは脳髄筋肉さんが勝ち上がった。

混んできていた客席の後ろに立って、大会の続きを見る。みんなめちゃくちゃ面白い。名回答が続出で、笑いっぱなしだ。お笑いライブとしても、かなり面白いライブだと思う。

ただ、心の中には悲しさもはっきりとあった。やっぱりだめだった。僕には生大喜利は難しすぎる。今度こそ思い知った。ラジオでがんばろう。

いつの間にか、あの黒髪ショートの女性が近づいてきていた。名前を永久保存という。

永久保存さんは、僕の大喜利を面白かったと言ってくれ、また生大喜利をやるように勧めてくれた。でも、今日実際に負けているし、自信がない。みなさんすごい。それでも、永久保存さんはなおほめてくれて、生大喜利を続けるように言ってくれる。永久保存さんのブロックも見ていたので、「さすがですね」と言うと、いやいやそんなことよりというふうに即座に話題を戻された。僕がずっと煮え切らないので、「友だちにリレーする答とかよかったです」と具体例も挙げてくれた。あの回答を気に入ってくれる人もいるとは。舞台上の大喜利を眺めながら、けっこう長い間説得してもらった気がする。面白い人がこんなに言ってくれるなら、という思いは出てきた。今後どうするかはまだわからないが、とてもとてもありがたい。永久保存さんにお礼を言った。

決勝はまた前の席に座って見た。強者ぞろいの中でも、今日は脳髄筋肉さんが特にすごかった。

大会の結果が3位、2位と発表されていくにつれ、脳髄筋肉さんの顔がこわばっていく。勝ちを確信できるぐらいのウケ方だったのに、不安そうに見えるのがすごく意外だった。

客席の反応通り、脳髄筋肉さんが優勝。数日後には大阪の新聞に写真付きで記事が出た。

大会が終わると、きらさん、fromyohさん、Kitさんが来て、面白かったと言ってくれた。みんなもCRYさん面白かったって言ってたよとも。

MCだったなじみの芸人さんも追いかけてきて、面白かったと言ってくれた。舞台上からこのMCさんの顔を見て落ち着けたのも大きい。

言葉をかけてもらえて、うれしかった。お笑いライブの後に知っている芸人さんと遭遇すると、「面白かったです」と声をかけることがあったけど、あれ、悪いことじゃなかったんだな。これからもどんどん言っていこう。

ATCから帰る前に、自分がいた舞台近くに戻り、舞台から見えた春分の日の青空を携帯で撮影した。初めて生大喜利をした記念だ。

帰り道も帰ってからも次の日も次の日も、大会の余韻がすごかった。自分のブロックのことが頭に浮かんだり、「グリーングリーン」の替え歌はこんな答ならいいんじゃないかとしぜんに考えてしまったり。

永久保存さんと脳髄筋肉さんはTwitterでもほめてくれた。

そんな状況で迎えた3月の最終週は、出張だった。「ダイアンのよなよな」がある木曜日も、その前日で一晩中「津田の未来は明るいぜよ」のネタを書く大事な水曜日も、がっつり日程に入っている。もともとはもう少し遅い日程だった出張を、「日曜日が休みの方がうれしいでしょ?」と、上司が勝手に直前で変更したのだった。もっと前からわかっていたならまだしも、急に水木を含む出張が決まるのはキツい。

出張先で何とか時間を工面して、「津田の未来」のメールを書く。4つか5つはできただろうか。これでひとまず大丈夫か。「あの人の妄想プライベート」のコーナーのメールに移る。

しかし、その週、僕の「津田の未来」は1つも読まれなかった。

ものすごくショックだった。1年9か月採用され続けてきたのが、途切れてしまった。

他のコーナーにメールせず、もっと「津田の未来」を考えるべきだった。そもそも、このところATCのことばかり思っていたのが悪かったのでは。やはり、生大喜利をやるとラジオに支障が出るのか。

出張から帰る日は、祇園花月で武将様ことミサイルマン・岩部さんの「猛将列伝」というイベントを見る日だった。西澤さんも出るし、めちゃくちゃ楽しみにしていた。いろんなグッズも出るというから、西澤さんのグッズを買うつもりだった。だけど、もうそんな気分にはなれない。僕は西澤さんに選ばれなかった。そんな僕に、西澤さんのグッズを買う資格はないと思った。

ダイアンとの電話は、カウントダウンの「1」で切れた。2016年になった瞬間、僕は電話が切れた音を聴いていた。

天竺鼠が年明けから東京進出。ダイアンと天竺鼠は関西の宝だと言っていたが、ついに。津田さんと川原さんのからみも最高だったけれど。天竺鼠のためだから仕方がない。川原さんはこれまで以上に関西でライブを打つと言ってくれたし。

第5回ATC大喜利ぐらんぷりのWEB予選に投稿した。

お題は2つあり、それぞれ1答ずつを提出する。

お題その1の「体育会系の人たちが作ったお化け屋敷の特徴とは?」に対する「霊に始まって霊に終わる」という答に、異常に自信があった。今見ると、きれいな答だしかぶらなそうではあるけど、そこまで強力な答とは思えない。でも、そのときは合格する気がした。

「駄菓子屋のおばちゃんが週刊誌に! 何と報じられた?」というお題その2は、余程ひどい答を送らないかぎり、その1の分で大丈夫だと思っていた。かぶらないようにだけ気をつけて、「おばちゃんがプロ野球の新外国人の採点をしていた」みたいな答にした。

初めて手ごたえがあった。ATC大喜利ぐらんぷりのWEB予選には以前にも1度か2度参加していた。第1回と第3回には参加しなかった記憶があるから、たぶん第2回か第4回だ。

我ながら、当時は生大喜利に参加したかったのかしたくなかったのか、どっちやねんという感じだが、興味があったのも、自分には無理だと感じて怖かったのも、両方本当の気持ちだった。

第5回ATC大喜利ぐらんぷりは3月開催だが、僕は2月のうちに生大喜利の大会に参加しようとした。詳しいことは思い出せないが、もう大会に出ると決めていたらしい。

2月に行われる第3回大喜利サティスファクションに出ようと、主催のかるあさんに連絡した。一部のお題が事前に公開される大会だったから、初心者でもそこで何とかしやすい気がした。会場がなじみのある関大なのも、申し込みやすかった。関大といえば、学園祭に笑い飯、ダイアン、和牛が来たときは最高だった。面白い漫才をたっぷり見た後、笑い飯と西澤さんの3人が津田さんをイジり倒すのがもうめちゃくちゃ面白かった。学祭としては最大級のホールが、何度も爆発的にウケていた。

だけど、結局どう調整しても仕事の時間に間に合わず、大喜利サティスファクション参加は断念した。

ATC大喜利ぐらんぷりから、WEB予選通過の知らせが届いた。

もうその瞬間から、めちゃくちゃ緊張した。もしかしたら、とんでもない恥をかくんじゃないか。辞退しようかと本気で何度か思った。やっぱり、腹は決まっていなかったらしい。

WEB予選通過者の中には、その時点で知っている名前もあった。

ステイゴールドさんはおそらく、今度初めて参加する大喜利本の作成者だ。関東から遠征だろうか。

Kitさんはケータイ大喜利レジェンドで、fromyohさんと大喜利会を開いて配信もしていた人。

えりんぎさんは同じラジオに投稿しているハガキ職人ではないか。

木曜屋さんは前にこの大会を見たときの優勝者で、人間ばなれしたスピードだと感じた怖いほど強い人。

脳髄筋肉さんは白鯨とかのお笑いライブでめっちゃいい声で笑っている人なのでは。

そして、あのすり身さんもいる。

過去2回の生大喜利とは訳が違う。あれはあくまでも、ラジオのリスナー会に参加したら、そこで大喜利もすることになったということだ。リスナー会でなかったら、大喜利に参加していない。功太さんのイベントは、客として見に行くだけ行ったと思う。

今回は自分から生大喜利に参加しに行っている。僕の中では、ATCが生大喜利デビューのつもりだ。

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マハラジャ祇園に初めて入る。今日はバブル期のファッションをして集い、歌を聴いてダンスするという特殊なライブイベントだ。変なサングラスを一旦かけてみるが、マハラジャは地下だと聴いていたので、階段が危ないかもと思い、外した。が、入り口すぐには階段はなく、平野ノラの赤い衣装に身を包んだあきっすん・あきさんがいて、あっと思った時には検温されていた。こちらもバブリーな髪型で奥の方にいるBBガールズ・カナさんに挨拶する前に、店員さんにお金を払う流れみたい。そう思ってたら、マハラジャの人に見えていたのは、髪を上げた曽我さんだった。まぶたが光るカナさんからドリンクチケットを受け取り、2杯目がほしくなったら曽我さんからドリンクチケットを買うように言われる。

階段を下りてフロアに入ると、赤い髪のショートカットでサイバーな服を着たオシャレな女性から「CRYさん」と言われる。なぜこの人は僕の名前を知っているんだ。「masaeで~す」と言われるまでわからなかった。

モーリーさんを見つけ、そばに行く。全然勝手がわからない。masaeさんに「KCさん、どこで歌うんですか?」と聞くと、何と目の前のダンスフロアだという。ステージはなかったんだ。正方形のダンスフロアの角にあるのがお立ち台だという。長方形じゃなく、こういう形なのか。そして、四隅全部にある。それぞれ、高くて大きいお立ち台と、一段低いお立ち台、お立ち台に上がるための段が一段。ダンスフロアの周りをぐるりと通路が取り囲み、その外側に豪華なソファが並んで、ボックス席をいくつも作っている。豪華なのは照明も飾り付けも何もかもだ。

試しにお立ち台に上がって、踊るふりをしてみる。青いサングラスの冴沢さんが笑っている。今日は盛り上がりましょうね、と思う。

ドリンクはライブ前に受け取っておくべきだろう。踊るときっと喉が渇く。奥の壁際にあるバーカウンターに向かう。途中のソファにいた、ずっと知らない人だと思っていた女性が手を振ってくる。「あたしだよー」たじさんだった。ファンでもわからない変身ぶり。

ジンジャーエールを持ってダンスフロアの正面に帰る。後ろにVIPルームがあるのに気づいて行ってみると、そっちの方が冷房が効いている。しかし、ここだと歌うアーティストから遠くなるし、仕切りもある。元のソファに戻った。その前をひょうひょうと通り過ぎようとする人をつかまえた。「ゴハさん!」仕事の都合がついて来ることができたそうだ。こうなると、ゴハさんを歓待して楽しんでもらうのが僕の役目だ。正面は混んできているので、ゴハさんモーリーさんを連れて左横のボックスに移動した。

今日の主役、KCさんこと山下圭志さんが登場、「わくわくソウルフィーバー」の開幕だ。ジュリ扇を持ったBBガールズ、あきさん、籾井優里奈さんを引き連れている。ちゃんと、たじさんは緑のジュリ扇、カナさんは紫のジュリ扇だ。ラテンキラーズの二人が通路に出て、座っているお客さんをダンスに連れ出そうと誘っている。だが、みんな恥ずかしがって断ってしまう。僕は立って行きたいが、ソファの真ん中に陣取ってしまい、動きづらい。ラテンキラーズも僕のところには来ない。ダンスのゲームが得意なゴハさんは率先して踊るだろうと思っていたが、動かない。仕事の後でかなり疲れている可能性もある。

最初の2曲は意外と静かな立ち上がりになっている。もっとノリノリでいいはずなのだが。たしかに、客としてはどこまで出て行っていいのかわからない。その時、入り口の方から、男の人が弾むように踊りながら歩いてきた。あれは、えーちゃんさん? 似ているが、違うようにも見える。その人は歩きながら他の客にも立って来るように呼びかけている。行くしかない。早く行きたい。えーちゃんさんがこちらに来る前に飛び出した。ラテンキラーズが僕に気づいて、ダンスフロアへ導いてくれた。えっ、アーティストが歌う同じスペースに入って踊っていいのか。ダンスなんてできないが、音楽に合わせて体を動かす。照れている場合ではない。今日はハジケるのだ。ソファで落ち着くのは違う。だんだんフロアで踊る客が増えてくる。音と照明とダンスの中で、あきさんが連れていってくれたのだったか、僕はお立ち台に上がった。高い方まで。蛍光の黄緑のシャツはとっくに脱いでいた。

お立ち台で少し手を上げると、すぐ天井に着いた。両手で天井を支えるようにしてみる。これでは「まっすんラップ」のパラパラもできない。あきっすんと優里奈さんが別のお立ち台で2曲ずつ歌う。「ウタヒメ」が聴けてうれしい。自由に踊りつつ、サビ前の腕の振り付けは一緒にやった。

BBガールズが二人で同じお立ち台に上がる。僕は低い方のお立ち台へ移る。ここなら手を上げる動きもできる。

1曲目は「情熱のベル」。普段からカナさんも立って踊るナンバーで、けっこう前にカナさんが演奏せずに踊ると聴いて、真っ先に思い浮かんだ。この前の土曜パームトーン劇場で振り付けが変わり、「フーッ!」って言う回数がぐっと増えた。踊ったり「フーッ!」って言ったり、宝箱を開ける振り付けもお立ち台でやるとひときわ楽しい。曲はあきっすんや優里奈さんと同じく、短めのマハラジャバージョンだった。

たじさんが「高所恐怖症なんだよ」と言っている。カナさんもそうだ。僕だって高所恐怖症で、飛行機も観覧車ももう二度と乗りたくないし、歩道橋さえ嫌いな程だ。でも、飛び降りられるぐらいの高さなら大丈夫。

2曲目は「アタシはバリア」。高さにひるむたじさんを支えるべく、大きめの声で「そっぽ向いててね」と歌った。3月からやってきたサビの振り付け、まさかマハラジャでやることになるとは。

TIME FOR LOVEの「シーソーラヴ」は、お立ち台での踊り甲斐が大きかった。泳ぐ動きは上半身を乗り出して。ちなみに、伴さんは今日カタカナで「バブリー」と書いたTシャツを着ている。

ディスコタイムがあり、往年の洋楽で好きに踊る。パームトーンファンのさまざまな方々が踊っている。すかいどんさんは写真撮影にまわることも多かった。

SOSさんがラップでKCさんを呼び出す。KCさんワンマンライブの第2章。

BBガールズがコーラスしている「JETTY」と「ハバナ・モヒート」は、アルバム発売直後からコーラスの入るタイミングをチェックしてある。BBガールズの振り付けやKCさんの動き、いつもはステージのじゃまにならないように、客席に座って控えめにやってるけど、今日は大きく動いていいよね。横に滑る動きが気持ちいい。

ラジオでも予告していた通り、KCさんはチークタイムも用意していた。

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赤い髪のmasaeさんに上品に手を取られ、チークを踊る。普通は腰に手をやるのだろうけど、KCさんの彼女だから、できるだけ触らないようにした。masaeさんがダンスが上手なので、僕は合わせていただけ。僕が何もしなくても、masaeさんはクルリと回転してみせる。他には新婚さんや、同じ平野ノラファッションのあきさんと優里奈さんがペアになってチークしていた。何度目かのクルリの後、masaeさんの巧みな動きで、僕はしぜんに優里奈さんとのペアに移る流れになった。しかし、ここで僕が優里奈さんの手を握ったら、優里奈さんのファンが悲しむだろう。僕は優里奈さんに触れず、両手の高さだけ合わせて間を空け、あたふたあたふたとエアで踊るようなことになった。「私がちゃんとエスコートできず、すいません」と、優里奈さんは気の利いたことを言ってくれた。いえいえという感じで、僕はmasaeさんの元へ帰った。クルリ。

8月の「わくわくパームトーンサンデー」でダンスのレクチャーがあった「たとえば Call Me」。クライマックスが来た。まずはステップの確認。僕は先月のレクチャーも受けたうえ、昨夜遅くその動画も見なおしておいた。問題ない。肩を右へ左へ。沈みながら。左前へ、戻して足踏み、右後ろ、左足をクロス、90度右回り、跳んで足を整え手を打つ。みんなで90度ずつ回っていくの、よかったな。「コーミー」の両手の動きも。間のそれぞれ自由なダンスも。

再びのディスコタイム。さらに踊る人数が増える。ダンスフロアのすぐ裏のDJが、ヒット曲を連ねる。僕にとってコーラのCMのかっこいい曲だったのが「ホット・スタッフ」へ、阿部慎之助の登場曲が「セプテンバー」へ、本来の姿に変わっていく。

主役のKCさんが戻ってきて、中心になってダンスし続ける。すごい熱気。ずっと盛り上がり続けている。

2時間ちょっとの狂騒を終え、マハラジャの階段を上る。

来たときは、バブリーにタクシーで帰ることを勧められていたが、歩いた方が早そうだ。喉がかわいている。ずっと踊っていた。あの中を抜け出して、受付まで戻って曽我さんからドリンクチケットを買い、また下りてバーカウンターで交換なんて無理。休む時間なんてないから。

モーリーさんとゴハさんと、風流な町を歩きながら笑い話をする。これからBBガールズらパームトーン・エージェンシーの本拠地event space PALMTONEに移動して、アフターパーティだ。

今度こそ、変なサングラスをかけて入場した。ウェルカムドリンクのスパークリングワインをおかわり。サンドイッチやクロワッサンにおかずもついたケータリング、おいしくてよかった。次は青いワインをいただく。たじさんが「マンハッタン・ラプソディ」だとジョークを言う。BBガールズの曲名と同じカクテルがあるらしいけど、これとは違うでしょう。

ライブがあるらしい。やったぜ。

まずはラテンキラーズが3曲。「恋のバカンス」「恋のフーガ」そして、オリジナル曲の「花・誘惑・恋」。「花・誘惑・恋」は去年今年とfm GIGアカデミー賞で見て踊ったもんね。今日も踊る。ラジオにちなんで「飛び出せ!」という掛け声も飛ばしてしまった。今日はいいよね。

パームトーン勢はマハラジャと別の曲を歌ってくれる。

さあ、BBガールズ。

「マンハッタン・ラプソディ」!

たじさんのジョークは、ここで歌うことへのフリだったのか。

「ハア」というスキャットと「フウ」というコーラスが心地いい。

シティポップ感があるから、KCさんのイベントで歌うのにふさわしい。

KCさんとBBガールズで「たとえば Call Me」をもう一度。やったー! 再びみんなで右へ90度ずつ回っていく。楽しいぞ。

各賞の発表。

ベストカップル、ベストドレッサー、ダンシング・キング、ダンシング・クイーンなどが発表され、豪華な勲章が手渡されていく。

先陣を切って盛り上げたラテンキラーズとえーちゃんさんが、僕にとってのMVP。2組ともしっかり表彰されていた。

僕も急遽おまけでダンシング・ナイトに選んでもらい、「金の延べ棒」をいただいた。

受賞コメントでは、「僕は流れに乗っただけで、最初に盛り上げた人がすごいと思います」と言った。ラテンキラーズとえーちゃんさんを念頭に置いて言った言葉だ。この2組の力が本当に大きかった。

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KCさんもmasaeさんもすごくいい笑顔で僕にまなざしを向けてくれていた。そのことが、賞以上にうれしい。

たじさんがケーキを運んでくる。ファンからKCさんへの誕生日ケーキだ。たじさんを中心に、みんなで「Happy Birthday to You」を歌ってお祝いだ。

KCさんは9月生まれなので、去年も名古屋Breathで祝福されていた。おめでとうございます!!

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その後、バーカウンターの方で楽しくしゃべっていると、前の方がめちゃくちゃ盛り上がっている。BGMに合わせて歌う。踊る。掛け声を上げる。ダーはまさんが豊かな声量でみんなを引っ張っている。ラテンキラーズも踊っている。

松田聖子「Rock’n Rouge」が流れ出す。カラオケでよく歌う曲だから、前の集団に近づいて軽く歌っていると、「お前、歌詞を知っているな。そういえば、懐かしのアイドルドラフト会議にも出ていたな。詳しいんだろ、行け」みたいな感じで、いちばん前に引っ張り出された。みんなの方を向いて歌う。「ピュア ピュア リップス!」の大合唱や、松田聖子への声援が僕に向かって飛んでくる。受けとめて手を振ったりする。何なんだ、この騒ぎは。おもしろい。

次々に曲がかかる。70年代終盤から90年頃までのヒット曲ばかりだ。ジュディ・オング「魅せられて」、近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」、ピンクレディー「WANTED」、レベッカ「RASPBERRY DREAM」、工藤静香「MUGO・ん…色っぽい」、中森明菜「DESIRE」、BOOWY「Marionette」、田原俊彦「ごめんよ涙」、石井明美「CHA-CHA-CHA」など。いちばん歌えそうな人が前に出て歌い、振り付けし、みんなが踊り、歓声をあげる。

松本伊代センチメンタル・ジャーニー」を女のひとたちに譲ろうと遠慮したのが心残りだ。甲斐バンド「HERO」は前で歌った。

渡辺真知子かもめが翔んだ日」でたじさんが前に飛んできた。よくカバーしている曲だ。これでさらに盛り上がる。

いつの間にかあきさんもいる。曽我さんもいる。もうステージに上がるし、マイクも使うようになっている。僕もステージで中原めいこ「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね。」をえーちゃんさんと歌い踊った。

とてつもない狂乱の騒ぎ。最後は沢田研二勝手にしやがれ」がかかり、よくライブでも歌っている冴沢さんがついにステージに上がって歌う。他にもいっぱい、アーティストもファンもステージにいる。僕もあきさんに上げてもらった。みんなで歌い踊り、「アーアーアーアー」と両手を揺らす。

これでアフターパーティも大団円。本当にすごかった。ここでのMVPはダーはまさんだ。

「何この楽しさ!」と言い合うたじさんはバブルの扮装。忘れていたが、僕も変なサングラスをかけたままだった。

盛り上がる曲をかけ続けたのは冴沢さん。火曜パームトーン劇場の第2部と、木曜日の番組「かしこTV」で、客の歌の好みを知っているから、選曲はお手の物だ。

それを伝えると、冴沢さんは極上の笑顔で僕の背中をトントン叩いた。こんなに上機嫌の冴沢さんは初めて見た。

バブル期の恰好で集まって遊ぶのが、ここまで盛り上がるとは。初めてマハラジャに入り、初めてお立ち台に上がり、初めてチークを踊り、初めて変なサングラスをかけ、初めて松田聖子の役をやり、その結果めちゃくちゃ楽しかった!

すごい日だった。

このイベント、来年もやると決まったとか。

当然だな。